BCL
2024.08.11
昭和の時代にはBCLが流行っていて、
自分が興味を持ったのは海外放送からだった。
ラジオのチューニングつまみを少しずつ回していると、よくわからない外国語が聞こえてきたり、当時はモールス信号も聞こえていた。(当時あった長崎無線電報局の中波はAMラジオで受信できた)
日本語の放送はNHKとか民放以外に、よく聞いていると違う雰囲気の放送がある事に気づいた。ずっと聞いていると、区切りのところで何とか放送ですと名乗るので、ああ、日本の放送じゃなかったのかと気づく。
それらは北京放送(当時)、ラジオ韓国、モスクワ放送だった。
今のようにインターネットも無い時代、海外は遠い存在だった。それだけに、なおさら興味を持った次第。
そこで受信報告を書いたり、お便りを書いて送ったりしていた。
放送局によっては日本に私書箱があって、その宛先へ郵便を送るだけなので必ずしも外国語を使う必要はなかった。後に、エアメールにも挑戦した。
海外から郵便が送られてくるというのは新鮮な体験で、受信報告に対するベリカード(受信証)だけでなく、中国のカレンダーや珍しい物が送られてきたりした。
ただ、マニアというほどのめり込んでいなかったので、BCLラジオは持っておらず、中古のラジカセしかなかった。
短波が受信できるだけでも嬉しくて、周波数が読めなくてもなんとかなるだろうと思っていた。
さて、高校入学後に無線部へ入部したが、そこで先輩にBCLもやっている事を話したところ、「最初から海外だと!? ナマイキだ」と一刀両断
「まずは国内から始めろ、レポートを書いたらオレの所へ持って来い」
と、いきなり厳しい洗礼
結局それでレポートを持っていった事はなかったが、怖い先輩で部室から足が遠のいたのだった。(いずれにしても無線部は帰宅部同然だったのだが)
高校を卒業して専門学校入学時、短波の受信できるラジカセも持っていったが、市街地だったのと隣のビルのキュービクルの影響でノイズがひどく、まともに受信できる状態ではなかったので次第に興味を失っていった。
ああ、実家のように開けた場所だったらノイズは少ないし、ロングワイヤーも張り放題なのだが・・・と非常に残念であった。
写真は現在持っているBCLラジオ
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学生の頃は、周波数入力できるBCLラジオに憧れたが手の届く値段ではなかった。それが今では1万円もしないのだから、なんだかなあ。今さら手に入っても当時のような興奮はないが、かえって面白くないという贅沢な悩み。
あのボロラジカセのチューニングつまみを、神経を研ぎ澄ましながらじわじわと動かして聞いたことのない放送局をつかまえようとしていた時のほうが面白かった。
自分が興味を持ったのは海外放送からだった。
ラジオのチューニングつまみを少しずつ回していると、よくわからない外国語が聞こえてきたり、当時はモールス信号も聞こえていた。(当時あった長崎無線電報局の中波はAMラジオで受信できた)
日本語の放送はNHKとか民放以外に、よく聞いていると違う雰囲気の放送がある事に気づいた。ずっと聞いていると、区切りのところで何とか放送ですと名乗るので、ああ、日本の放送じゃなかったのかと気づく。
それらは北京放送(当時)、ラジオ韓国、モスクワ放送だった。
今のようにインターネットも無い時代、海外は遠い存在だった。それだけに、なおさら興味を持った次第。
そこで受信報告を書いたり、お便りを書いて送ったりしていた。
放送局によっては日本に私書箱があって、その宛先へ郵便を送るだけなので必ずしも外国語を使う必要はなかった。後に、エアメールにも挑戦した。
海外から郵便が送られてくるというのは新鮮な体験で、受信報告に対するベリカード(受信証)だけでなく、中国のカレンダーや珍しい物が送られてきたりした。
ただ、マニアというほどのめり込んでいなかったので、BCLラジオは持っておらず、中古のラジカセしかなかった。
短波が受信できるだけでも嬉しくて、周波数が読めなくてもなんとかなるだろうと思っていた。
さて、高校入学後に無線部へ入部したが、そこで先輩にBCLもやっている事を話したところ、「最初から海外だと!? ナマイキだ」と一刀両断
「まずは国内から始めろ、レポートを書いたらオレの所へ持って来い」
と、いきなり厳しい洗礼
結局それでレポートを持っていった事はなかったが、怖い先輩で部室から足が遠のいたのだった。(いずれにしても無線部は帰宅部同然だったのだが)
高校を卒業して専門学校入学時、短波の受信できるラジカセも持っていったが、市街地だったのと隣のビルのキュービクルの影響でノイズがひどく、まともに受信できる状態ではなかったので次第に興味を失っていった。
ああ、実家のように開けた場所だったらノイズは少ないし、ロングワイヤーも張り放題なのだが・・・と非常に残念であった。
写真は現在持っているBCLラジオ
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学生の頃は、周波数入力できるBCLラジオに憧れたが手の届く値段ではなかった。それが今では1万円もしないのだから、なんだかなあ。今さら手に入っても当時のような興奮はないが、かえって面白くないという贅沢な悩み。
あのボロラジカセのチューニングつまみを、神経を研ぎ澄ましながらじわじわと動かして聞いたことのない放送局をつかまえようとしていた時のほうが面白かった。
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