シンプルZ80マイコン(9)
2025.09.13
ROMを書き込む装置がない場合、
毎回、電源を入れるたびにトグルスイッチをパチパチやってプログラムを入れ直す。
バッテリーバックアップを組込み、毎回やらなくても済むように工夫する。
電池切れや暴走で消えたら仕方ない。またパチパチ入力する。

ダイオードでROMを作ってブートローダを実現する(ヤメレ)。

ROMの書込ってやつは当時の自分には敷居が高く、製作記事は見たが、
やはり地獄のトグルスイッチ方式
1バイト、1ビットたりともミスは許されない一発勝負(笑)
こんな地獄の三丁目みたいな物、ROMライタは欲しいけれど作りたくもなかった。

ROMはどうやって手に入れたかと言うと、MZ-1P07がヘッドから煙を吹いて壊れたので、そこから抜いた2764が2個
エレキットのおしゃべりさんの音声ROM、地元の嘉穂無線の店が在庫処分で安売りしていたので、その時に買い込んだ。これを消去すれば使えるだろうと。

MSXのスロットに差し込んで、BASICからの制御で書き込むものを自作したのは1992年のこと。
最初は50msパルスで2764を書いていた。

書き込むのは良いが消去できないと、書き直しや再利用で困る。
いわゆるイレーサーが必要。紫外線ランプを利用する。
日本の端っこの田舎だったから、紫外線ランプなんかどこで売っているのか見当もつかない。
蛍光管の一種で、一般の蛍光管は白いけど、紫外線蛍光管は透明で内部に水銀の粒が見える。
4W程度のものが使いやすい。直接見ないように、必ず、箱に入れて照射する。
イレーサーを持っていなかった学生時代、床屋の息子に頼んで、殺菌灯で消してきてくれと帰省時にROMを預けたものである。

イレーサーは上司から使い古しの物を譲り受けて最初の頃使っていた。
タイマーが無いから、自分で時間を管理する必要あり。
引き出しがついていて、そこに2716だったら3個、2764は横向きに1個入るかなという物だった。もともと24ピン用の引き出しなんだな。

ROMライタは自作もしたが、就職先がROMライタの会社だったので、私用で使うのはまずいだろうけれど上司に申し出てみたら別に構わないんじゃないと、当時は緩かった。

会社で借りることはできたが、やはり手元にないと、すぐ使いたい時に不便だ。それで購入を検討しながら、ボーナスで買うなら現物支給で良いなと・・・
半分本気+半分冗談で、今度のボーナスは現物支給でいいです(ROMライタ)と言ったら本気にされて、営業部の人が来て、どの機種が良い?オプションどれにする?と聞かれた(笑)
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