パソ通HOST再起動装置
2024.11.16
これは以前にも書いたかもしれない。
パソコン通信時代
草の根ネットは24時間運営で無人運転、常に見ているわけではないので、いつの間にか「コケて」いる事があった。
こけている、というのは何らかの原因で着信を受け付けなくなっている状態。
たとえばパソコンやモデムが誤作動していたりとか。
指摘されて初めて気づいたりする。つながらないよ、ってダイレクトに言われたりして。
通常は呼び出しベル1~2回で着信する。
そこで、呼び出しベル回数が一定回数を超えたら、電源を入れ直す装置ができないかという相談が有り、通勤時間を利用して回路設計した。
最初の1台はユニバーサル基板で作ったけど、あとの注文は感光基板にした。
確かにパソコンやモデムの問題もあったかもしれないが、かなり可能性の高い原因として+++(エスケープコマンド)の実行ではないかと考えている。
モデムのコマンドで回線品質やレベルを調べるには、コマンドモードに入る必要があって、そのコマンドは+++だった。
ここが落とし穴なのだが、パソコン通信で自分が打った文字が自分の画面に表示される仕組みを考えてみてほしい。送信して一旦ホストに行って、それから折り返して受信して表示される。これを踏まえて、+++を打ったらどうなるか考えてみる。
自分側のモデムで実行すると同時に、ホスト側でも+++が実行されてしまう。ホスト側を通常モードに戻す手段がない。
自分は回線を切って終われば良いけど、ホスト側は誰も操作ができないし、ホストプログラムはそんな事態を想定してない。
その結果、着信を受け付けない状態になってしまっていた、というわけ。
幸い、ATコマンドかSレジスタか忘れたが、とにかく+++を禁止する設定があるので初期化コマンドに追加したら、以後このトラブルはなくなった。
なんだ結局いらなかったのか、なんかモヤッとしたと思いつつも、瞬間停電や落雷の影響でおかしくなるのは実際にあった。そんな場合には、この装置が有効だろう。
ようやくここからが本題で、
これをさらに進めてみると電話の呼び出し回数で簡単な通信(しかも通話料無料)ができないかと当時妄想していた。
インターネットが普及した現在では全く無意味な事なのだが、当時は電話代(通話料)というものは切実な課題だった。
人間同士の連絡でも、ベル何回だったらこういう意味ね、という約束をすれば通話料はかからない。予め取り決めておく必要はある。
これを機械に代行させれば、通信速度は遅いけれど機械は飽くことなく作業を繰り返す事ができるので、時間をかけて小容量のデータを送る事ができるだろうと。
呼び出しては切り、呼び出しては切り、を繰り返しているとNTT側が異常を検知するかもしれない?わからないけど。
パソコン通信時代
草の根ネットは24時間運営で無人運転、常に見ているわけではないので、いつの間にか「コケて」いる事があった。
こけている、というのは何らかの原因で着信を受け付けなくなっている状態。
たとえばパソコンやモデムが誤作動していたりとか。
指摘されて初めて気づいたりする。つながらないよ、ってダイレクトに言われたりして。
通常は呼び出しベル1~2回で着信する。
そこで、呼び出しベル回数が一定回数を超えたら、電源を入れ直す装置ができないかという相談が有り、通勤時間を利用して回路設計した。
最初の1台はユニバーサル基板で作ったけど、あとの注文は感光基板にした。
確かにパソコンやモデムの問題もあったかもしれないが、かなり可能性の高い原因として+++(エスケープコマンド)の実行ではないかと考えている。
モデムのコマンドで回線品質やレベルを調べるには、コマンドモードに入る必要があって、そのコマンドは+++だった。
ここが落とし穴なのだが、パソコン通信で自分が打った文字が自分の画面に表示される仕組みを考えてみてほしい。送信して一旦ホストに行って、それから折り返して受信して表示される。これを踏まえて、+++を打ったらどうなるか考えてみる。
自分側のモデムで実行すると同時に、ホスト側でも+++が実行されてしまう。ホスト側を通常モードに戻す手段がない。
自分は回線を切って終われば良いけど、ホスト側は誰も操作ができないし、ホストプログラムはそんな事態を想定してない。
その結果、着信を受け付けない状態になってしまっていた、というわけ。
幸い、ATコマンドかSレジスタか忘れたが、とにかく+++を禁止する設定があるので初期化コマンドに追加したら、以後このトラブルはなくなった。
なんだ結局いらなかったのか、なんかモヤッとしたと思いつつも、瞬間停電や落雷の影響でおかしくなるのは実際にあった。そんな場合には、この装置が有効だろう。
ようやくここからが本題で、
これをさらに進めてみると電話の呼び出し回数で簡単な通信(しかも通話料無料)ができないかと当時妄想していた。
インターネットが普及した現在では全く無意味な事なのだが、当時は電話代(通話料)というものは切実な課題だった。
人間同士の連絡でも、ベル何回だったらこういう意味ね、という約束をすれば通話料はかからない。予め取り決めておく必要はある。
これを機械に代行させれば、通信速度は遅いけれど機械は飽くことなく作業を繰り返す事ができるので、時間をかけて小容量のデータを送る事ができるだろうと。
呼び出しては切り、呼び出しては切り、を繰り返しているとNTT側が異常を検知するかもしれない?わからないけど。
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コメント一覧
amesho - 2024年11月16日 10:35
いまPC98を復活させているので、これにKTBBSをインストールすれば当時そのままに楽しめそうです。
モデムを外線につないでも誰も接続する手段がないかもしれませんけど。
クロスケーブルでホストに直接つなぐのは可能です。
モデムを外線につないでも誰も接続する手段がないかもしれませんけど。
クロスケーブルでホストに直接つなぐのは可能です。
kanitama - 2024年11月16日 10:21
パソコン通信が全盛の時代にはホスト局はあこがれでしたね。自分でなんとかできるスキルもなかったのでいつか自分でも開局したいと願っていました。ただ開局すればいろいろ問題もあったのですね。改善を繰り返しながら運営されていた有志の方々には感謝したいと思います。
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