ハンダ吸取機のフィルター
2025.02.09
ハンダ吸取機のフィルターは、ハンダを受け止める部分にひとつ、本体側にひとつ有ります。
消耗品ですが、これをケチるにはどうしたものかと昔から考えていました。

溶剤で洗えば再利用できます。(今まで再利用してきました)
要するにフラックスで目詰まりしているのですから、フラックス用の溶剤(アルコールやフラックスリムーバー等)を使ってフラックスを洗い流します。
キムワイプを敷いて、その上にフィルターの汚れ面を下に向け、溶剤を吹きかけます。そうすると汚れが溶けて、キムワイプに流れ落ちるわけです。あとは乾かすだけ。

これは本体側のフィルター(Before / After)


洗浄前は見てハッキリわかる汚れ方をしています。
洗浄後は見る限り真っ白です。
但し顕微鏡レベルでは観察していないので、そのレベルで目詰まりがあるのかどうかは知りません。

ハンダを受け止める部分のフィルターも昔から洗浄しながら再利用してきました。

吸い込みが悪くなったと思ったら、ハンダ詰まりでなければフィルターの目詰まりです。これもフラックスが原因です。
吸い込みが悪くなると、余計にノズルが詰まりやすくなり、悪循環です。
フィルターをはずしてみると、フラックスで固まってカチカチになっており、道理で吸わないわけだ、と納得します。
そこでフィルターを交換しますけれど、意外と高いフィルターを使い捨てにするのはもったいないです。

そのフィルターだって、半分の厚みに割って使えば2個分使えるでしょう。しかも薄いから吸い込みの調子も良い。

洗浄の仕方は、
ティッシュやキムワイプを敷いて、その上にフィルターを置き、アルコールをたっぷり染み込ませて、少し揉むように(壊さない程度に)洗います。じわっと絞るような感じかな。文章で書くのは難しい。溶剤を含ませて、しぼって、また含ませて、を繰り返すと汚れが落ちてきます。その溶け出した汚れをティッシュに吸わせます。
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kanitama - 2025年02月09日 15:39
なるほど電動の半田吸い取り機にはフィルターが付いていたのですね。手持ちの白光のSPPON(簡易はんだ吸取具)にはなにもついていません。ノズルを外すと半田くずがパラパラ落ちてくるだけです。消耗品のコストを抑えるため再利用することは地球にも優しいですね。
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