MZ-2000のメンテ
2024.10.24
高校生の頃から持っているMZ-2000のメンテ

以前からやりたかったが、なかなか重い腰が上がらず、ズルズルと今まで・・・ようやく今朝から着手して、あっという間に片付けた。

取りかかれば早い。作業自体は1時間ちょっと。
事前に部品を調べて手配するのにかかった時間も、ざっと1時間ぐらいか。

やればすぐできる事を先延ばしにする悪い癖。しかし、取りかかれば早い。

色々割り込みも入ってきて、取り掛かろうと思ってもなかなかできない場合もよくあるけれど。

本日の作業は、電源ユニット、CPUボード、グラフィックボードの電解コンデンサ交換。

(あとはカセットデッキ、拡張ボックス、モニタ、そして外付FDD MZ-1F07の作業が残っている)

電源ユニット

(電解コンデンサ交換後)

いや、ほんと、電解コンデンサたちは長年ご苦労さまでした。ロット番号を見ると1982年と書いてあった。勤続42年ということになります。

1982年といったら、私は毎日なんとなく過ごしていた小学生だった。やりたいように自由に生きていた。まさか将来このMZ-2000と出会うなんて、そしてMZ-2000の存在も知らなかったでしょう。

取り外した古い電解を測定し、容量とESR値を記録しました。

一番悪かったのは電源基板の470μFで、なんと、ほとんど容量なし。17pFって・・・紙とアルミを巻いた物体でしかない。
これは-5V系の3端子レギュレータの入力側に有る電解で、こんな容量抜けで今まで良く動いていたものです。

2200、3300、4700μFは測定器の仕様で対応できなかった。

他の100μF以下の電解コンデンサは、概ね半分~1/5程度の容量まで減っていた。
10μFはCPUボードのリセット回路用で、これは8.99μF程度で容量だけ見れば十分だけど、ESRが3Ω近くまで上がっていた。

全体的に良品と言えるものはひとつも無く、いままでギリギリで動いていたんだなと改めて思います。

昔の100μF/16Vと今の100μF/16Vって大きさが違いますね。昔のほうが大きい。技術の進歩や小型化の要求の結果でしょう。

このMZ-2000は、あの平成3年の台風19号の時、ボロ下宿の雨漏りで水をかぶってしまったものです。傾けるとザザーと水が出てきたぐらい。
その後よく乾かして、内部を点検してから電源を入れたら正常に動いたけれど、とにかく歴史のあるものです。
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