掃除機と火花送信機とコヒーラーとヘルツ
2023.12.27
小学生の頃に読んだ本に、マルコーニの時代の送信機・受信機が載っていて興味をひかれた。
タイタニックのSOS送信をしたのも、その送信機だったという。
高電圧を発生して、その火花を断続して電波として飛ばす。いま考えるとノイズばらまきだから現代では実用できないが、その簡単な仕組みを見て、再現してみたくなったわけ。その当時。
その元は「ヘルツの実験」
※参考
ttps://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h17/buturi/ji_herzt01.htm
誘導コイルで高電圧を発生、それを放電させて電波を飛ばす。
少し離れた所に置いた受信ループアンテナで、その両端を近づけておく電波受信時に火花が飛ぶ。
コヒーラーという検波器があって、ガラス管の両端に電極がつながり、中にアルミの粉が詰まっている。通常は導通しない。電波受信すると導通する。そのままだと次の受信ができないので、デコヒーラーといってコヒーラーを叩いて導通を解除させる仕組みがあった。
そのコヒーラーを自作するのがなかなかうまくできなくて、アルミの粉を集めるところで挫折したような記憶。
アルミ板をヤスリでゴリゴリやったけど、粉がなかなか集まらなくて面倒くさくなったのか。
今だったら、でんじろう先生の実験を見れば、ああすれば良かったのかと思うのだけど。アルミフォイルをちぎって丸めても良かったのかと。
針金を丸くして作ったループアンテナにイヤホンをつないで、ノイズを聞いてみたことはある。
送信機をどうするか、というところで誘導コイル、あの理科の実験で出てくるやつ・・・手に入らない。当時は思いつかなかったけれど、その代わりは色々考えられる。静電気を起こして火花をちらしてもよかった。ライターの火花を飛ばすものは当時ほとんど無かった。カチカチってなるやつ。ジッジッじゃなくて。
当時よくいじったのは、拾ってきた掃除機から外したリレー。
手元でON/OFF操作できるようにする為に、ホースの中にコードを通してあり、掃除機本体側にリレーが内蔵されていて、それでモーターをON/OFFする。
そのリレーを取り出してきて、いじって遊んでいた。AC100V用なので電池では励磁しない。だけど、電池をつないだまま鉄片を指で押さえてやると微妙にひっつく。
コイルと接点を直列につないで、微妙に押さえると接点が細かくくっついたり離れたりしてジーッと火花が出る。これを送信機にしてみた。
テレビには盛大にノイズが入るし、ラジオもガリガリ鳴るし、とんでもなく迷惑なシロモノだった・・・。
あと、触り方によっては感電する(した)。コイルに流れる電流を切った瞬間に逆起電力が発生する。それが場合によっては100ボルトを超えることもある。
ところで掃除機から外した部品は他にもあり、フィルター、これは現在とは違って使い捨てではなかった時代のもの。黒い布製の袋だった。
よく見ると、漫画家(藤子F不二雄先生or手塚治虫先生)がかぶっているベレー帽に似ているような気がした(あくまでも個人的な感想)。
当時は漫画家にもなりたいと思っていたから、それを洗って乾かして、頭にかぶってみた。うちの母から、汚いヤメレって叱られながら。
そんなのかぶったって漫画家にはなれない。
タイタニックのSOS送信をしたのも、その送信機だったという。
高電圧を発生して、その火花を断続して電波として飛ばす。いま考えるとノイズばらまきだから現代では実用できないが、その簡単な仕組みを見て、再現してみたくなったわけ。その当時。
その元は「ヘルツの実験」
※参考
ttps://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h17/buturi/ji_herzt01.htm
誘導コイルで高電圧を発生、それを放電させて電波を飛ばす。
少し離れた所に置いた受信ループアンテナで、その両端を近づけておく電波受信時に火花が飛ぶ。
コヒーラーという検波器があって、ガラス管の両端に電極がつながり、中にアルミの粉が詰まっている。通常は導通しない。電波受信すると導通する。そのままだと次の受信ができないので、デコヒーラーといってコヒーラーを叩いて導通を解除させる仕組みがあった。
そのコヒーラーを自作するのがなかなかうまくできなくて、アルミの粉を集めるところで挫折したような記憶。
アルミ板をヤスリでゴリゴリやったけど、粉がなかなか集まらなくて面倒くさくなったのか。
今だったら、でんじろう先生の実験を見れば、ああすれば良かったのかと思うのだけど。アルミフォイルをちぎって丸めても良かったのかと。
針金を丸くして作ったループアンテナにイヤホンをつないで、ノイズを聞いてみたことはある。
送信機をどうするか、というところで誘導コイル、あの理科の実験で出てくるやつ・・・手に入らない。当時は思いつかなかったけれど、その代わりは色々考えられる。静電気を起こして火花をちらしてもよかった。ライターの火花を飛ばすものは当時ほとんど無かった。カチカチってなるやつ。ジッジッじゃなくて。
当時よくいじったのは、拾ってきた掃除機から外したリレー。
手元でON/OFF操作できるようにする為に、ホースの中にコードを通してあり、掃除機本体側にリレーが内蔵されていて、それでモーターをON/OFFする。
そのリレーを取り出してきて、いじって遊んでいた。AC100V用なので電池では励磁しない。だけど、電池をつないだまま鉄片を指で押さえてやると微妙にひっつく。
コイルと接点を直列につないで、微妙に押さえると接点が細かくくっついたり離れたりしてジーッと火花が出る。これを送信機にしてみた。
テレビには盛大にノイズが入るし、ラジオもガリガリ鳴るし、とんでもなく迷惑なシロモノだった・・・。
あと、触り方によっては感電する(した)。コイルに流れる電流を切った瞬間に逆起電力が発生する。それが場合によっては100ボルトを超えることもある。
ところで掃除機から外した部品は他にもあり、フィルター、これは現在とは違って使い捨てではなかった時代のもの。黒い布製の袋だった。
よく見ると、漫画家(藤子F不二雄先生or手塚治虫先生)がかぶっているベレー帽に似ているような気がした(あくまでも個人的な感想)。
当時は漫画家にもなりたいと思っていたから、それを洗って乾かして、頭にかぶってみた。うちの母から、汚いヤメレって叱られながら。
そんなのかぶったって漫画家にはなれない。
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コメント一覧
amesho - 2023年12月28日 06:35
綿菓子!あこがれましたね。お祭りの露天でしか売ってないから、食べたい時に作れたら最高と思っていた。
火で暖めて砂糖を融かすのと、それが遠心力で周囲に飛び散る事を想定して対策をしておくのだけれど、子供の頃は純粋に目的に向かって突き進んでいました。
私なんか思いつきで行動してしまい大失敗の繰り返しでした。
祖母に、ホイホイなんか簡単に作れるよ!と言いながら、空き箱に窓をあけて砂糖を入れて、棚の下の奥に仕掛けておきました。
まあ、入った奴らを逃さない仕組みというものが欠けていたわけで・・・
1週間ぐらいたってから引き出そうとしたら、もう、背筋が凍るような状態に。
火で暖めて砂糖を融かすのと、それが遠心力で周囲に飛び散る事を想定して対策をしておくのだけれど、子供の頃は純粋に目的に向かって突き進んでいました。
私なんか思いつきで行動してしまい大失敗の繰り返しでした。
祖母に、ホイホイなんか簡単に作れるよ!と言いながら、空き箱に窓をあけて砂糖を入れて、棚の下の奥に仕掛けておきました。
まあ、入った奴らを逃さない仕組みというものが欠けていたわけで・・・
1週間ぐらいたってから引き出そうとしたら、もう、背筋が凍るような状態に。
kanitama - 2023年12月27日 21:41
子供の頃はいろいろなことに興味を持ち試したくなる時期がありますね。たいていは失敗してそのまま忘れてしまいます。もちろん、長きにわたりクフを重ねとうとう成功する方もいらっしゃるかもしれません。わたしも綿菓子を作ってみようと空き缶とマブチモーターで大惨事になったことがありました。今思えば笑い話です。
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