携帯電話
2024.12.04
一般に携帯電話が普及する以前に、電話機を持ち歩いていた事がある。1992年頃。

ある窓口で自分のカバンを開けて書類を取り出していたら、窓口の方から「なんで電話を持ち歩いているんですか」

カバンの中にある「それ」が見えたらしい。

「それ」は本当に、家にある電話機。(黒電話ではない)

まあ、仕事で使うために会社へ持っていっていただけなのだが・・・意外と会社には一般の電話機がなく(ビジネスホンしかない)、急ぎ必要なのだが、というわけで家から使っていない物を持ってきたというわけ。

当時はアナログ電話回線やISDN関連機器にも関わっていた。

ISDNとかINS64、いんすと呼んでいたが正式な呼び方なのかどうか不明。
イーサネットにしてもISDNにしても、当時の自分には何の役に立つものか全然知らなかったが、その後の普及や、自分の草の根ネットをISDN化するなんて全く思いもしなかった。

当時ISDNルータ・ブリッジという製品があって、聞くと100万円以上するという。中にはアツアツのCPU基板とISDNインターフェース基板が入っており、ファンで冷やしていた。
その放熱を改善しなければならない、という事で下っ端の私が取り組んでいたのだった。
お前これ絶対壊すなよ、100万だぞって。

そのほか、ターミナルサーバーという製品もあって、RS-232Cポートが4つまたは8つ付いていた。それと10BASE-5だったか。社内LANに外部から電話回線を経由して接続可能になるという。
ふ~ん、それで何の役に立つのって思っていた。当時は。

そもそも自分の当時の勤務先には(本格的な)社内LANは無かった。一部にあったぐらい。本物のイエローケーブルがあって、ワークステーションにつながっていたぐらいか。

それと昔のミニコンのターミナルがあちこちに配置してあり、部品の登録や在庫管理に使っていたぐらい。

PC98のLANボードを経由してワークステーションに接続し、ファイルのアップロード、ダウンロードをしたぐらい。別にフロッピーやMOでもいいんじゃね、と思ったが・・・

面倒くさいんだよ。unixは。フロッピーやMOの出し入れのたびにコマンドを実行しなければならない。mount、unmountって。うっかり忘れて、先にMOをイジェクトしてしまった事もあった。直後に気づき、こそっと戻してunmountしたが良かったのかどうか。

telnetだのrloginだの、ワークステーションの中にログインしてプログラムを実行したりできた。当時は不思議だと思った。誰かが使っているのに、さらにその中に入って操作できるなんて。

のちにパソコン通信にのめり込むが、これも同様に何人もログインしてそれぞれ操作できるし、お互いにメッセージをやりとりすることもできる。当時の自分にはその仕組がよくわからなかったが、何人も同時に使えるというところに興味を持っていた。
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