技術家庭科の先生
2023.12.28
先日、県内のニュースで、横断歩道を渡っていた無職の高齢者が信号無視?の車にはねられて重体、数日後に亡くなられたとのこと。
その高齢者の名前、あれっ、どこかで見たことがある。比較的珍しい名前だから、同姓同名の可能性は低い。

中学生の頃にお世話になった技術家庭科の先生じゃないか。

1,2年生まではその先生だったと思う。

覚えているのは、
ブリキ細工で「ちりとり」を作る授業があった。
ブリキ板に寸法をとって「けがき」して、金切りバサミでブリキを切り出し、曲げる道具で曲げて、カドを合わせてハンダ付けする。

タガネのような道具で、曲げたい線に当てて金槌で叩いて曲げたと思う。

ブリキのハンダ付けには、フラックスではなく塩酸を使った。

カドの合わせるところのスキマに少し塗って、ハンダゴテ(太い)で良く暖めてからハンダを流すと、ジュッと音をたててハンダが吸い込まれる。そのままにしておくと腐食が進むので塩酸を良く洗い流す。

その先生から「君は、こういうの得意だろ」と声をかけられた事を今でも覚えている。

あと、「決して逆に読むなセンターポンチ」と、みんなに言っていた。

センターポンチってのは穴あけをする位置に打って凹みをつける道具で、これを打ってからドリルを使うとズレにくいので作業しやすくなる。

名前が「こうた」というので、子供の頃は「何をこうたんだ」(買うた)と、からかわれていたとか。それで名前を覚えていた次第。
先生の御冥福をお祈り致します。
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kanitama - 2023年12月28日 17:42
残念なことでしたね。人間いつどうなるかわかりませんから思ったときに行動するのがよいかもしれませんね。
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