コイルまきまき
2025.12.02
コイル巻きは趣味だけでなく仕事でも結構やってる。
トロイダルコアとか、トランスとか。
いままで何百個巻いたかというのも有る。

そんなコイル巻きの大敵は割り込み。電話とか。

何回巻いたか忘れてしまう。
巻きながら押さえていたのを離すから、ほどけてしまう。
エイクソーやり直しだ。

子供の頃は理科の実験でエナメル線を使っていた。黒い塗装だった。

エナメル線、ホルマル線とか、ウレタン線というのは塗装の違い。いちいち面倒なのと最初に覚えたことから単純に(一緒くたに)エナメル線と呼んでしまったりする。

エナメル線は紙やすりやマイナスドライバー、カッターナイフの背でゴシゴシこすって塗装を落として銅線を剥き出しにして使っていた。

ウレタン線はハンダゴテの熱で塗装が融けてハンダ付けできる。トランスのピンに巻き付けて、ハンダゴテを当ててハンダを流すか、ハンダ壺に入れてハンダ付けできる。

子どもの頃エナメル線の入手元は2つあって、
ひとつは親父の実家に転がっていたトランスをほぐしたもの。ボビンが回るようになっていて、好きなだけ引っ張り出して使えた。
もうひとつはテレビの偏向コイルと遅延線。ゲルマラジオのコイル巻きやワイヤーアンテナに利用した。

電磁石を作り、釘をくっつけたり、ベルを鳴らして遊んでいた。

その電磁石が暖かくなるのに気づいて、これを冬のホッカイロ代わりにできないかと、いま思えば奇妙なことも考えていた。

そして、電磁石の線を電池にくっつけたり離したりしている時に時々ビリッと来るのに気づいた。離す時に電極を握っているとビリッと来ることがある。

のちに捨ててある掃除機からリレーを外してきて、それを適当にいじっていたら火花放電をすることに気づいた。
リレーに電池を配線し、カバーをはずして、鉄片を指で微妙に押さえると放電が持続したりする。これでテレビやラジオに雑音が出たけど、これで火花送信機の実験ができると気づいた。
マルコーニの実験を本で読んだんだな。

ただ、コヒーラーをどうやって作るかで躓いてしまい、結局試せなかった。後年、でんじろう先生の実験を見てこんなふうにすれば簡単にできたのかと気づいて、ああ、今さらと思った。

アルミの粉をどうするかで、ひたすらアルミ板にヤスリをかけていた。紙にアルミ粉を受け止めて・・・だが、すぐにヤスリの目が詰まってしまって削れなくなる。ワイヤーブラシでヤスリに詰まったアルミを落とし、またゴシゴシやるけど、根性がないから続かなかった。
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