放熱と樹脂
2026.01.30
これはずいぶん昔の話で、LED電球と格闘していた時です。

当時の怪社ではLED電球を作ろうとしていました。
ちうごくから買ったものは品質が悪いから、中身を作り直した。

しかしLED電球というものは、自らの発熱で自分の寿命を縮めるという自*的なシロモノ。
根本的に、どうあがいても無理だろって思っていました。

LEDは長寿命で何万時間だって? その前に電源回路がくたばってしまう。

大きな原因は電解コンデンサ、それを無くせばという考えも有ったが、それはそれで別に作ったのでここでは省略します。

中国製のLED電球が現場でチカチカしたり光らなくなった。原因を調べろ。
それを私がノコギリで切断して、中身を取り出して調べていくと、やはり電解コンデンサでした。
サーモカメラで見ていると、みるみるうちに温度が上がっていきます。そして制御ICの熱保護が働いて消灯し、冷えれば点灯し、それでチカチカするわけです。
特に電解コンデンサ自身が発熱しており、リップルに耐えられないのでしょう。これじゃLEDに温められるまでもなく自ら滅びの道です。
その電解コンデンサは、それまでの熱でドライアップしていました。新品から1年ちょっとの使用時間だったと思います。
これがたくさん有ったから大変なことです。返品の山です。

あれこれ有ったけど、熱伝導の樹脂を埋め込んだらというトップの指示です。トップは全然わかってないまま、人に言われるままに流されていました。

それでとにかく実際にやってみたら、電球がつかなくなった。

なぜだ、原因を調べろってんで、
私がヒートシンクをノコギリで切断し、中身の基板を取り出して樹脂を取り除いたら、光るようになった。

その樹脂の絶縁抵抗も気になったが、それよりも膨張・収縮が主な原因ではないかと。
液状だった樹脂が固まる時に収縮し、それで部品が押されたり引っ張られた。たとえば接合が剥がれた。

それなら基板をチューブで包んで、収縮の影響を受けにくいようにしろ。(部品に接触してこその熱伝導なのに・・・熱伝導とは?)

樹脂を流し込むだけで大幅コストアップなのに・・・

泥縄的な対応ばかりで結局ものにならなかったという黒歴史!

そしてまた、トップは意見を聞かない。俺様が全て決める。お前らは勝手に決めるな。意見することは許さない。(何もわかってないのに) これじゃあダメでしょうって。

まあ、学びましたね。その時の経験の反対をすればうまくいくんだと。(笑)

あれから十数年経過したが、もう関係ないはずなのに今でもLED電球の中身が気になって仕方ないのです。やっぱり買ってきたらバラしてみますね。どんな工夫をしているだろうって。
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