回路のQ&Aコーナー
2025.10.04
「ラ製」には各分野のQ&Aコーナーがありました。
マイコン(パソコン)、アマ無線、BCL、CB無線など
回路に関するQ&Aコーナーも有り、
読者からの回路図投稿、または、こんな物を作りたいが、どんな回路にしたらよいか、といった質問に先生方がお答えするというコーナーでした。
よく見かけたのは、こんな回路を設計?しましたが、動くでしょうか?という質問。
これに対して、
**くんの回路は良くできていますが、残念ながら動きません。それは・・・が・・・だからです。
そこで、ここをこのようにしたら動くようになります。それから、・・・は・・・とした方が良いでしょう。感度がよくなります。
・・・といった感じの回答でした。
どう見ても電源がショートしているのに動くわけないよな、ってのも確かありました。当時の未熟な自分でもそれくらいは何とか。
投稿しても採用されるとは限らないし、実際に掲載されるとしても2~3ヶ月後です。
まあ、昭和のあの頃は気が長かったですから。
この回路動くでしょうか?と聞くよりも、実際に自分で試してみたらどうなのかと思います。とても勉強になります。
本当に初心者で右も左もわからない状態では、厳しすぎるかもしれませんけど。
基本的に間違ってないかどうか聞きたかっただけかも。その上で、アドバイスを活かしながら自分で実験していくつもりだったのでしょう。
ラ製のバックナンバーをひっくり返しながら(注:いろんな回路を参考にしたのでしょう)、こんな回路を設計しました、というのもしばしば見かけました。
いろんな回路を合わせてみた感じですかね。
一時は、ゲルマラジオを電源にして1石トランジスタラジオの回路を動作させようという投稿が多かった時もあったような記憶です。
これは私も試してみたことがあって、放送所に近い所ほど有利です。但し、電圧はどうしても低いのでゲルマニウムトランジスタじゃないとうまくいかないと思います。
まず最初にゲルマラジオの調整から入って、強い電波の放送にチューニングしておいてから(これで電源確保)、それからトランジスタラジオのほうで改めて聞きたい局をチューニングするという遠回り。
電源となるゲルマラジオにはワイヤーアンテナが必要になります。
そこまでしてラジオをタダで聞きたいかと思います。
ほとんど未成年でしょうから、実家の電気をタダで使っている身で(笑)
そういえば、無調整ラジオと称して、ゲルマラジオの同調回路のコンデンサを固定にして、これで鳴るでしょうか?という質問もありました。
例の並列共振回路の公式で周波数が求まるわけですが、そりゃあ固定にすればたとえばNHK専用にはなるでしょうけど、計算通りの容量値のコンデンサがあるかどうかです。
市販されているコンデンサは、キリの良い値になっています。それを合わせ込む為に、いくつか並列にしたりする必要があるでしょう。だから普通はバリコンを使うわけです。
ゲルマラジオだったら分離が悪いから、チューニングが大雑把でも結構そのまま聴こえたりします。
ラ製じゃないけど、何か別のラジオの古い本で、究極のゲルマラジオとしてダイオード1個だけの回路が載っていたのを覚えています。
アンテナ、ダイオード、アース、イヤホン、以上です。
ダイオードはアースからアンテナへ向けて接続してあったかな。そのダイオードと並列にクリスタルイヤホンをつなぐ。
同調回路がないのでいろんな放送が混ざるけど聴こえると書いてあったような。
これは、携帯の光るアンテナと同様と考えたらわかりやすいでしょう。
奇抜な質問、ご相談も有り、
自動車に家庭用のエアコンを搭載したいが、このようなインバータ回路で大丈夫でしょうか?というのも覚えています。
自動車に?なんで家庭用エアコン?って思いましたよ。
そういえば昭和のあの頃、カーエアコンなんてのはオプションだったのです。信じられないが本当だ。高級車には最初から有っただろうけど、大衆車には確か一般的ではなかった。
あとで中古のエアコンを取り付けたのを覚えています。
だから、家庭用エアコンを載せられないかという話もでてきたのかな?と想像します。
そういえば、プロの方からのご相談もあり、確か工作機械の制御回路だったと思います。
DTLロジック、当時でも結構古かったと思いますが、その基板を編集部に送ってきて、故障原因は何でしょうか、対策はできるでしょうか、といったご相談。
ちょっとそれはお金が絡むんじゃないかと思うので、実際どうしたのかは知りませんが、回答は出ていました。
AM送信機を作りたいので回路を教えて下さい、という質問に対して、
これは解釈が分かれるところですね? AMラジオに電波を飛ばすトランスミッタだと思うじゃないですか。
しかしアマチュア無線をしている方にとっては、AMってのは変調のことです。だからAMラジオじゃなくて、無線機の送信回路が紹介されていました。7MHz帯だったか50MHz帯だったか忘れましたが・・・
たぶん質問者は、AMラジオに電波を飛ばすほうを希望していたような感じがしました。
中波と書かなければ伝わらなかったでしょう。
マイコン(パソコン)、アマ無線、BCL、CB無線など
回路に関するQ&Aコーナーも有り、
読者からの回路図投稿、または、こんな物を作りたいが、どんな回路にしたらよいか、といった質問に先生方がお答えするというコーナーでした。
よく見かけたのは、こんな回路を設計?しましたが、動くでしょうか?という質問。
これに対して、
**くんの回路は良くできていますが、残念ながら動きません。それは・・・が・・・だからです。
そこで、ここをこのようにしたら動くようになります。それから、・・・は・・・とした方が良いでしょう。感度がよくなります。
・・・といった感じの回答でした。
どう見ても電源がショートしているのに動くわけないよな、ってのも確かありました。当時の未熟な自分でもそれくらいは何とか。
投稿しても採用されるとは限らないし、実際に掲載されるとしても2~3ヶ月後です。
まあ、昭和のあの頃は気が長かったですから。
この回路動くでしょうか?と聞くよりも、実際に自分で試してみたらどうなのかと思います。とても勉強になります。
本当に初心者で右も左もわからない状態では、厳しすぎるかもしれませんけど。
基本的に間違ってないかどうか聞きたかっただけかも。その上で、アドバイスを活かしながら自分で実験していくつもりだったのでしょう。
ラ製のバックナンバーをひっくり返しながら(注:いろんな回路を参考にしたのでしょう)、こんな回路を設計しました、というのもしばしば見かけました。
いろんな回路を合わせてみた感じですかね。
一時は、ゲルマラジオを電源にして1石トランジスタラジオの回路を動作させようという投稿が多かった時もあったような記憶です。
これは私も試してみたことがあって、放送所に近い所ほど有利です。但し、電圧はどうしても低いのでゲルマニウムトランジスタじゃないとうまくいかないと思います。
まず最初にゲルマラジオの調整から入って、強い電波の放送にチューニングしておいてから(これで電源確保)、それからトランジスタラジオのほうで改めて聞きたい局をチューニングするという遠回り。
電源となるゲルマラジオにはワイヤーアンテナが必要になります。
そこまでしてラジオをタダで聞きたいかと思います。
ほとんど未成年でしょうから、実家の電気をタダで使っている身で(笑)
そういえば、無調整ラジオと称して、ゲルマラジオの同調回路のコンデンサを固定にして、これで鳴るでしょうか?という質問もありました。
例の並列共振回路の公式で周波数が求まるわけですが、そりゃあ固定にすればたとえばNHK専用にはなるでしょうけど、計算通りの容量値のコンデンサがあるかどうかです。
市販されているコンデンサは、キリの良い値になっています。それを合わせ込む為に、いくつか並列にしたりする必要があるでしょう。だから普通はバリコンを使うわけです。
ゲルマラジオだったら分離が悪いから、チューニングが大雑把でも結構そのまま聴こえたりします。
ラ製じゃないけど、何か別のラジオの古い本で、究極のゲルマラジオとしてダイオード1個だけの回路が載っていたのを覚えています。
アンテナ、ダイオード、アース、イヤホン、以上です。
ダイオードはアースからアンテナへ向けて接続してあったかな。そのダイオードと並列にクリスタルイヤホンをつなぐ。
同調回路がないのでいろんな放送が混ざるけど聴こえると書いてあったような。
これは、携帯の光るアンテナと同様と考えたらわかりやすいでしょう。
奇抜な質問、ご相談も有り、
自動車に家庭用のエアコンを搭載したいが、このようなインバータ回路で大丈夫でしょうか?というのも覚えています。
自動車に?なんで家庭用エアコン?って思いましたよ。
そういえば昭和のあの頃、カーエアコンなんてのはオプションだったのです。信じられないが本当だ。高級車には最初から有っただろうけど、大衆車には確か一般的ではなかった。
あとで中古のエアコンを取り付けたのを覚えています。
だから、家庭用エアコンを載せられないかという話もでてきたのかな?と想像します。
そういえば、プロの方からのご相談もあり、確か工作機械の制御回路だったと思います。
DTLロジック、当時でも結構古かったと思いますが、その基板を編集部に送ってきて、故障原因は何でしょうか、対策はできるでしょうか、といったご相談。
ちょっとそれはお金が絡むんじゃないかと思うので、実際どうしたのかは知りませんが、回答は出ていました。
AM送信機を作りたいので回路を教えて下さい、という質問に対して、
これは解釈が分かれるところですね? AMラジオに電波を飛ばすトランスミッタだと思うじゃないですか。
しかしアマチュア無線をしている方にとっては、AMってのは変調のことです。だからAMラジオじゃなくて、無線機の送信回路が紹介されていました。7MHz帯だったか50MHz帯だったか忘れましたが・・・
たぶん質問者は、AMラジオに電波を飛ばすほうを希望していたような感じがしました。
中波と書かなければ伝わらなかったでしょう。
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コメント一覧
kanitama - 2025年10月04日 13:11
もうそう遠くない未来にはAIさん相談にのってくれるのかもしれませんね。いろいろな疑問を実験で試しながら切り開いてきた電子工作好きの方々もたくさんおられたと思います。プログラムであればすぐ試すことが出来るので結果を得ることが簡単に出来ました。電子回路も回路シミュレータで確認できれば仮想で結果を得ることができそうですね。
コメント投稿
2025.10.04 12:28
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