個人的 大ピンチずかん
2025.10.08
実家にいた頃の出来事

壁を這っていた"G"を、掃除機で仕留めるのに成功した・・・のも束の間、
掃除機が止まった。

ちょうど家のアンペアがギリギリだったようで、ブレーカーが落ちた。
夜だったから照明も消えた。

ヤバイ。
大ピンチだ。

このまま掃除機の吸込口を開放すると、そこから出てきてしまう。
奴が。

奴が。

袋におさまってないかもしれない。
中途半端に吸い込んだところで止まったから、出てくる可能性が高い。

「おい!誰か早く!!ブレーカーを上げてくれ!!!」と叫ぶ。

そうでないと、吸込口を壁に押し付けたまま、耐えなければならない。
(立ったままの姿勢なのだ。床に置くには、吸込口を壁にくっつけたまま静かに降ろさなければならない)

真っ暗だから、吸込口が壁にピッタリくっついているかどうかも微妙だ。

出てきた奴が復讐心に燃えて、反撃してくる可能性があった。
暗闇の中で奴に襲われる事態を想像し、ゾクゾクする。

・・・・・・・・・

再び電源が入った。
グィ~~~ン・・・・・・ピタッ

また落ちた。

消費電力の大きい器具の電源を切ってからブレーカーを上げろ! また落ちるでしょうが!!と叫ぶ。そう言っても通じない。

吸込口に丸めた紙でも詰めれば出てこれないと思うが、紙を取ってくるには、掃除機を一旦置かなければならない。
吸込口を壁にくっつけたまま置くのは意外と難しい。ずれてしまったら、奴が出てきてしまう。奴が。

殺虫剤を吹き込むにしたって、それを取ってくるには、やはり掃除機を置かなければならない。

そして殺虫剤を吹き込むのは危ない。可燃性ガスが含まれていて、モーターの火花で燃えるかもしれない。(やっちゃダメですよ)
(スイッチを切ってから吹き込むつもりだった)

結局どうしたっけな。

掃除機の吸込口をうまく立てて、口が床面とぴったり接するようにしておいた。

後日、母が掃除しようとして掃除機を動かしたら、奴がそこから出てきて、
キャーーー ・・・という話。
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