置き配
2024.07.10
田舎では、自分の記憶にある限り、20年以上前から置き配は有った。

配達担当ドライバーが少なく、加えて、それぞれ担当するエリアが広いようで、なかなか回ってこれない。

当時、集荷を頼んだら断られた事がある。ドライバーさんの人手が足りなくて行けないって。

そのとき10個ぐらいあったので、いちいち取扱店まで運べない。電話で何度もお願いして、やっと来てもらった。

そんな環境だったので(再配達する余裕がないから)、不在時は車庫や小屋の中に置いてくれるという暗黙のルール?だった。


ついでに、
取扱店といっても近所の酒屋さんなどで、田舎だけに知り合いが多いから、ああ、あんた**さんの息子さんじゃないのとか言われて面倒くさかった。

近くに、ばあさんが一人でやっている所もあった。もともとは駄菓子屋さんだったようだが、店は畳んでしまって、宅急便の引受専門でやっていた。
このばあさんが奥に引っ込んでいる時なんか、大きな声で呼んでもなかなか気づかれなくて困ったっけ。
待っているとトイレの水を流す音が聞こえて、ああ、トイレだったのかと。

やっと出てきたと思ったら、手が震えて字が書けないというので、代わりに伝票の記入をしてあげたこともある。
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kanitama - 2024年07月11日 20:31
昭和の時代の置き配と令和の時代とでは安全感が違うように感じますね。文通募集なんてどうどうと雑誌に住所を載せていた時代の方が安心感があります。いまじゃ、学校や企業の名札も廃止になる方向です。個人情報も悪用される時代になりいろいろと生きずらい時代になりましたね。
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