電子工作雑誌に欠けているもの
2025.11.22
色々な製作記事が並んでいるけれど、どうやって作るのかは書いてない。
当然知っているものと思っているのか、気にしていないのかは不明。
さすがに毎号、ハンダ付け入門を載せるわけにはいかないだろうけど、
本当の入門者への門を閉ざしてはいけないなと。

マニア仲間だけで自慢しあっているような誌面ではいかんなと。
そんな雰囲気だと初心者が入りにくい。

電線の皮剥きとか、道具の使い方。
部品はどこで手に入るのか。
もし無かったら代替品は。
安全上、気をつけることは。
ケースの加工方法は。

そして、興味を持つようなきっかけを与える。

これだったらできそうだ、やってみよう、と思うような簡単な製作例を毎号載せる。
たとえば、初歩のラジオや子供の科学に載っていた泉弘志さんの記事のような。

さらにその上のステップとして、設計の仕方を書いてほしかった。
ラジオなどの製作記事には、どうしてここはこのトランジスタを使って、何キロオームにしたのかが書いてない。誌面の都合もあるだろうけど。
設計の仕方がわからないから、個人的にはその先になかなか進めなかった。
なぜ、このような回路にしたのかというのも書いてほしかった。

そりゃあ、工業高校の電子科で基礎理論から習って・・・ということになるのかなと思うけど、学校で習っただけでは実際に設計できるようにはならなかった。
増幅回路の回路定数を計算してレポートにまとめ、実際に作り(エッチング、ハンダ付け)、周波数特性をとるのを一度やったぐらい。
就職してから諸先輩方の設計を参考にしたり、失敗を繰り返しながら覚えていったが、なんか今でもモヤモヤしています。
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kanitama - 2025年11月22日 10:40
学校で習うことは基礎的な知識が多く、実戦で使うのは仕事を経験しながらスキルを上げなければ難しいと思われます。実際には仕事に就いてから学ぶことになるでしょう。職業訓練校でない学校では友達と楽しく過ごす場の提供かもしれません。就職までの時間を与えてくれている気がします。
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