発電と動力と自転車
2023.03.01
小学生の頃、ロクでもないことを考えては試して失敗して・・・を繰り返していました。

電気自動車が作れないか、それいいねと、友人のA田君と盛り上がって二人で作ろうとした事もあります。でも、モーターがなかった。
近くの空き地に電気製品が捨てられており、その中にあった洗濯機のモーターを取り外そうとしたけどボルトが固くて回せない。そこで挫折しました。

彼とは、よく捨てられている電気製品を一緒にバラしたりして遊ぶ仲でした。彼はスピーカーが好きで、その磁石に魅力があったようです。

さて、仮に電気自動車を作ったとして、公道を走って良いのか?という意見が当然あるでしょう。当時は、普通に走る気でいました(笑)
さすがに国道は走らなかったでしょうが、家のまわりならいいだろうとか、その程度の発想です。小学生でしたから。

次に企んだのは、自転車のダイナモをモーターとして使う事でした。電動自転車が世の中に出てくるよりも、ずっとずっと前のことです。
後年、電動アシストが出始めて、なんだモーターだけで走らないのか、中途半端だ、つまんないの、って思いました。(いまも微妙に思ってる)

自転車のダイナモは拾ってきたのがありましたので、それに電池をつないでみましたが回りません。手で回そうとしても通電中は回りません。直流じゃダメなのです。
それでトランスを使い、交流を流してみたらコロコロ回り始めました。
交流をどうやって発生するかという点で、当時の自分には無理だったので挫折しました。
その前に電源のバッテリーをどうするか。バイクのバッテリーなんかそのへんに落ちてないかなと、バッテリーに執着していた時期がありました。

いま考えてみるとダイナモを回したところで、全く力がないでしょう。そこまでは当時は考えていませんでした。

現実にできたことと言えば、カーラジオを自転車の前カゴに取り付けた事ぐらいです。電源は単3を8本直列にして12Vです。電池ボックスなんかありません。当時は近くで売っていませんから、電池の+/-にヤスリをかけてハンダがつきやすいようにして、直接リード線をはんだ付けしていました。
それをセロハンテープでグルグル巻きにして、カーラジオに抱き合わせていました。
アンテナも車から取り外してきて、自転車の後ろ側にビニールテープで巻いて付けました。

ただ、カーラジオはボディアースを前提としている為か分かりませんが、音が小さかった。アースにつなぐと感度が良く、音も大きくなりました。
自転車でボディアースはちょっと不足でした。
そこで、アース線として裸銅線を引きずりながら走れないかと、おかしなことを考えて試してみたりして、いまいちだったのでそれっきり不完全燃焼でした。

そもそもカーラジオを自転車に搭載するまでもなく、ポケットラジオを持ち歩けばいいじゃないかと。
自転車に取り付けたいんだったら、振動が伝わりにくいような工夫をして、走りながら聞けるようにしたらどうかというのは、まあ、思いつかなかったと思います。

目の前のことばかり夢中でまわりが見えませんから、どこか抜けてるんですよねえ。
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kanitama - 2023年03月02日 18:59
大人から見るとバカなことをやってと思われることでも興味のほうが勝って突っ走るという青春時代のなせるワザですね。成長するといろいろブレーキがかかることもあると思います。バカなことではなくチャレンジ精神が人より大きいと理解すればブレーキはかからなくなりそうです。思い立ったが吉日と言いますのでどんどんチャレンジしてください。
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