四角い電池
2023.03.22
幼い頃、虜になっていた物のひとつ、四角い電池。
006P 9V電池じゃない方の、大きい電池。



電池の写真はパナソニックのサイトから拝借しました。

最初は、親父がどこかの使い古しを持ち帰ってきたんだろうな。
一応まだ電圧が出て、遊びぐらいには使えたので・・・

荷札の針金で+/-をショートして熱くなるのを確かめたりとか。

荷札ってのが、また懐かしい。昔は鉄道貨物で小包を送ったのだけど、その時に、荷物に結びつけたのが荷札。
荷札には、宛先とか書くようになっていたと思う。
細い針金で、荷物をしばった紐に結わえ付けておく。
祖母の店が駅前にあり、当時そこに住んでいたので、荷札も店で売っていた。確か当時1枚5円。

そのうちに鉄道貨物が廃止となり、この荷札いらなくなったからって、もらって遊び道具にしたような。それ以前にも勝手に失敬して、前記のような電気のいたずらに使っていたけどな。

昔は鉄道で郵便物も運んでいた。列車が着くと、郵便局の人たちが郵便袋を列車から積み下ろしするのを眺めていた。その車両には〒マークがついていたはず。

ところで、この電池は通信用と書いてあり、じつは磁石式電話機の電源になっていた。手回しの電話機の横に置いてあったはず。全然記憶にない。幼い悪ガキには手の届かない高い場所にあったせいだ。

それから、気象観測機の電源としても使われていた。
当時、漁港の近くに風速計などを備えた小屋があり、その当時でも廃止されて放置されていたような記憶だが、周囲の草むらをかきわけて、中をのぞいてみたりした。
そのうちに完全に壊れてしまい、いまでは痕跡もない。

いまは三菱電機製の電池が売られているけど、じつは中身は単1が2本入ってるだけらしい。あけてみた事はない。
昔の電池は、太いサイズのセルが2本入っていた。それだけに大容量だった。

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