ROMの壊れ方
2025.08.03
EPROMはフローティングゲートに電子を注入してビットごとに書き込む。
フローティングゲートは絶縁されているから、注入された電子は容易には抜けないので、長期間にわたって記憶が保持される。・・・という理屈だった。
1を書き込むのではなく、最初(消去状態)では全部1になっていて、そこに0を書き込む。
だから原理的に0は上書きできる。NOP(Z80で00H)で埋める事もできる。
メモリセルのFETのゲートに電子を注入してON状態にする。ドレインはプルアップされていて、FETはONだから0が読めるというわけ。
昔読んだ本では、その保持期間は20年程度と書いてあったようだけど、実際には1983年のMZ-2000が現在も正常に起動する。他にたくさんサンプルを確認したわけではないが・・・そんなに消えたという例は見てない。
PC-486SE2は、何年も押し入れに放り込んでいて久しぶりに引っ張り出したが、エラー表示が出て起動しなかった。ROMを調べると、特定のビットが全番地とも1になっていて、データが消えたというよりは、そのデータバスの線か素子がどこかで壊れたのかなと想像。
幸いにデータが入手できたので、新しいROMに書き込んで無事に起動OK
(勿論、電解コンデンサの交換などの手入れは行った)
PV-7はオークションで「起動しない」という物を買ってみて、まず掃除から電解コンデンサの交換まで手入れをして、通電しても確かに起動しない。
まさかROMかと思って、以前持っていたPV-7のROMとベリファイしてみるとデータが一致しない。両方を読み込んで、ダンプを左右並べて相違点を赤く表示させてみた。
良品を差し込んでみると起動OK
マスターROMがないとベリファイしようがないけど、ラベルにチェックサムが書いてあるだけでも助かる。復旧は別として、まず良否を見たい時に役立つ。
チェックサムだって完璧じゃないだろうと言われりゃそうだろうけど、有ると本当に助かるから、書いておくと良い。
古い機器のROMはできるだけバックアップしておき、壊れた時に備える。
その時、ROMの型番だけでなく、ラベルの記載内容もしっかり控えておく。
【注意】読み出す時にデバイスID(シグネチャーコード)は使わない設定にしておく。
これに対応してないROMがあって、一時的に高い電圧をかけるため非対応ROMはピカッと光って昇天してしまう。
若い頃に二度も失敗したから、ここに書いておく。(ペッカーだったらオートデバイスセレクトは使わない事。JOB SET 0 は絶対操作するな)
ROMのメーカーと型番は手動で設定して、絶対に間違わないようにする。
読み出しのみなら書き込みアルゴリズムは関係ないから、たとえば2764ならどのメーカーでも良いはず。(たまに違うやつがあるけど、ここには書ききれないから略)
フローティングゲートは絶縁されているから、注入された電子は容易には抜けないので、長期間にわたって記憶が保持される。・・・という理屈だった。
1を書き込むのではなく、最初(消去状態)では全部1になっていて、そこに0を書き込む。
だから原理的に0は上書きできる。NOP(Z80で00H)で埋める事もできる。
メモリセルのFETのゲートに電子を注入してON状態にする。ドレインはプルアップされていて、FETはONだから0が読めるというわけ。
昔読んだ本では、その保持期間は20年程度と書いてあったようだけど、実際には1983年のMZ-2000が現在も正常に起動する。他にたくさんサンプルを確認したわけではないが・・・そんなに消えたという例は見てない。
PC-486SE2は、何年も押し入れに放り込んでいて久しぶりに引っ張り出したが、エラー表示が出て起動しなかった。ROMを調べると、特定のビットが全番地とも1になっていて、データが消えたというよりは、そのデータバスの線か素子がどこかで壊れたのかなと想像。
幸いにデータが入手できたので、新しいROMに書き込んで無事に起動OK
(勿論、電解コンデンサの交換などの手入れは行った)
PV-7はオークションで「起動しない」という物を買ってみて、まず掃除から電解コンデンサの交換まで手入れをして、通電しても確かに起動しない。
まさかROMかと思って、以前持っていたPV-7のROMとベリファイしてみるとデータが一致しない。両方を読み込んで、ダンプを左右並べて相違点を赤く表示させてみた。
良品を差し込んでみると起動OK
マスターROMがないとベリファイしようがないけど、ラベルにチェックサムが書いてあるだけでも助かる。復旧は別として、まず良否を見たい時に役立つ。
チェックサムだって完璧じゃないだろうと言われりゃそうだろうけど、有ると本当に助かるから、書いておくと良い。
古い機器のROMはできるだけバックアップしておき、壊れた時に備える。
その時、ROMの型番だけでなく、ラベルの記載内容もしっかり控えておく。
【注意】読み出す時にデバイスID(シグネチャーコード)は使わない設定にしておく。
これに対応してないROMがあって、一時的に高い電圧をかけるため非対応ROMはピカッと光って昇天してしまう。
若い頃に二度も失敗したから、ここに書いておく。(ペッカーだったらオートデバイスセレクトは使わない事。JOB SET 0 は絶対操作するな)
ROMのメーカーと型番は手動で設定して、絶対に間違わないようにする。
読み出しのみなら書き込みアルゴリズムは関係ないから、たとえば2764ならどのメーカーでも良いはず。(たまに違うやつがあるけど、ここには書ききれないから略)
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