MULTI16 IVとFMR-50
2025.02.27
'88年頃の話
学校にFMR-50(富士通)というパソコンが導入された。
その前に視聴覚室にはMULTI16 IV(三菱)が40台導入されていた。

なんでこんなマイナーな機種が・・・と、同級生のマニア同士で愚痴っていたものである。
どうせならPC98を入れてくれればいいのに、と。

PC98にしなかった理由は不明。
メーカーとのコネか、安かったのか。

PC98だったら、余計なソフトを持ち込んで遊ぶからダメなのか?(それは先生たちだろう。職員室はPC98ばかりで、麻雀などで遊んでいた)

一応、MULTI16 IVはCP/M86とMS-DOSが動作した。そのMS-DOS上からBASICを動かしていた。
ワープロソフトも有った。(A1M2、エースワンマークII)

FMR-50は、汎用コンピュータFACOM M730の付属品として導入されたようなもの。
良かったのは、これが置いてあるコンピュータ室だけ(当時)冷房があった。
夏場のパソコン実習は最高だった。

この汎用コンピュータは、いわゆるメインフレームと呼ばれるもの。
メモリ容量などは今の安物PCにも劣る。(それだけで比較したらいけないが)

ご参考
ttp://museum.ipsj.or.jp/computer/main/0073.html

これを使ったFORTRANプログラム実習も有ったが、コンパイルがとても遅くて嫌になっていた。
何百何千行というプログラムを作っているのではなく、10行前後の短いプログラムをコンパイルして実行するだけなのに。
コンパイル、実行、を押してから15分ぐらい経過して、ようやく終了。(長すぎ)

これだったら、PC98のMS-DOS上の開発環境のほうが良かったのでは。いや、PC-8001のCP/M上でも十分だったかも。

そのくらい遅かった。

確か10人か15人前後、FMR-50を端末として使っていたけど、みんな同時に操作するとさらに遅い。

先生が、ベンチマークだったのか知らないけど、合図したらみんな一斉に実行キーを押せよという。
うっかり私が(フライングして)押してしまい、お前のせいでみんなが迷惑するだのボロカス言われてしまった。

FMR-50自体は普通に使えるパソコンだった。MULTI16よりマシ。(でも本当はPC98がよかった)

まだ当時はHDDは一部しか付いておらず、フロッピーディスクを主に使っていた。

FMR-60も数台あったような。それにHDDが内蔵されていた。

このFMR-50だけど、いつだったか数年前に母校を訪れた時にまだ有って、いまだに動いているとは・・・

調べてみると、官公庁などで使われていた機種のようで、その流れで学校にも入ったのかもしれない。

----------追記
FMR-50エミュレータが有る?
ttp://takeda-toshiya.my.coocan.jp/fmr50/index.html
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -