クリーンルーム用ノート
2023.04.07
クリーンルームでは使用できる物に制限があって、まず基本的に発塵するものは持ち込み禁止。

普通の紙、テープの紙芯、鉛筆(シャープペンシルも含む)等はダメ。



このノートは特に発塵を抑えた素材で出来ていて、薄っぺらくてページ数は少ないのに、値段はそれなりにします。もったいないから詰めて書かないとね。

複写機の用紙もあります。

ペンも、やはりクリーンルーム用があるようですけど(高価!!)、一般のボールペン、サインペンは許容されているようです。

テープは、紙芯ではなくプラスチックの芯で、緑色のテープか、ピンクのテープです。(養生テープ)
どうしても紙芯の養生テープを持ち込みたい場合は、ある程度の長さを巻き取って、テープだけ持ち込みます。

とにかく発塵には厳しいところですが、ゆるい所もあり、なんだか微妙なところも感じられます。実際、床にゴミが落ちているのを見かけたりします。
ネジの1本でも落とせば、始末書だという所もあるようです。(聞いた話)

ダウンフローといって、上から下への空気の流れがあり、下のフロアに行くほどクリーン度は低いです。そこはポンプや電源、配管などがあり、あまりクリーン度は要求されません。

上下する階段の床面に粘着シートがあり、そこで靴裏のホコリを吸い付けていきます。バリバリと音がします。まるでホイホイにかかった気分です。
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amesho - 2023年04月07日 19:39
入室時に検査はありませんが、エアシャワーといって強い風が吹き付けてホコリを飛ばす部屋を通ります。

パーティクルといって、空間のホコリの量を計測していることはあります。このエリアでは数値が高めなので通行を控えてくださいとかのアナウンスが出ます。

エアシャワーの部屋は、入口と出口が同時に開かない仕組みになっています。エアロックのようなものです。一人用から数人用まで有り、一定時間、風を浴びながら衣服をパタパタ叩いたり、腕を上に上げたり、身体をひねったりしてあちこちに風を当ててホコリを飛ばすようにします。決められた秒数が経過すると風が止まり、出口が開けられるようになります。
その出口を出たらクリーンルームです。

室内に入ると水を飲んだりトイレに行くことはできません。一旦出て、着替えてからトイレに行くので、そのつど面倒です。漏らしそうな時はあせります。

陽圧なので(外の空気が入らないようにする為)、気圧に敏感な人は頭が痛くなるかもしれません。(私は頭痛がしました)

よくこの部屋で何時間も過ごせるものです。慣れもあるのでしょうけど、トイレが近い人には無理です。また、椅子がないので基本的に立ち仕事です。足腰が弱いと続かないでしょう。

半導体工場といっても、化学工場に近いです。キケンなガスや薬品を扱っています。どんな毒性があるか調べると恐ろしくなる物ばかりです。
モノシラン、ホスフィン、アルシン、など調べてみて下さい。

自分たちが作業している時に、ガス漏れ警報が出て避難が呼びかけられた事があります。びびりました。
kanitama - 2023年04月07日 18:33
クリーンルームと言えば白っぽい作業服を着た作業員を思い起こさせます。ちりやほこりが嫌いな部屋なんですよね。持ち込み品にも厳しい制限があるとは知りませんでした。なんだか閉鎖的な空間なので閉所が嫌いな方は入室できない空間ですね。やっぱりほこりを検知すると警報音が鳴り響くのでしょうか。自分が入室したときに鳴ったら恥ずかしいですよね。
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