巻き取り
2024.06.14
「みかか」は固定電話回線が大赤字なので、本音は巻き取りたいらしい。

経済成長期には、積滞解消!全国自動即時化!と頑張って全国に電話網を張り巡らし、ようやく昭和54年春にはその目標(申し込んですぐつく電話、ダイヤルでどこでもつながる)を達成した。

私の地元は昭和52年までハンドルをぐるぐる回す電話で、交換手が対応していた。

その後、電話の需要はどんどんのびていき、無くてはならないものになった。
パソコン通信が流行し、我々はいくら「みかか」に貢いだのだろう。

当時は固定料金ではなかった。通話と同じで、距離に応じて何分とか何秒で10円といったように課金されていた。

固定料金のテレホーダイなんてのは、ずいぶん後のほうになってから出来たし、利用時間が23時から翌8時だったか、とにかく限定されていた。その時間には回線も混雑して話し中が多かった。

ある時、チャットに夢中になり、気がついてみれば3,000円も使っていた。(市外通話で料金高いのに)
通信ソフトには電話料金の目安を表示する機能があったけれど、あまり金銭感覚もなく、楽しいので同じような事を毎日繰り返していたら、請求書に42,000円と・・・親が激怒。

草の根ネットを運営していた我々は、全部自腹で、みかかに奉仕していたのに一円ももらったことがない。

今でもそうだが、みかかと電力はお金持ちで、展示会のブースなんか見てると良くわかる。やたらにでっかいし、豪華だし、きれいなお姉さんがたくさんいる(笑)


ああ、それなのに・・・令和の現在、「固定電話いらなくね?」

みかかは法律上、ユニバーサルサービスを提供する義務がある為、赤字を出しながらも維持し続けているのが現状。

携帯電話回線を利用した固定電話アダプタが有って、今のところは固定回線の架設が困難な場所への設置用らしいが、困難な場所ってのは建前だろう。本音は全部置き換えたい。
他社で既に固定電話アダプタは有るようだし。

固定電話自体、邪魔者になってきた。ろくでもないセールス電話や、近年では詐欺電話。わずらわしいだけ。

かつて固定電話は信用のステータスだった、のに。

うちなんか、10年以上前に「携帯があれば良いだろ」と思って固定電話を解約したら、某RSコンポーネンツの(固定電話がない →信用がない、ということで)月末締めの支払ができなくなった。その後、注文のたびに支払いをしているが特に支障はない。

携帯番号だけで商売をやっていると、怪しい、浮草みたいと思われるところが一部あるみたい。

薬物の売人とかじゃないし、住所は「固定」なのになあ。
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -