道具シリーズ(15) ユニバーサル基板など
2022.05.23
ユニバーサル基板など
道具というより材料だが・・・
生まれて初めて接したのは、ラグ板でした。雑誌の製作記事で(子供の科学)。
真空管ラジオをもらってきて、その中身を見たりもしていました。あの真空管ラジオは、幼い頃に住んでいた家の床下に入れたまま、たぶん今もずっとそこにある。パーツ取りしてシャーシだけになっているんですけどね。
昔の家だったんで・・・ふすまの張替えをした時に昭和10年頃の福岡日日新聞(現在の西日本新聞)が出てきたから、昭和はじめ頃の家ではないかと思います。
地下には、いもを保管する為の貯蔵庫があって、貯蔵庫というか地下を掘っただけなんですが、そこにもみがらが積んである。悪さをすると、その真っ暗な所に閉じ込められたりしていました。戦時中は防空壕として使っていたらしい。
ラグ板がほしいと思っても、雑誌記事にあるようなキレイな物は通販で頼まないと手に入らない。拾ってきた真空管テレビやラジオから取り外した、汚い物ばかりでした。しかも2列じゃなくて1列のL型だったし。
そんなものが身近なところで売られていた東京などの人がうらやましかった。
要は部品を固定すればいいだろうという発送で、お菓子などの紙箱に穴をあけて部品を差し込み、リード線同士をハンダ付けしてみたが、いまいちうまくいかなかった。下手だったしなあ。それに当時は細かい作業が苦手で根気がなかった。
次に、何とか工夫したのが「画鋲」
身近で手に入るものといったら、近所のスーパーとか文房具を置いてあるところ。画鋲を板に差し込んで配線したらどうかと考えた次第。
板に実体配線図を描いて、要所要所に画鋲をさしこみ、部品を並べてハンダ付けする。
理屈の上ではそうだけど、あいにく手持ちの部品はジャンクから取り外したリードの短いやつばっかりだ。特にトランジスタ。
仕方なく画鋲をギリギリ近づけて配置。
そして画鋲は、温まりにくく冷めにくい。冷めるまで時間がかかる。だから融けたハンダが固まるまで時間がかかり、その間に、先につけたリード線が浮いたりした。
なんとも忙しかったわけです。1点の画鋲に3本ぐらいつけようとして、いまつけてるやつだけに熱を集中させたかった。他のやつに熱が伝わるとハンダが融けて浮いてしまう。
まるで「もぐらたたき」だよ!
まだ熱いうちに付け直そうとしても、また浮くばかり。いったん冷めるのを待ってから、またトライする。こんな具合に効率が悪かったです。
壁に掲示するタイプのラジオの展開模型を作りたいなと思ったんだっけ。
もうひとつ記憶にあるのは、同じ画鋲配線方式で・・・
自転車のブザーを作った。
たいていの自転車には、チーン、と鳴るのがついていると思うが、私は人と同じなのはイヤだったので自作した。
「みんなの科学」で紹介されていた呼び鈴ブザーの回路だったか、それをベースにして、実際に手に入ったジャンク部品で作ってみたのだけど、なんじゃらほい、それはないだろうという音がした。(笑)
ビービー、とか、ブーブー、ピーピーなら分かるんだけど、私が作ったのは「ボヨンボヨン」
なんとも奇妙なサウンドでありました。(笑)
まあとにかく出来上がったから、これからみんなで自転車に乗って出かけるから、私もこれを装備して出かけよう。
ところが、振動でガタガタなって回路がバラバラ(笑)
特に重たいトランスと電池がクセモノだったんだな。
色々言えば問題だらけだったけど、紙箱に画鋲をさして作った時点でダメだったしな。
しかし、まあ、いまその回路を再現しようとしても、あの偶然の産物は意外と難しいかもしれないね。
適当な部品をくっつけて作ったらタイムマシン付き電子レンジができちゃった、という「タイムマシン付き電子レンジ」(月刊マガジンだったか?後年、単行本を入手した)に影響を受けていた。
その後、科学教材社の通販を利用するようになって手に入れたのは・・・確か小学6年前後じゃなかっただろうか。いわゆる蛇の目基板。
いまでもサンハヤトのカタログに有るでしょう。ピッチが大きいやつ。2.54mmじゃないやつ。あれのドットが独立しているのと(1つ目)、4つつながってるのと2種類なかったっけ。
これを使い始めてラジオなんかこしらえて遊んでいた。
ベークの4mmピッチだっけ。いまサンハヤトのサイトを調べてみたけど見当たらず、もうなくなったのかな。
そのうち、2.54mmピッチの基板をどうしても使わなければならなくなった。ICを使った工作にチャレンジしたわけ。こんな細かいの大変だろうというのが最初の印象。
なんだっけな。初歩のラジオに載っていた電子サイコロかルーレットみたいなやつ。3つのLEDがチラチラ点滅して、ボタンを押すと止まってひとつのLEDだけ光る。
じつは記事では、ボタンを押すとスタートしてしばらくたつと止まるのだったけど、どこをどう間違ったのか、おかしな動きになった(笑)
こんなIC工作なんか初めてだったから、そんな奇妙な動きだって最初から動いたわけではなく、しつこく見直しをして手直しして、ようやく「とりあえず」動くようになったわけだ。
道具というより材料だが・・・
生まれて初めて接したのは、ラグ板でした。雑誌の製作記事で(子供の科学)。
真空管ラジオをもらってきて、その中身を見たりもしていました。あの真空管ラジオは、幼い頃に住んでいた家の床下に入れたまま、たぶん今もずっとそこにある。パーツ取りしてシャーシだけになっているんですけどね。
昔の家だったんで・・・ふすまの張替えをした時に昭和10年頃の福岡日日新聞(現在の西日本新聞)が出てきたから、昭和はじめ頃の家ではないかと思います。
地下には、いもを保管する為の貯蔵庫があって、貯蔵庫というか地下を掘っただけなんですが、そこにもみがらが積んである。悪さをすると、その真っ暗な所に閉じ込められたりしていました。戦時中は防空壕として使っていたらしい。
ラグ板がほしいと思っても、雑誌記事にあるようなキレイな物は通販で頼まないと手に入らない。拾ってきた真空管テレビやラジオから取り外した、汚い物ばかりでした。しかも2列じゃなくて1列のL型だったし。
そんなものが身近なところで売られていた東京などの人がうらやましかった。
要は部品を固定すればいいだろうという発送で、お菓子などの紙箱に穴をあけて部品を差し込み、リード線同士をハンダ付けしてみたが、いまいちうまくいかなかった。下手だったしなあ。それに当時は細かい作業が苦手で根気がなかった。
次に、何とか工夫したのが「画鋲」
身近で手に入るものといったら、近所のスーパーとか文房具を置いてあるところ。画鋲を板に差し込んで配線したらどうかと考えた次第。
板に実体配線図を描いて、要所要所に画鋲をさしこみ、部品を並べてハンダ付けする。
理屈の上ではそうだけど、あいにく手持ちの部品はジャンクから取り外したリードの短いやつばっかりだ。特にトランジスタ。
仕方なく画鋲をギリギリ近づけて配置。
そして画鋲は、温まりにくく冷めにくい。冷めるまで時間がかかる。だから融けたハンダが固まるまで時間がかかり、その間に、先につけたリード線が浮いたりした。
なんとも忙しかったわけです。1点の画鋲に3本ぐらいつけようとして、いまつけてるやつだけに熱を集中させたかった。他のやつに熱が伝わるとハンダが融けて浮いてしまう。
まるで「もぐらたたき」だよ!
まだ熱いうちに付け直そうとしても、また浮くばかり。いったん冷めるのを待ってから、またトライする。こんな具合に効率が悪かったです。
壁に掲示するタイプのラジオの展開模型を作りたいなと思ったんだっけ。
もうひとつ記憶にあるのは、同じ画鋲配線方式で・・・
自転車のブザーを作った。
たいていの自転車には、チーン、と鳴るのがついていると思うが、私は人と同じなのはイヤだったので自作した。
「みんなの科学」で紹介されていた呼び鈴ブザーの回路だったか、それをベースにして、実際に手に入ったジャンク部品で作ってみたのだけど、なんじゃらほい、それはないだろうという音がした。(笑)
ビービー、とか、ブーブー、ピーピーなら分かるんだけど、私が作ったのは「ボヨンボヨン」
なんとも奇妙なサウンドでありました。(笑)
まあとにかく出来上がったから、これからみんなで自転車に乗って出かけるから、私もこれを装備して出かけよう。
ところが、振動でガタガタなって回路がバラバラ(笑)
特に重たいトランスと電池がクセモノだったんだな。
色々言えば問題だらけだったけど、紙箱に画鋲をさして作った時点でダメだったしな。
しかし、まあ、いまその回路を再現しようとしても、あの偶然の産物は意外と難しいかもしれないね。
適当な部品をくっつけて作ったらタイムマシン付き電子レンジができちゃった、という「タイムマシン付き電子レンジ」(月刊マガジンだったか?後年、単行本を入手した)に影響を受けていた。
その後、科学教材社の通販を利用するようになって手に入れたのは・・・確か小学6年前後じゃなかっただろうか。いわゆる蛇の目基板。
いまでもサンハヤトのカタログに有るでしょう。ピッチが大きいやつ。2.54mmじゃないやつ。あれのドットが独立しているのと(1つ目)、4つつながってるのと2種類なかったっけ。
これを使い始めてラジオなんかこしらえて遊んでいた。
ベークの4mmピッチだっけ。いまサンハヤトのサイトを調べてみたけど見当たらず、もうなくなったのかな。
そのうち、2.54mmピッチの基板をどうしても使わなければならなくなった。ICを使った工作にチャレンジしたわけ。こんな細かいの大変だろうというのが最初の印象。
なんだっけな。初歩のラジオに載っていた電子サイコロかルーレットみたいなやつ。3つのLEDがチラチラ点滅して、ボタンを押すと止まってひとつのLEDだけ光る。
じつは記事では、ボタンを押すとスタートしてしばらくたつと止まるのだったけど、どこをどう間違ったのか、おかしな動きになった(笑)
こんなIC工作なんか初めてだったから、そんな奇妙な動きだって最初から動いたわけではなく、しつこく見直しをして手直しして、ようやく「とりあえず」動くようになったわけだ。
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