手書きプリンタ
2025.02.16
学生時代に遊んでみたのは、

タブレット(今のタブレットの意味ではなく、手書き入力できる装置)とMSXとプロッタプリンタをつないで、
タブレットをペンでなぞった通り、プロッタのペンが動いて描いていくというもの。

BASICのプログラムが介在するので、動作の遅れが若干ある。

だけど、動きが面白くて周囲の仲間にはウケていたような記憶がある。

あのタブレットはCASIOの製品じゃなかったかな。そんなに年数は経過していなかったけど(平成初期の頃)、保管していたら表面がボロボロになった。使い物にならなくなったと思い、ポイッと捨ててしまった。

あれを直そうという気持ちは無かったのかと・・・後悔。

プロッタ・プリンタ FS-P200 (松下電器)
2025.02.15
懐かしのMSX用プロッタ・プリンタ FS-P200 (松下電器)

今でもナショナルと言ってしまいがちな昭和世代


このプリンタは画面コピーのカートリッジが付属していた。
カートリッジ上部のボタンを押すと、その時の画面がプリントされた。
もちろん、他のソフト等が動いている状態でも構わない。ゲームの画面でも何でも記録できた。

自分は購入前に勘違いして、いわゆるビデオキャプチャだと思い込んでいた。
これでアニメの画像を取り込んで・・・ニヤリ(笑)と妄想していたら、違った。
買ったあとでわかった。
単にMSXの画面表示をコピーするだけ。なんだ、そういうものだったのか。

なお、そのカートリッジは増設RAMとしても使用できた。(切り替えスイッチ有)




これはプロッタのコマンドで描画した。何かのサンプルを打ち込んで試した時のもの。




これはプリンタとあまり関係ないな。ついでに貼っておきます。




これはプリンタのセルフテストで、確か紙送りボタンを押しながら電源を入れると自動的に動き出した。




これはセルフテストの続きで、こんな図形を描いていた。印字する時の音が面白い。プロッタ独特の面白い音。(文章では表現できない)
音階みたいにも聞こえた。実際、他のプロッタではセルフテストで意図的に音階のような音を出すのがある。
フロッピーディスクドライブで音楽演奏をするのがあるけど、要はステッピングモーターの動かし方。




これはHITBIT(HB-101)のメニュー画面を単に印刷しただけ。
黒が、ちょっとにじみ気味か。


このプリンタは、ドットプリンタの1ドット分のヘッドで全部描いていたから大変そうに見えた。
プロッタの動きってムチャクチャ忙しく見えるな。
1文字だけでもうにゃうにゃ動いて、音も騒々しかった。めちゃくちゃ時間がかかった。

インクは小さなカートリッジで、EPSONの刻印があった。(同じ中身の機種がEPSON、CASIOからも発売されていた。オリジナルはEPSON)

やっぱりそれなりに高いし、いちいち電器店に言って取り寄せないといけないから、面倒くさかった。
見ると、まだ色が残っているように見えた。そこでアルコールを足してみたら、薄いながらもある程度は印刷できて、それでだましだまし使っていたら壊れたんじゃなかったっけ。
ヘッドがいかれたか、もう忘れたけど。
変な溶剤を使ったせいだろう。アルコールじゃなくてベンジンか何かわからないもの。家にあった染み抜き剤か何かを適当に流し込んだせい。
修理代がそれなりにかかった。
パソコン通信のはじまり
2024.10.11
高校生の頃、同級生からパソコン通信のカートリッジをもらった。
THE LINKS (日本テレネット) だったと思う。
いらない、あげる、って。

これをMSXにさして、電話回線につなぐんだって。

じつはこれが初めてのパソコン通信だった。
草の根ネットじゃなくて商用ネットで、汎用のターミナルソフトではなく、このカートリッジではTHE LINKSしかつながらなかったが・・・

細かいことは忘れたが、接続中にホワンホワン鳴りながらロゴマークが回らなかったっけ。

しかし、電話代がベラボーにかかった。長崎から東京まで、そりゃあ高い。現在と違って、当時は距離に応じた課金になっていた。遠くに接続するほど10円で通話できる時間は極めて短くなる。

しかも通信速度は相当遅い。

地方は不利だと改めて感じた。

でも、お金を払わないで使っていた。本当は会員登録して、銀行振込の自動引落の手続きが必要だったみたいでそういう書類も同封されていた。

ある程度の金額までは使えて、それ以上は制限がかかったのか忘れたが・・・

それ以前に電話代がベラボーにかかるし、とても払えない。親から怒られるのは間違いなし。イヤになって早々に使うのをやめてしまった。

そのカートリッジも、通信に使わないのなら意味がなくて捨ててしまった。中を見たら8251が入っていたような記憶があり、いまなら汎用のシリアル通信、モデムカートリッジに変身させることもできたのかなと思う。
ジョイスティックポートのアナログ入力
2024.03.28
中学生の頃、確か雑誌の記事を参考にしたと思うけど、ジョイスティックポートからアナログ信号を取り込む手段がある事を知った。

MSXのテクハンなどに載っているけど、ワンショットのIC(MC14538等)を利用する。可変抵抗(ボリューム)を回すと、その状態を数値として取り込むことができる。

これでCDS(光導電素子/明るさで抵抗値が変わる)をつないで遊んだり、サーミスタ(温度センサ)もつないでみたと思うけど、
一定時間ごとにデータを取り込み、グラフを描いて遊んだりした。

そうだ、こいつで毎日の気温測定をしたらどうか。夏休みの自由研究にちょうど良い。楽ができる。(という思いつき、単純な頭だった)

ところが、この用途のためだけにMSXを占有しておくわけにもいかない。いまのPCと違いシングルタスクだから、他のことができない。早々にあきらめたと思う。

まあ、でも、夕方に光センサをセットしておき、徐々に暗くなっていく様子が画面に描かれるのを見たりして面白かった。

この当時に使っていたのは、やはりHB-101。
HB-101とリレー
2024.03.28
自分がパソコンを使って何かを制御するという試みは、HB-101のカセットI/Fのリレーを利用したのが最初だったと思う。

MOTOR ONとMOTOR OFFを実行するとON/OFFする。
ONとOFFの時間を調整し、キーボードで打った文字のモールス信号を送るプログラムを作ったりした。

当時、内部のリレーにどこまで電流を流してよいかわからない。下手して壊すといけないので、外付の回路を自作した。

今度はプリンタポートを利用した。これなら8本は使える。STBも入れれば9本。
アンフェノール14Pのコネクタがないと始まらない。これは確か共立電子から通販で買ったと思う。

BUSYを常時GNDに落としておけば、LPRINTでドンドン出力できる。そのうちにOUT命令を使うようになったと思うけど、よく覚えていない。

最初はLEDをつないでチカチカさせて遊んだが、次にリレーをつないでみた。リレーというものは意外と高いので、3個か4個並べて精一杯だったと思う。それでもカチカチ鳴って、合奏みたいになって面白かった。
リレーの電源はMSXから取らないで別に準備した電池を利用したと思う。

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