スパイカメラ
2024.09.08
漫画雑誌の怪しい通販広告で印象に残っている物のひとつ。

当たり前と言われそうだけど室内では撮れなかった。屋外の明るい所じゃないとだめ。
スパイなら室内で書類を撮るのでは・・・(それはミノックス)

同級生も買っていて、写らないから要らないとか文句言いながら私にくれた。

なんで写らないんだろうと思い、シャッターを長い時間開放したらどうだろうと思ってシャッターを改造し、手動で開閉できるようにしてから試してみたら撮れた。

現像は黒くて細長い袋で行う。

まず、フィルムを黒い袋に入れる。光を当てないようにする。
外からなぞるようにしてフィルムを袋の中で広げる。
次に現像液を袋に入れて、こぼれないように袋の口をとじる。
ゆすりながら、何秒だったか忘れたけど、終わったら現像液を容器に出す。

ネガを水洗いして乾燥させる。

別売で焼付セットがあって、ネガから印画紙に焼付ができた。

暗室(実際には押入の中)でネガと印画紙を重ねて焼付器に挟み込む。

白熱電球で一定時間露光する。この時間によって濃さが変わってくる。

露光が終わったら印画紙を現像液に浸して、そのあとは定着したのか水洗いしたのか忘れたけど、乾燥させれば写真の出来上がり。

引き伸ばしはできなかった。ベタ焼きってやつか。

押入暗室での作業は楽しかったが、ある時、薄暗い中で机の上に何やらうごめく物をみつけた。なんだろうと思ったら・・・・・・G
あわてて戸を開けて外に飛び出してしまった。

まあ大して役に立つような写真は撮らなくて、別にポケットカメラもあったしわざわざ白黒で撮らなくてもよかったし、
カメラ屋に現像に出せないような怪しい写真を撮る目的もなく、
ただ、現像を自分で経験してみたかっただけというか。

ところでこのスパイカメラのフィルムは「ミゼットフィルム」といって独特の形状だった。
小さな箱に5巻入っていたっけ。
黒い紙とフィルムが重ねて巻いてあった。モノクロ。

カメラ屋さんでも現像できると書いてあったけど、試してみたことはない。持っていっても、なにこれって言われそうな気がして。
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
kanitama - 2024年09月08日 13:01
昭和キッズがあこがれるグッズですね。実際には見たことがありませんがちゃんと写るのですね。いろいろあこがれるものがあったいい時代でしたね~。
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -