ネジザウルス
2025.08.24
ネジザウルス
つぶれたり、さびついたりして普通にドライバで回せなくなったネジをつかんで回す、ペンチに似た工具

持ってないけど、便利そうだと思い買っても結局使わないままになりそう。だけど有ったらあのとき苦労しなくて済んだのでは・・・と思ったりして、微妙に迷う。

近頃はミャクミャクバージョンも有る。

どこかの現場で、50~60年前の制御盤を直すときに一緒にいた工事部隊の方が「ネジザウルスです」と言って渡してきたけど、見た目は普通の電工ペンチぽかった。

ニッパーでネジをつかんで回す人を見たことがあるけど、刃こぼれするから絶対ダメ。(これで知人に私の愛用ニッパーを台無しにされた)

錆びついたネジは、頭を掴んで回そうとしてもそこで折れてしまうこともある。サビがひどい場合。

たったのネジ1本のために悪戦苦闘で意外と時間を食うこともある。

まず、古くて緩まないネジを回す前に、ピッタリ合うドライバーを使って、押す力を十分かけながら慎重に回すのが基本

それでもたくさん緩めれば、1本ぐらい失敗することは有る。

なかなかゆるまないネジには、CRC5-56のような油をちょっとさしてみるとか、加熱してみたりする。バーナーとかトーチであぶるのは、周囲を焼いてしまうから必ずしもできない。ヒートガンに細いノズルを付けて熱風を集中させたり、はんだごてを当てて加熱するのを試してみる価値はある。

皿ネジのつぶれたやつで苦労した事はあるけど、これはネジザウルスの対象外。つかみようがない。
そんなときはネジの頭をドリルで削って取り除くしかない。たとえば筐体のフタをとめている皿ネジ。その1本だけつぶれていてフタがとれない場合。
ドリルで慎重に削る。削りすぎないように。
頭の部分を削って、フタがとれたら、ネジの残りを道具で掴んでゆるめて取り外す。
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kanitama - 2025年08月24日 18:05
ネーミングがすばらしいです。1回聞けば覚えることができます。実力のほどもそこそこありそうですね。さびて回せないネジほどやっかなものはありません。普通はあきらめる案件でも、こういった道具があれば素人工作でもある程度対応ができそうです。
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