電源アダプタの終わり
2023.09.02
台所の気温・湿度をなんとなくクラウドにアップする端末を自作して、もう2年たったでしょうか。

ふと見ると、POWER LEDがモヤモヤ点滅を繰り返していました。おかしい。調べてみると電源アダプタが故障していました。

開けてみました。



その前に、負荷をかけながら通電してみたんですけど、5V 2Aまでの仕様なのに、すでに0.3Aの負荷をかけたあたりから電圧が落ち始めました。
徐々に上げて行って、最後に2Aの負荷をかけると、アダプタが熱くなりました。たぶん、そのままにしておいたら電解コンデンサが破裂したかもしれません。

分解して、電解コンデンサを全部取り外して容量計で測定しました。右上のやつが完全にだめでした。よく見ると、微妙に膨らんでいるように見えます。

そのすぐ隣には熱くなるダイオードがくっついていて、こんな熱いやつに常時焼かれていたら、たまったもんじゃないねえ、と。

いまは「日本製電解コンデンサ使用!」とアピールして売られていますが、こういう問題があったから日本製に変えたのでしょうね、たぶん。

でも、隣の熱いヤツとくっついていたら、日本製でもやっぱり寿命が短くなるでしょう。
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kanitama - 2023年09月02日 16:24
設計時には部品の品質だけではなく、部品の配置にも注意しなければならないのですね。回路的には間違っているわけではありませんが、部品配置によっては製品の寿命を知事めることがわかります。設計の良し悪しは奥深いですね。
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