RS-232C切替器
2024.10.18
RS-232C切替器
プリンタ切替器と同様、忘れられた存在

例えば1台のモデムを複数台のPCで切り替えて使ったり、草の根ネットをやっていた時にはホストとの直結クロスケーブルとの切り替えも。

'90年代前半、まだ家庭内LANは無かった。まだ普及し始めたばかりの頃。通信の主力はRS-232C・・・

PC-9801全盛の頃は、Dサブ25Pが標準だった。

切替器が無いと、その都度、コネクタを抜いたり差し替えたりと面倒くさかった。

切替器との接続にもそれぞれケーブルを買い揃える(または自作する)必要があった。その際、やはりオス・メスの区別には気をつけなければならなかった。

RS-232Cだけでもストレート、クロスがある。(イーサネット10BASE-Tも初期の頃はストレートとクロスがあったのだ。今ではMDI-Xだっけ、意識せず自動的に認識してくれる。)

さらに、接続相手との関係でオスなのかメスなのか。頭が混乱しそうになる。つながり関係を紙に書き出して整理して、確認していた。

切り替えスイッチは、ボタンを押す方式の物もあったが、自分が使っていたのはロータリー式のスイッチ。

中身はどうなってるんだろう、と開けてみたら、なんとまあ、リード線を1本ずつ接続してあった。リード線の束。
自動化できる作業ではなく、当時は台湾だったと思うが、よく作るなあと感心したのであった。

さて現代はUSB切替器がある。あまり使われてないかもしれないけど。USBハブが有れば、とりあえずそれに何でもつないでしまえば切り替える必要もなく・・・

気をつけなければいけないのはHDDなどの記憶装置で、取り外しの操作をしないでいきなり切り替えると、データが壊れてしまう事がある。単純に切り替えと考えたら駄目。
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