水泳
2024.09.19
私は、いわゆる金槌とかトンカチというやつで、泳ぎは全然駄目。

小1の頃は背が低くて、プールの中に入ると水面が鼻ぐらい。アップアップ。

真ん中はもっと深い。真ん中は行きたくない。怖かった。
あの真ん中の排水口は地獄への入口だと思った。吸い込まれる。

なんでこんな事をしなければならなかったんだ、
両手にドッジボール(これも苦手)を抱えて、泳ぎきれ、と。

泣きべそで、あの地獄の穴を横目に見ながら、足をバタバタやってもちょっとずつしか進まない。
身体は冷えて唇は青くなるしガタガタ震えるし、ろくなことはなかった。

結局、現在に至るまで泳げるようにはならなかったのだが・・・。

中学にはプールがなくて良かった。ところが高校には有ったのだ。ガッカリ。

一応、飛び込むのはできた。

飛び込んで、最初はその勢いである程度は何もしなくてもスーッと進むから、ラクをしたような気分だった。大した労力なしに距離を稼いだと思った。

だけど、そのあとバタバタやって進もうとするがちっとも進まず、ただ無駄に体力を消費してるだけじゃないかと、自己分析する。

それで、25mのゴールよりずいぶん手前で力が続かなくなり、進まなくなってそこで終わり。

泳ぎ以前に基礎的な体力が足りないのだろうな。スタミナとか筋力とか。もう疲れて動けない、そんな感じ。

まあ、水中モーターでも付けたらラクができるんじゃないかと、小学生の頃に試したかどうか記憶にないが、そういう発想はたぶん有った。
でも1個じゃ無理だろうな。

高校の時は25m泳ぎきらないと落第だ!!と脅されて、いや、実際そうなんだろうけど、かなり瀬戸際な状況。
放課後に厳しい先生がついて特訓。泣きそうだった。

バタバタやっても体力を消耗するばかり。
ほんのちょっぴりの距離が、とても長く感じるし、進み方が遅くなるばかり。

日が暮れるまでやっても、全然たどり着けない。

もう仕方ない、(25mではなく)横方向へ行け!!
どんな泳法でもいい。犬かきでも、漂ってでもいいから、足さえ底につけなければ良し。

そんな「お情け」をかけて頂いて、どうにかこうにかギリギリで及第したのでありました。

そんな母校は近年、全体的に建て替えが行われ、あのプールは消滅したのでありました。

以前こんな夢を見ました。
古い校舎の玄関前で、足を動かしているのに全然前へ進まない。このままじゃ遅刻だよ。必死に足を動かす。微妙に進むが、あまりにも細かく、遅すぎる。

たぶん、泳ぎがうまくできなかった事の反映なのかもしれない。バタバタやるわりには効率的に進めなかったし、間もなくバタバタやって疲れて終わっていたから。
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