8トラ
2025.01.12
8トラといえばやっぱりカラオケ、というと年代がバレバレか。
通信カラオケ登場よりもはるか昔は8トラ。または普通のカセットテープ。

あのでっかいカセットに4曲入っていた。
でっかい、と書いたけど当時はそんなものだと思って特に違和感もなかった。

中身のテープはエンドレスになっていた。つまり、最初と最後がメビウスの輪のようにつながっていた。そのつなぎ目には銀紙が貼ってあり、デッキが検知していた。

カーオーディオも当時は8トラで、
単純なラジオ →8トラ →カセットテープ →CD →MD →略・・・ こんな歴史かな、という認識。

当時の二光通販のカタログで覚えているのは、8トラのデッキでカセットテープを再生できるようにするアダプター。形状は8トラなのだが、カセットテープが装着できる仕組みがあった。

カセットテープだって、ウォークマン、CD、MD、MP3プレーヤーが接続できるようにするカセットアダプタがあった。そのカセットにはヘッドがついていて、線がのびていた。その先端をMP3プレーヤー等に接続する。

今では、こんな話はワケがわからないだろうな。
一般に8トラが廃れた後も、バスの案内テープは8トラがずいぶん後まで利用されたと思う。

小学生の頃、8トラテープは時々投げ捨てられていた。テープがヒラヒラ~となっているので目について、これって巻き直したら再生できるのだろうか、と思っていた。(それ以前にデッキを持っていなかった)

実際、ぐちゃぐちゃのやつを巻き直そうとした事もあるけど、あのエンドレスをどうしようもなくて根性が続かず、
単純に円盤を回して遊ぶルーレットみたいな玩具に変身させて終わっていた。

当時、自分には野望があって、好きな内容を録音した8トラテープを作りたかった。(なんでわざわざ?と考えないのである。思いついたら行動あるのみ。)

それは、8トラのテープってなんで再生ばっかりなのだろう? 録音できるのは無いのか?という素朴な疑問から始まった。
カラオケ用などのテープだって元々録音したはずだから録音できるのは当たり前だろうけど、意外と録音デッキは売ってないように思えた。当時は情報を入手する手段も限られていたから知らない。特殊な装置で録音してから巻き直してるのかと勝手に想像していた。
結局、録音は個人レベルではできないという認識に落ち着いた。

そこでオープンリールのテープレコーダを使ったらどうかと考えた。これにテープを巻き直して録音し、それをまた8トラのカセットに巻き直せば、自分だけのテープができるんじゃないかと。
その巻き直すのが大変で挫折したことがあるのに、いちいちやってられないだろう。(とは考えなかった)

デッキは持ってなかったけど、よく遊びに行く寿司屋のおじさんに頼めば大丈夫だろうと思ったが、勝手に触ったらダメ!!って怒られて、そこで挫折したような気がする。

そんな8トラ、いまではゴミ扱い。誰もいらないって。(でも、少ないだろうけど欲しがる人はいるはず)
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