チューブを使い切る
2024.02.11
小学生の頃、ある時に目覚めたのだが、

それまでは絵の具や歯磨きのチューブを適当に使っていた。
押さえてやれば中身が出てくる。ただそれだけだと思っていた。

残り少なくなると、どうにかして買わずに済ませたくなる。

そこで、鉛筆で押さえながらチューブをしごいて、あるいは鉛筆を転がすようにして中身を先端に向かって寄せ集めた。

そうするとチューブの中身のない部分はキレイに真っ平らになる。その姿がじつに美しく見えた。全く無駄がない。

ここで目覚めて、とりあえず絵の具の全部のチューブをそのようにしてペッタンコにした。

当時は金属製のチューブだった。(材質は知らないけど鉛?アルミ?)

とにかく、常にペッタンコになるように保守した。

次に歯磨きチューブをしごいてみたが、柔らかい樹脂のチューブなので元に戻ってしまいがちだった。いまいち「美しくない」

それから接着剤のセメダインCとかボンドG-17のチューブをしごいて美しくした。

ところが・・・そうやって強引に中身を押し込んだせいか、圧力が高まった状態になった。チューブのキャップをとると、中身がニョロニョロ出てくる。

わあ、こぼれるこぼれる・・・タラリーと垂れて、始末に負えなくなる。中身が出てくることなんてこれっぽっちも考えてなかった、あの頃。

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