パソコン(マイコン)以前
2025.11.03
中1の正月にHITBIT(HB-101)を買ったのが初めてのパソコン(当時はマイコンという呼び方も残っていた)。

それ以前の話を書くと、

親父がニャロメのおもしろコンピュータ探検という本を買ってきた。
それに載っていたキーボードの絵を見ながら、入力の練習をした。
パソコンを買うお金もなかったから、想像の中で練習していた。

初めて触ったのはJR-200(松下)
まだ小学生だっただろうか。
当時あったディスカウント店に展示してあり、電源が入っていた。
うろ覚えのBASICをおそるおそる打ち込んでみたりとか。

初歩のプログラムで出てくるような、ふたつの数を入れて足し算をして表示するプログラム。
10 INPUT B
20 INPUT C
30 A=B+C
40 PRINT A
50 END

なんでB,Cなのかって、これは個人の好みね。式をA=B+Cときれいに?したかったのでしょう。

キー配列も知らないから、文字を探すのにずいぶんかかったけれど。
Bが見つからないからAにしよう。
ということで、式は変えないとな。こんな具合。

BASICを1行打ち込むたびにRETURNを押すのも知らなかったような気がする。
カーソルキーで次の行にカーソルを持っていったりとか、かわいい事をしていた。
それで打ち込んだプログラムは当然、動かない。それ以前に記憶されてない。画面に文字が並んでいるだけ。

その次に触ったのは何だったろう。忘れた。
店に展示してあっても電源が入っていなかったりとか、本体だけとか。

しかし、いったいこれはどうなっているんだろう?
日立H1(MB-H1)などのカタログを見て、中身はどこに入っているんだろうと思っていた。
そりゃあ、所有したこともないし、開けてみたことも当然ないんだから知らない。
後年、壊れたのを開けてみるまでは謎だった。

冒頭のHB-101を買いに行った時も、最初からそれを買おうとしていたのではなく、
予算的にもPV-7かなと思っていたわけ。とりあえずそれで。
田舎だからパソコンが置いてあるだけでも珍しかったのだが・・・
最初デパートに行ってみたけど、PV-7は在庫がなかった。
その向かい側にある大きい電器店に行ってみると、HB-101が有った。
ゲームソフト1本付きで\46,800だったか。ゲームは不要と言ったら\40,800になったと思う。

買って帰ったその夜は大興奮。
新品のニオイだとか言って嗅いでみたり、もはや変態。(笑)

拾ってきた白黒テレビを自分の机の上に置いて使っていた。

翌日、学校に行っている間にHB-101を捨てられたりしないかが心配だった。
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
kanitama - 2025年11月03日 20:49
MSX2くらいまではセパレートの高価なMSXも存在していたと思います。パソコンとしての進化をにおわせていたように思います。しかし、一方で低価格でキーボード一体型が出始めゲーム機としての地位を確立しようとし始めたように思えます。ファミコンなどを意識し始めたのかもしれません。あの時代はそれが正解だったかも。でもキーボードが残ってBASICが使えたことは大きかったですね。
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -