YLさん全くいない
2023.01.05
無線は聞くだけ専門で(今のところ)やっています。これじゃラジオを聞いているのとあまり変わりません。
何と言ってもロケーションが悪い。詳細は書きませんが、やっぱり地面からの低さや周囲が開けていない環境は無線向きではありません。
運用するとしたら、山とか高台に出かけてやるしかないでしょう。実際、聞いている限りでは遠くと交信できるのは確かです。

受信だけは3~5年以上前からやっていて、受信機を持っていますから(SDRとか)・・・地元の方々のコールサインと名前も、相手したことがなくても何となく覚えています。

とにかく若い人がいないのは確かです。さらに、YL(女性)は全くいません。声を聞いた事がありません。
ボイスチェンジャーで女声に変えてCQ出したらどうかと一瞬妄想しました。きっとパイルアップになるでしょう。だけど法律は勿論、色々と問題が有るでしょうから妄想だけにとどめておきます。

ご年配のオジサンばかりで、10年もたてば皆さん引退されるんではないかと心配です。

でも、とにかく電波を出そうと頑張っていらっしゃる方々がおられる事だけは書いておきたいと思います。

でもでも、自分が最後の世代にならないかと、気になっています。

私は高校で無線部に在籍していましたが、我々の後輩は結局入ってきませんでした。
毎年4月になると、各教室など部活ごとに集まって、新入生が来るのを待つ行事がありました。
みんなで迎えて、それから顧問の先生が部活の内容について説明をしたり、先輩方との挨拶があったと思います。

我々が2年生、3年生の時は、いつまで待っても誰も来ませんでした。非常に期待しながらワクワクして待っていたけれど、現実は厳しいものでした。結局来なかったね、で終わり。

無線部というのは名ばかりの帰宅部で、そもそも在籍している部員自体が、無線に興味があったわけではなくて、他に入りたい部活もなくて・・・という感じでした。
運動部でも文化部でも何らかの部活に入る規則があり、無所属というのはダメだったのです。そこで、ほとんど活動していないような部活に入れば自動的に帰宅部、出席しなければ幽霊部員です。

ある日突然、
顧問の先生がみんなを放課後に呼び出して、電子工学科の実習棟の教室で、
「お前らは何部だ?」、「一人ずつ答えてみろ」と。
はい、無線部です。

「みんな無線部の部員だな。よし、それじゃ、無線部というのは何をする部だ?」
要するに、お前らは何をやっているんだ、電波を出せという事でしょう。

「電波を出せ」
先生、私は免許を持っていません。

「免許を持っている者はいるか?」
誰も手を上げません。誰も免許持ってない(笑)

「免許を取れ。講習会がある。受講したい者は申し出なさい。*月から夜間に講習会があるぞ。」
誰も手を上げなくて、

「どうしてだ、理由を言え」と一人ずつ聞かれ、そんな何万円も払えないとか、夜間コースだと帰りが遅くなるとか帰りの電車が無いとか言って、とにかくみんなは消極的、これに対して先生激怒。

この先生のいつもの八つ当たりだろうという感じもしましたが、とにかくおさまって、それっきり。

無線部というのも看板に偽りありで、実態は放送部のようなもの、もっと正確に言うと放送準備部のようなものでした。
体育館で朝礼が有る、校長先生のお話がある、卒業式などの行事がある、という時にはマイクのコードをひっぱって、アンプの電源を入れて音量調整をする役割です。もちろん、体育祭のスピーカーの取付配線とかも我々の仕事でした。
あと、高総体など運動の大会がある時は、ビデオカメラをかついで試合を撮影していました。

そもそも、工業高校に入ったのは機械とか電気とか建築に興味が有ったからじゃないかという認識でした。自分は。みんなも同じだろうと、勝手に思いこんでいました。
ところが周囲を見回した限り、趣味的に興味を持っている者は少数派でした。極端に言えば、ハンダ付けもした事がないという者が多数。

同様に、無線部に入ったということは無線に興味があるんだよね?ね?(少なくとも自分は興味があった)
→ なんとなく入った。無線よくわからない。

これが現実でした。
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -