マイコンBASIC規格表
2025.02.11
今は新しい物は出版されていないが、トランジスタ規格表のシリーズを揃えていた。

昔はデータシート等は手に入れるのが容易ではなかった。とくに学生はそうだったろう。会社でも、代理店の営業さんが持ってきたり、いちいち代理店やメーカーに頼んで送ってもらっていた。そこで、こうした規格表や秋月で部品を買った時の添付資料なんかは貴重だった。

そういえば昔、勤務先から代理店に頼んで東芝のデータブックを全部もらおうとしたら、冊数が多いので・・・とやんわり断られ、どうしても必要な物だけにしてくださいというのでマイコンとロジックIC、あとは総覧表だけ。

いや、実際その当時は全部といえば相当な冊数が有ったので、使うかどうか不明な物まで送るのは無駄だったのだろう。自分がかつて勤務していた会社には一通り揃っていたのだが・・・。

ところで、

トランジスタ規格表のシリーズに「マイコンBASIC規格表」という変わり種があったのは誰も覚えていないかもしれない。

トランジスタだのダイオードだのの中に、BASICですからね。ハードとソフトの違い。

'80年代に各社がマイコン(パソコン)を売っていたが、それぞれBASICに方言があった。BASICインタプリタを作っていたのはマイクロソフトとか数社だっただろうけど。(だったら同じにしてくれれば良かったのに、と今更思う。各社の差別化のためにバラバラだったのだろうか)

そのBASICの命令ごとに、各機種の互換性とかコメントが書いてある本だった。「移植」をする人にも役立ったかもしれない。
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kanitama - 2025年02月11日 09:44
「マイコンBASIC規格表」こんな規格書があったなんて初めて知りました。たしかにメーカーごとに微妙な違いがありました。統一できればもっとBASICが普及したかもしれません。その反省点も含めC言語は成功したように見えますね。
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