PC98とのデータ交換
2024.11.19
PC98とのデータ交換、たとえば昔のファイルを今のPCに持っていきたい。逆にソフトやデータをPC98に入れたい。

USB以前の代物だから、手軽なデータ交換の手段は無い!

通信ソフトKTXのダウンロードフォルダに、たくさんのファイルが保存してあって、開いてみたような記憶もない。溜め込んでいただけか。
せっかくだから見てみようかというのは有る。

当時はJPG画像を1枚開くのだって相当時間がかかった。いまでは一瞬でパッと表示されるのは当たり前だが、V30や286では、ズッ、ズッ、ズッ、・・・と少しずつ表示されて絶望的に遅かった。だからJPGは忌避していた。
MAG形式という今では滅びた?画像形式が当時は多かったように思う。

さて、データ交換の手段を挙げてみる。

まずはフロッピーディスク。
USB接続のFDDは何台か保存してあるけど、変な音がして使えなくなってきた。この前まで動いたのに、いま使おうとしたら動かなくなった物もある。

PC-9821にはCDドライブが元々あったけど壊れたので撤去済み。もし使えていればCD-R/Wを使ってデータ交換できたか。PC98側は読み出ししかできないから困る場合も。
いずれにしてもCDのドライバを組み込まないと使えないぞ。(もう誰も覚えてなさそうな知識)たしかMSCD...なんだっけ。

LANはオプションだったし、うちに有る機種にはLANの口はない。そのためのソフトも無い。

PC-9821にSCSIの口は有る。だけど現在のWindows PCにSCSIの口はない。MOドライブは有るけど、動作が微妙(もうだめかも)。

昔から有るRS-232Cで、115,200bpsでひとつずつ転送するか? 当時はおそろしく速いと思っていたが、いまでは日が暮れるような遅さに感じる。

PC98同士だったら、KLINKとかRDISKといったフリーソフトがある。RS-232Cクロスケーブルが有れば使えるリモートドライブ。

容量の大きいファイル、たとえば数メガから数十メガだったら、容量次第で何時間もかかる可能性がある。
だけど、時間がかかるならかかるで、遅い遅いと言いながらずっと眺めてないで寝る前にでも開始すれば翌朝には終わっている。こんな感じで、遅くても全然構わないという考え方が大事。

あのフォルダとこのフォルダを移したい。それならバッチファイルを組めば良いだけ。ほっとけば作業は終わっている。

久しぶりにいじっていると、だんだん思い出してきた。手の動きも軽やかになり、これはアンチエイジングの効果も期待できる。

XCOPY B:\TMP A:\TMP /S /E とかよく覚えているよな。

PC98のDOS環境の良いところは、ひとつの仕事に集中できること。シングルタスクだから、ひとつのソフトしか開けない。

だからWindowsみたいに、ポロンと鳴って「あっ、メールか」と気が散ったりすることもない。そもそもインターネットにつながらない。
ソフトの立ち上げも速い。余計なものがついてないから、スパスパできる。

そりゃあ、画像や動画は苦手だったり扱えなかったりするが、文章やプログラムを作るのには良かった。
Z80のパソコンでも仕事には使っていたのだから、486でこれ以上何を望むものがある?(笑)
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