Ni-MHの充電回路
2024.09.04
これは20年以上前の残骸



当時ポケットサイズの何かを作っていて(身障者用の器具)、できるだけ小型にする必要があった。

最初に作った試作は、寄せ集めでとりあえず動くものを作ったという感じで、見たら笑われるような物体だった。
タカチのプラケースにおさまらなくて、もうひとつ同じケースを輪切りにして、それでケースをつないで深さをかせいだ。つぎはぎ細工。

さらに小型化という事で、たばこの箱ぐらいにした。たばこの箱といっても色々あるが・・・普通に見かけるサイズ。

そこで電池はニッケル水素の単4を4本使う事にした。

当時リチウムイオンやリチウムポリマーは世の中に存在したかもしれないが、現在のように容易に入手できず採用できなかった。

秋葉原の某店でニッケル水素の単4を4本パックにしてもらい、それを組み込んだ。

もうひとつの課題は充電回路だった。
秋月の充電回路や放電回路のキットは作ったけど、その回路をそのまま組み込むスペースは無かった。
ほかの回路もスペースを取るので、充電回路に使えるスペースは限られていた。できるだけ簡単な回路にしたい。
それで改めてICを選定して、データシートを解読しながら設計を進めた次第。
英語はよくわからなかったが、必死になって英文を解読した。当時は実用的な翻訳サイトはなかった。あやしげな翻訳結果を見ながら、うーんと考えて、解釈をした。

充電はできるようになったけど、熱くなりすぎたりといった問題もあり、悩んでいた。

前置きが長くなったけど、その充電回路をもう一度よく検討しようとして作ったのが、冒頭の試作基板。結局、作りかけのままで20年以上放置・・・

あとでやろうというのがだめ。いつまでもやらない。取り組むなら今やらないと。
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