H8/3048F
2024.06.24
'90年代後半、Z80の次は・・・という事でPICとH8/3048Fが主力だった。
ある程度のROM/RAM容量を備えていて、ワンチップで、という条件を満たしたのはH8。
川鉄KL5C80A12は、ROMの外付が不利だった。どうしても場所をとるし、その頃、EPROMは段々廃れてきていた。Z80互換は捨てがたいものだったが・・・。
H8/3048Fは実際の製品にも使ってきた。当時の会社ではICEまで買ったのである。たしか岩崎技研のやつ。80万とか、それ以上だったかも。ソフト屋さんは、ICEがないと困る。無いと仕事できないって。
ICEは今のようなJTAGではなくフルICEだから、QFP 100ピンの専用ソケットを基板にハンダ付けする必要があった。この作業自体は慣れたもので問題なかったが、ICEのポッドとの接触が時々おかしくなり、掃除しなければならなかった。
こんな細かいピンが100本もあったら接触がおかしくなっても仕方ないという感じ。
趣味でやる人はICEなしで毎回書き換えていたでしょう。その書換回数の保証は100回までだったと思うけど、もちろん100回ピッタリで書き込めなくなるわけではない。
ただ、何回も書き換えをしたものを製品に組み込むのは信頼性上、推奨されてなかったと思います。(書き換えによって劣化している為)
H8/3048Fの内蔵RAMをバッテリーバックアップするのも実際にやっていた。電源電圧を検出して特定のピンを操作する。
単純にバックアップするだけだろうと思ったら甘い。今のデータが正しいかどうか、起動時に判断しなければならない。データの検証をしないでそのまま初期値として使用したらおかしくなったりする。
電源OFF時にはNMIを入れてデータを保存して終了し、電源ON時には例えばチェックサムを取るとか特定のデータ(複数)を比較して正常か判断する。
保存したデータが、規定の範囲内にあるかどうか、関連するデータとの整合性も見る必要がある。
そのH8/3048Fもだんだん廃れてきてH8/3048F-ONEが登場した。
この-ONEに移行すべく変更点を調べたりしたが、結局使わないまま終わってしまった。
そういえばその前に3052F等も使ったっけ。三岩ボードというのがあってだな・・・
ある程度のROM/RAM容量を備えていて、ワンチップで、という条件を満たしたのはH8。
川鉄KL5C80A12は、ROMの外付が不利だった。どうしても場所をとるし、その頃、EPROMは段々廃れてきていた。Z80互換は捨てがたいものだったが・・・。
H8/3048Fは実際の製品にも使ってきた。当時の会社ではICEまで買ったのである。たしか岩崎技研のやつ。80万とか、それ以上だったかも。ソフト屋さんは、ICEがないと困る。無いと仕事できないって。
ICEは今のようなJTAGではなくフルICEだから、QFP 100ピンの専用ソケットを基板にハンダ付けする必要があった。この作業自体は慣れたもので問題なかったが、ICEのポッドとの接触が時々おかしくなり、掃除しなければならなかった。
こんな細かいピンが100本もあったら接触がおかしくなっても仕方ないという感じ。
趣味でやる人はICEなしで毎回書き換えていたでしょう。その書換回数の保証は100回までだったと思うけど、もちろん100回ピッタリで書き込めなくなるわけではない。
ただ、何回も書き換えをしたものを製品に組み込むのは信頼性上、推奨されてなかったと思います。(書き換えによって劣化している為)
H8/3048Fの内蔵RAMをバッテリーバックアップするのも実際にやっていた。電源電圧を検出して特定のピンを操作する。
単純にバックアップするだけだろうと思ったら甘い。今のデータが正しいかどうか、起動時に判断しなければならない。データの検証をしないでそのまま初期値として使用したらおかしくなったりする。
電源OFF時にはNMIを入れてデータを保存して終了し、電源ON時には例えばチェックサムを取るとか特定のデータ(複数)を比較して正常か判断する。
保存したデータが、規定の範囲内にあるかどうか、関連するデータとの整合性も見る必要がある。
そのH8/3048Fもだんだん廃れてきてH8/3048F-ONEが登場した。
この-ONEに移行すべく変更点を調べたりしたが、結局使わないまま終わってしまった。
そういえばその前に3052F等も使ったっけ。三岩ボードというのがあってだな・・・
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kanitama - 2024年06月24日 21:07
ワンチップのマイコンの登場など進歩が激しくなって新しく出たチップがどんなものか様子を見ているとまた次のチップが登場するといった様子が目に浮かびます。これも時代に流れでしょうか。
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