高校の実習と基板
2024.04.09
高校時代は「負帰還増幅回路」といってトランジスタ1石だったと思うが、それをプリント基板で組み立てて実際に通電し、特性を測定するという実習があった。
片面銅箔のベーク板があって、それを必要な寸法に切り出して、銅箔を良く磨く。実際どうやったか細かい事はあいまいな記憶だが、最初に穴位置をポンチで打ったと思う。
原稿を重ねて、穴位置にポンチを当てて軽く打っていく。強く打つと基板が割れてしまうぞと。
ドリル刃がずれなければ良いわけで、ちょっと凹めば十分。
みんな順番にボール盤を使って、穴あけした。
エッチング前に穴開けしたのか、後だったのかは、改めて考えてみると記憶が曖昧。
ハッキリ覚えているのは、
ドリルは銅箔面からだぞと。反対(ベーク)面からドリルを差し込むと銅箔を突き上げて(めくれて)しまうおそれがある、と先生に言われた。
そしてパターンはどうしたかというと、原稿を見ながらペンでインクを塗り重ねていった。ここでインクが薄いとエッチングで虫食いになるか、溶けてしまう。
自分は中学の頃すでに経験していたので、トントントン・・・とペン先を当ててインクを塗り重ねるテクを使っていた。すると周囲も真似し始めた。
名前を書け、というのでスペースに名前を書いたと思う。これも銅箔の文字として残る。エッチングで誰のかわからなくなるし、先生方も採点のために必要だっただろう。
この実習以前に、ブレッドボードで試作したような気もするけど、別の回路だったか。なんか接触の悪いブレッドボードで、配線ミスも最初は有ったが、思ったように動かなくて苦心したような印象が残っている。
それで出来上がったプリント基板に部品をはんだ付け。トランジスタに抵抗、コンデンサ。
実際に通電して、周波数特性なんかを取ったと思う。片対数?グラフ用紙を購買から買っておけよと事前に指示があった。いまの時代に対数グラフ用紙なんて売ってるんだろうか。Excelで済むか。(追記:いまでも売ってる)
グラフ用紙は1冊単位での購入が普通だが、そんなに使わないので無駄になる。学校の購買だと1枚から買えたと思う。あるいは教室で先生が配っていたか。記憶はハッキリしない。
入力はオシレータ(低周波発振器)で、つまみを回すと周波数を変えられるやつ。当然アナログ。あのツマミの内側はバリコンがつながってるんだよな。
出力側にオシロをつないで波形と電圧を見たような。確か電子電圧計だったような気もする。
こうして周波数を一定刻みに変えながら、その時の出力電圧をとってグラフにプロットしていくと、周波数特性のグラフができる。
いまの時代だと自動化されていそうな手順を当時はひとつひとつ手動で実施していた。
読み取り誤差や個人のクセによって数字はバラツキがあったりして、凸凹になったりする。
当時はとにかくアナログなので、針が微妙な位置にある時の読み取りは微妙。もちろん、読み取り時にメーターを見る姿勢とか、メーターに鏡がついていたらその鏡と指針の重なりで・・・といった決まりはあった。
基板製作実習の前だったか後だったか忘れたが、回路定数の決定という手順が有って、それは製作前だったか記憶がハッキリしないけど確かに有った。
基礎理論ばかり座学でやっていたが、ここにきてようやく、回路設計らしき事を経験できたので良かった。
だがその計算は相当な分量で、たかだか簡単な増幅回路といってもちゃんと計算すると大変だった。コンデンサの容量ひとつとっても実際に使う周波数などで決められる。
その計算手順をレポートにして出せ、と。
一番苦手なところだ。計算はダメダメだった。
当時の自分は良く理解できない部分もあり、クラスメイトに聞きながら、見様見真似のような状態で書いて提出したら、先生からここおかしいぞと指摘されたと思う。やり直しじゃなかったか。それとも提出前に呻吟していたような記憶がある。
そういえば、あの作った基板どうしたっけ。持ち帰って良かったはずだが、記念に保存してあるかなと。記憶がない。
片面銅箔のベーク板があって、それを必要な寸法に切り出して、銅箔を良く磨く。実際どうやったか細かい事はあいまいな記憶だが、最初に穴位置をポンチで打ったと思う。
原稿を重ねて、穴位置にポンチを当てて軽く打っていく。強く打つと基板が割れてしまうぞと。
ドリル刃がずれなければ良いわけで、ちょっと凹めば十分。
みんな順番にボール盤を使って、穴あけした。
エッチング前に穴開けしたのか、後だったのかは、改めて考えてみると記憶が曖昧。
ハッキリ覚えているのは、
ドリルは銅箔面からだぞと。反対(ベーク)面からドリルを差し込むと銅箔を突き上げて(めくれて)しまうおそれがある、と先生に言われた。
そしてパターンはどうしたかというと、原稿を見ながらペンでインクを塗り重ねていった。ここでインクが薄いとエッチングで虫食いになるか、溶けてしまう。
自分は中学の頃すでに経験していたので、トントントン・・・とペン先を当ててインクを塗り重ねるテクを使っていた。すると周囲も真似し始めた。
名前を書け、というのでスペースに名前を書いたと思う。これも銅箔の文字として残る。エッチングで誰のかわからなくなるし、先生方も採点のために必要だっただろう。
この実習以前に、ブレッドボードで試作したような気もするけど、別の回路だったか。なんか接触の悪いブレッドボードで、配線ミスも最初は有ったが、思ったように動かなくて苦心したような印象が残っている。
それで出来上がったプリント基板に部品をはんだ付け。トランジスタに抵抗、コンデンサ。
実際に通電して、周波数特性なんかを取ったと思う。片対数?グラフ用紙を購買から買っておけよと事前に指示があった。いまの時代に対数グラフ用紙なんて売ってるんだろうか。Excelで済むか。(追記:いまでも売ってる)
グラフ用紙は1冊単位での購入が普通だが、そんなに使わないので無駄になる。学校の購買だと1枚から買えたと思う。あるいは教室で先生が配っていたか。記憶はハッキリしない。
入力はオシレータ(低周波発振器)で、つまみを回すと周波数を変えられるやつ。当然アナログ。あのツマミの内側はバリコンがつながってるんだよな。
出力側にオシロをつないで波形と電圧を見たような。確か電子電圧計だったような気もする。
こうして周波数を一定刻みに変えながら、その時の出力電圧をとってグラフにプロットしていくと、周波数特性のグラフができる。
いまの時代だと自動化されていそうな手順を当時はひとつひとつ手動で実施していた。
読み取り誤差や個人のクセによって数字はバラツキがあったりして、凸凹になったりする。
当時はとにかくアナログなので、針が微妙な位置にある時の読み取りは微妙。もちろん、読み取り時にメーターを見る姿勢とか、メーターに鏡がついていたらその鏡と指針の重なりで・・・といった決まりはあった。
基板製作実習の前だったか後だったか忘れたが、回路定数の決定という手順が有って、それは製作前だったか記憶がハッキリしないけど確かに有った。
基礎理論ばかり座学でやっていたが、ここにきてようやく、回路設計らしき事を経験できたので良かった。
だがその計算は相当な分量で、たかだか簡単な増幅回路といってもちゃんと計算すると大変だった。コンデンサの容量ひとつとっても実際に使う周波数などで決められる。
その計算手順をレポートにして出せ、と。
一番苦手なところだ。計算はダメダメだった。
当時の自分は良く理解できない部分もあり、クラスメイトに聞きながら、見様見真似のような状態で書いて提出したら、先生からここおかしいぞと指摘されたと思う。やり直しじゃなかったか。それとも提出前に呻吟していたような記憶がある。
そういえば、あの作った基板どうしたっけ。持ち帰って良かったはずだが、記念に保存してあるかなと。記憶がない。
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