広大過ぎる64メガバイト
2022.07.05
90年代前半に64メガバイトといったら、なんというか、地平線が見えるような広大さだった。

当時いた某社で、自社製品の64メガバイトメモリボードのテストをしている部署があった。VMEボード(B5サイズぐらい)にDRAMがギッシリ載っていた。とんでもないシロモノだ。何に使うんだろうと思った。

近くで見ていたら、担当者が「お前絶対さわるなよ」

釘をさされた。

どんだけ時間がかかるんだろう。メモリテストは・・・・・・気が遠くなりそうだ。
一日以上かかるんだって。

メモリテストってのは意外と難しい。
えっ簡単でしょう。データを書いて読めば。

じつはそんなに簡単ではない。

たとえば、アドレスが変化しない状態でも(ショート・断線などで)、書いて読めばデータが一致する。

色々細かい話は省略するが、意外と難しく、そのために様々な手法が考えられている。マーチングパターンテストとか。

それはともかく・・・何となくキーを押してみたくなった。いや、たぶん、何かの時にあたってしまったんだろうな。意図せず。大事なことなのでもう一度言います。意図せず。

何かエラーが出て止まった。たぶんメモリエラーでしょう。たぶん。

手があたってしまったんですよ。

何もしてないですよ。

(ひどく怒られました)
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amesho - 2022年07月05日 20:46
何かやってしまってから、やめときゃよかった、と後悔する事はたまにあるものです。
ところでメモリーテストについて、何か参考になる記事がないかと探しました。リンクをご参照下さい。
kanitama - 2022年07月05日 20:20
広大すぎるメモリーを目の当たりにすれば人心も惑わされることもあるでしょう。いつもと違う何かがいつもと違う行動を導く可能性もゼロではないと思います。ポチっとな。
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