水筒にラジオ
2023.11.26
小学生の頃に2T-100(HOMERの2石ラジオ)を組み立て、一発では鳴らなかったが悪戦苦闘の後に鳴らす事に成功、妙な自信をつけた自分だった。
それでもまだまだ、次の6石スーパーで自信は打ち砕かれたのである。(笑)
まあとにかく、あれこれいじくり回したり作ったり壊したりという日々だった。学校の勉強なんかアウトオブ眼中だった。
その2T-100を遠足に持って行った。普段の授業の日に、勉強に関係ない物を持ってきて先生に見つかるとうるさいが、遠足の時にはゆるい感じがあった。
それでマンガとか「心霊写真集」を持ってきて読んでいるヤツもいた。なんで心霊写真集か。
私は2T-100を遠足に持っていき、歩きながら聞いていた。放送を聴きたかったというより、使っている事そのものを楽しんでいたような気がする。
このラジオ、音量調整が無いから、電波が強い時は音がガンガン聴こえて耳が痛い。微妙にチューニングをずらしたりして音を加減していた。
歩きながら聴いているので、方向が変われば電波の受信強度は変わり、やはり音の大きさも変わってくるから聞きづらい時もある。
そうやって歩いていたら担任のH多に見つかり、こら、持ってきたらだめだぞって軽く注意された。ちょっと聴かせてみろ、と言われてイヤホンを渡したかもしれない。よく覚えてない。
教員にならなかったら無線通信士になりたかったという先生だから、ラジオにも興味があった。
そして学校に帰ってきて、グラウンドで座りながらラジオを聴いていたら、理科の先生が近づいてきて「それは補聴器か?」と尋ねられ、いいえ自分で組み立てたラジオですと言ったら、感心しておられた。
まあとにかく、持ってくると良くも悪くも色々言われるので、その対策を考えた。
そうだ・・・水筒に組み込め。
水筒なら遠足につきもので、持ってきても何ら不思議ではない。誰でも持っている。
子ども用の水筒でよく見かけたのはプラスチックの容器で、アニメや特撮の印刷がされているものが多かったが、自分はマホービン式の物を持っていた。その外装は鉄板のようなもので、それを取り外せば、内部にいくらかのスペースは有った。
このスペースにうまい具合に詰め込めないかと、とりあえずバリコンとイヤホンの穴をあけたりし始めた。ポリバリコンをビス止めして配線して・・・
外装はビス数本をはずせば簡単に取れたと思うが、電池交換が煩わしかったのか、その次の遠足のチャンスがいつだったのか・・・
外装が鉄板だったので、感度が悪かったのかもしれない。
それで長いリード線を外に垂らしてアンテナにしたら、なんだか邪魔くさくてモヤモヤしてイヤになったのかもしれない。
さすがに40年ぐらい前の出来事なのではっきり覚えていない。
結果を覚えていないから、たぶん芳しくなかったのかもしれない。ちなみにスピーカーではなくイヤホン式だった。
マホービンを誤って落として割ってしまって、それで終わったのかもしれない。確かに割った記憶はある。あっけなく割れてしまった。
変わったことをやってみたい性格なので、マホービンにお湯を入れて遠足に持っていき、カップスープとかカップ麺を作って食べるという事をした。
そういえば小学校のお泊まり会で、同級生(鈴虫博士だったのと、彼の名前がシンイチロウだったので、私は彼をチンチロリンというあだなで呼んでいた)が持ってきた懐中電灯はラジオ内蔵だった。
イヤホンを差し込んで聴くようになっていたが、どういうわけか彼の挙動を見ていると、その穴に耳を近づけていた。
その穴から音が聴こえると思っていたらしい。そんなわけないだろうと自分は思ったが・・・
まあ、昔の飛行機のイヤホンみたいに聴診器のような物だったら、穴に耳を近づけたら聴こえるかもしれないが、これは電気的なものだったから、耳を近づけても聴こえないはずだ。
それでもまだまだ、次の6石スーパーで自信は打ち砕かれたのである。(笑)
まあとにかく、あれこれいじくり回したり作ったり壊したりという日々だった。学校の勉強なんかアウトオブ眼中だった。
その2T-100を遠足に持って行った。普段の授業の日に、勉強に関係ない物を持ってきて先生に見つかるとうるさいが、遠足の時にはゆるい感じがあった。
それでマンガとか「心霊写真集」を持ってきて読んでいるヤツもいた。なんで心霊写真集か。
私は2T-100を遠足に持っていき、歩きながら聞いていた。放送を聴きたかったというより、使っている事そのものを楽しんでいたような気がする。
このラジオ、音量調整が無いから、電波が強い時は音がガンガン聴こえて耳が痛い。微妙にチューニングをずらしたりして音を加減していた。
歩きながら聴いているので、方向が変われば電波の受信強度は変わり、やはり音の大きさも変わってくるから聞きづらい時もある。
そうやって歩いていたら担任のH多に見つかり、こら、持ってきたらだめだぞって軽く注意された。ちょっと聴かせてみろ、と言われてイヤホンを渡したかもしれない。よく覚えてない。
教員にならなかったら無線通信士になりたかったという先生だから、ラジオにも興味があった。
そして学校に帰ってきて、グラウンドで座りながらラジオを聴いていたら、理科の先生が近づいてきて「それは補聴器か?」と尋ねられ、いいえ自分で組み立てたラジオですと言ったら、感心しておられた。
まあとにかく、持ってくると良くも悪くも色々言われるので、その対策を考えた。
そうだ・・・水筒に組み込め。
水筒なら遠足につきもので、持ってきても何ら不思議ではない。誰でも持っている。
子ども用の水筒でよく見かけたのはプラスチックの容器で、アニメや特撮の印刷がされているものが多かったが、自分はマホービン式の物を持っていた。その外装は鉄板のようなもので、それを取り外せば、内部にいくらかのスペースは有った。
このスペースにうまい具合に詰め込めないかと、とりあえずバリコンとイヤホンの穴をあけたりし始めた。ポリバリコンをビス止めして配線して・・・
外装はビス数本をはずせば簡単に取れたと思うが、電池交換が煩わしかったのか、その次の遠足のチャンスがいつだったのか・・・
外装が鉄板だったので、感度が悪かったのかもしれない。
それで長いリード線を外に垂らしてアンテナにしたら、なんだか邪魔くさくてモヤモヤしてイヤになったのかもしれない。
さすがに40年ぐらい前の出来事なのではっきり覚えていない。
結果を覚えていないから、たぶん芳しくなかったのかもしれない。ちなみにスピーカーではなくイヤホン式だった。
マホービンを誤って落として割ってしまって、それで終わったのかもしれない。確かに割った記憶はある。あっけなく割れてしまった。
変わったことをやってみたい性格なので、マホービンにお湯を入れて遠足に持っていき、カップスープとかカップ麺を作って食べるという事をした。
そういえば小学校のお泊まり会で、同級生(鈴虫博士だったのと、彼の名前がシンイチロウだったので、私は彼をチンチロリンというあだなで呼んでいた)が持ってきた懐中電灯はラジオ内蔵だった。
イヤホンを差し込んで聴くようになっていたが、どういうわけか彼の挙動を見ていると、その穴に耳を近づけていた。
その穴から音が聴こえると思っていたらしい。そんなわけないだろうと自分は思ったが・・・
まあ、昔の飛行機のイヤホンみたいに聴診器のような物だったら、穴に耳を近づけたら聴こえるかもしれないが、これは電気的なものだったから、耳を近づけても聴こえないはずだ。
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コメント一覧
kanitama - 2023年11月26日 17:43
昭和の子供たちが毎日どうやって過ごしていたかがわかる日常の風景ですね。そのすばらしい体験が今日の成長につながっていると思うと貴重な時間だったと思えます。ユニークな水筒ラジオは現物が残っていなくて残念でした。アイディアはグッドでしたね
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