ファミコンは悪
2024.12.27
以前も書いたが、あの頃に祖母から「いまバミコンという悪い遊びが流行っているようだけど、あんたたちは、やってないよね」と言われた。

バミコン? 悪い遊び?

おそらくテレビのワイドショーなどを見て、(偏った考えを)植え付けられたのだろう。植え付けられたというよりも、素直に受け入れる脳だった。それが普通だった。

昔の人にとっては、新しい物は悪い物。
よくわかんない理解できない物は悪い物。
子どもが夢中になっている遊びは悪い遊び。

その、善か悪かというデジタル判断は先進的だった。「どっちかというと悪」というファジィは無い。きっぱり、悪だ。

とにかく、子どもたちを通してゼニを巻き上げて儲けている花札屋は絶対悪だ。(笑)

花札でも怒られた。
たまたま親戚からもらったか何かで、うちに花札が入ってきた。
これどうやって遊ぶのかって祖母に聞いたら、めちゃめちゃ怒られた。そんなもので遊ぶもんじゃないって。
ファミコン以前に花札の時点でアウトか。だから私は花札の遊び方を知らない。

ファミコンが流行ったせいで、勉強しなくなった。外で遊ばなくなった。

そして、ゲームは一日一時間。(笑)

結局、高校生になってジャンクのファミコンを手に入れて自分で直して動くようになるまで、所有したことがなかった。
もう昭和も終わろうとしていた、いや、終わった頃だったと思う。友達からお下がりのソフトを何本かもらったり買ったりした。

どっちかというとMSX等でプログラムを作ったりするのが好きだったし、素早い反応が必要なゲームは苦手だったから、無くても良かったのだけど。

そして、そのファミコンで年の離れた弟が遊ぶようになり、親に言われたのは、
「あんたがゲームを与えたせいで、絵本とかお話の本を読まなくなった」
「ゲームのせいで夜中に悪夢を見て、起きて泣いてしまう」
・・・って、文句ばっかり。

私が教えなくても、いずれ学校で友達との付き合いの中でゲームを知って遊ぶようになっただろう。

やはりファミコンやゲームは「悪」なのか。
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