昔の入浴パターン
2025.01.29
昭和50年代の話

昔の人は、毎日入浴するとは限らなかったようです。
水道が完備していなくて、バケツ等で水を運んできたりとか、場所によっては水圧が低くて水道が出たり出なかったり、とにかく水は貴重でした。

本で読んだ記憶では、水を入れ替えないで何度か繰り返し使っていたという事です。水が汚れていたり垢が浮いていて不衛生だと。(うちは毎回入れ替えていました。)

自分の親はそういう世代なので、新しい家が建っても、毎日入浴しなかったのでした。後に毎日入浴するようになりましたけど。
節約だったのか何なのか。でも、電気温水器でお湯は勝手に沸いているし、使わないのかと。

お湯にタオルをつけて絞って、それで身体を拭く。病気で寝込んでいる人の身体を拭くのは今でもありますね。
個人的にはどうも中途半端で、きれいになった感じがしない。スッキリした気持ちになれず。当然暖まらない。
ただ、親は昔からの習慣でそうやっていたのだろうと。

昔から馴染んだもの、たとえば祖母は火鉢をずっと使っていました。店番をしながら火鉢にあたっていました。朝は炭の火起こしから始まります。
時々、火の加減をするために炭をずらしたり、新しい炭を足したり・・・。

ごとく、というんですか、ヤカン等が載せられるような金物が埋めてあり、そこへヤカンを載せて湯を沸かしたり、網を載せて餅を焼いて食べさせてくれたものでした。

最新の調理器具でキレイに焼き上げるよりも、そんな炭火で所々コゲたり、生焼け部分があったりするのをもう一度焼いて、まだかな、とやっていた頃のほうが思い出に残っています。
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