ユニバーサル基板の配線
2024.09.20
ユニバーサル基板の配線は、みんなそれぞれ自己流と思う。

配線を表面にはわせるのか、裏面にはわせるのか。この点だけでも違う。
どっちが良いかと議論になった事もある。

きれいに整理しないと、いわゆるスパゲティや盛りそばになる。
こうなると後からの手直しや修理も大変だ。

自分は一時期、配線をポイントtoポイントで突っ張るのが好きでやっていた。これには批判があり、当時の職場だったけど、線が切れるぞとか色々。

束線にまとめるのがうまくできなかったから、そのやり方に落ち着いたまでで、そんな中でもきれいにできる方法がないか模索していた。

デジタル回路か、アナログ回路か、あるいは混在もあるだろうけど、その回路によっても配線の仕方は変わってくる。
コネクタだけの基板というのもある。スイッチとLEDだけもある。

50ピンのコネクタから、各センサーやスイッチへの2ピンや3ピン、4ピンのたくさんのコネクタにつながる配線をまとめた、いわゆる中継基板、こういうのは主に電線だけとなる。

デジタル回路、主にICばかりの回路もやはり電線が多い。これらは束線にまとめていく。

アナログの場合は部品配置を工夫することで片面でもうまくつないでいきやすい。部品のリードをうまく活用する。部品自体がジャンパー線のようなもので、他の配線をまたいでいきやすい。

電子機器組み立ての技能検定だったか、ユニバーサル基板にメッキ線で配線をパッパッと素早くつないでいく動画を見ることができる。
ターンテーブルみたいな物の上に基板を載せて、まっすぐにのばしたメッキ線をラジオペンチできれいに曲げながらパターンを作って各部品をつないでいく。

もちろんこれには事前に部品配置と配線を検討した上で行っている。

この工程を省いて、自己流で回路図からダイレクトに部品配置、配線をやるのはアマチュア的。

自分もガキの頃には面倒くさくて、紙上で検討するなんてやってられなかったが、これを一手間かけてやるかやらないかで結果が違ってくる。

とくに今ではCADがあるので、紙上で書いたり消したりする必要もなく、画面上でラクに作業できる。なんならそこでパターンも引いてしまって、その図を見ながらユニバーサル基板上でつないでいく。

プリント基板は安価に作れるが、出来上がってくるまでに時間がかかるし、今すぐに欲しい、すぐ実験したいという場合もある。そんな時には手組みが有利。

もう何台か追加してくれっていうのは手組みだと辛い。

ワイヤーラッピングというやり方もあって、実際に自分もやっていた時代があるけど、もう今の時代には合わないかな。
専用のラッピングソケットは手に入らないし、有っても高価。うちはたくさんあったけど使わないから捨ててしまった。
普通のピンヘッダの2列のやつを使うと良い。1列だと1箇所に2本つなぐことができない。ピンが長ければできるけど、普通の長さのピンに2段は(試みた事はあるけど)無理。
2列だとバス配線でも可能になる。
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -