だるま先生
2025.02.13
だるま先生と勝手に名付けたけど、当時は何と呼んでいたっけ。もちろん、面と向かって言うようなあだ名ではなかった。生徒同士では呼び捨てで呼んでいた。

後輩たちが「だるま」と名付けたと思う。我々は名字を呼び捨てにしていた。

確かに、だるまに似ている。

その先生が赴任して来られたのは高校2年の時だったか。

まず、体格が違った。柔道は黒帯だそうで。いつも胸を張って堂々と歩いていた。
「武士が歯を見せて笑うもんじゃない」 武士なのか。

ちょっと悪ふざけや態度の悪い生徒がいると容赦ない。(いまの時代だと問題になるが)

いまでも覚えているのは製図の授業で、その一番最初のとき。
授業開始と共に入ってきた先生、開口一番、

だるま:「お前ら、何をしにきているんだ?」

みんな:「?」

だるま:「だから、何をしにきているんだって聞いてるんだ。」

生徒:「製図の・・・」

だるま:「だったら紙を準備してこいよ」

生徒: 「聞いていません」

だるま:「なんだと」(このあたりで言われたことはよく覚えてない)

どうやら、こういう”やり方”らしい。

だるま:「すぐに購買部へ行って紙を買ってこい!!」、「そして、不満のある者は教室の外へ出ろ」

何名かの生徒が教室の外へ出た。大多数は購買部へ走った。自分も。

購買部のおじさん、おばさんはびっくりしただろうな。急な需要増加と、このタイミング(笑)
なかなか授業時間中に買い物に来る生徒はいなかっただろう。お茶でも飲んで休んでいた時だったかもしれない。

だるま:「不満のある者は俺が相手をしてやる。かかってこい」

みんな、無謀だった。
ある者はブン殴られ、ビンタを喰らい、投げ飛ばされ、もうメチャクチャ(見ていられない)

脳みそ筋肉タイプっていうんですか、もろに体育会系というか、なんといいましょうか。

でも、教え方は良かった。理解しやすかった。

ところで、
この先生は宿題をチェックした後などに独特のサイン(シンボルマーク)を描いていた。自分の名字の漢字をアレンジしたもの。

別の電気科の先生も独特のサインをしていたので、これらを組み合わせて、へんてこなシューティングゲームを作って遊んでいた。そのマークの先端からビームが出て、もうひとつのマークを片っ端から消していくやつ。
私が作ったプログラムは中途半端だったので、後輩にまかせて仕上げてもらった。

そのだるまは既に引退されて久しいが、某進学校の校長先生をしていたこともあり、自分から言ってるとは思えないがまさか電気科の先生だったとは生徒たちも知らなかったかもしれない。

その先生がよく言っていた言葉があり、これを書くとキーワードでつながってしまうので伏せておくが・・・その言葉を書いている人がネット上にいたので、たぶん同じ先生の教え子だったのだろう。

そしてまた、その先生は意外と近くに現在お住まいらしく、会う機会は無いと思うが、どこかでバッタリ出会ってしまうかもな。
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