ポリウレタン銅線(UEW)
2025.03.25
ユニバーサル基板の配線は、
最初の頃、適当なビニール線を使ってつないでいた。でも、太いからかさばってじゃまになる。
次にスズメッキ線を使ったが、裸線なので交差するような場所にはそのままでは使えない。出番は、電源の引き回しぐらい。
それからラッピング線を使い始めて、これはまあまあ良かった。
学生の頃にマイコン自作の本を買ってみたら、「ワイヤリングペン」というものが紹介されていた。
それに使われている細い線がUEWというものでポリウレタン銅線でした。
小学生の頃、電磁石の実験でおなじみだったエナメル線とは似て非なるものらしい。
エナメル線は紙やすりやマイナスドライバー(あるいはカッターナイフの背)でゴシゴシやって塗装を落とし、銅をむきだしにしてから接続していた。
一方、UEWは削っても良いが、ハンダゴテで加熱すると塗装が融けてくるので便利という。
マイコンにはバス配線が多い。たとえばデータバス。CPU、ROM、RAM、8255といった具合にデータバスを並列につなぐ必要がある。
同じ場所にビニール線を2本つけようとしても、はんだごてで加熱した時に片方のハンダが融けて浮いてしまったりする。(そこで、長めにむいてから巻き付けたりした)
UEW線の場合、接続したいピンに細い線を巻き付けていけば良い。途中で切らない。クルッと巻いて、次へ。
それからはんだごてで加熱してハンダを流すと、塗装が融けてハンダがなじんで接続される。
これがラッピング線だったら、被覆を剥いてピンにひっかけてはんだ付けして、余分を切って、次の接続箇所へ、また被覆を剥いてピンにひっかけてはんだ付け。
ワイヤーストリッパーを持ったり置いたりニッパーに持ち替えたりハンダゴテを持ち替えたりして忙しい。
本を読み、こりゃー画期的なものじゃないか、と思ってパーツ屋に行ったら売られていたわけ。それで買ってきて試した。学生時代ね。
ところが、言われているように簡単には融けない。おかしいなあ。相当加熱したら融けたけど、これじゃソケットが融けたりしないか、基板を傷めたりしないか、という感じ。
当時使っていたハンダゴテがだめだったのかもしれないけど・・・
これで接続不良が起きてトラブったらたまらんと思って、使うのをやめた。
なーんだこりゃーと放り投げて、結局その後も捨てずに持っていた(今でも有る)。

いま改めてハンダゴテを当ててみたら、いとも簡単に塗装が融けた!
やっぱり当時のハンダゴテがショボかったか。
こて先はC面(斜めカット)が良い。熱が伝わりやすい。
先日の話、たまたま手に入れたワイヤーがUEWだったのでした。
また削るのか面倒だな~と思ってハンダゴテを当ててみたら、あれっ、容易に塗装が融けるぞ!
なんだ、これくらいだったらどんどん使ったのになあと思えるぐらい。
(だけど、塗装を焼く臭いがくさい。身体に悪そうな臭いがする。部屋に染み込む臭い。換気を良くして使おう)
でも、これくらい容易に塗装が融けるなら実用性がある。だけど今さらという感じ。めったにユニバーサル基板で回路を組むことは少なくなった。残念。
なおUEWなどは本来ユニバーサル基板の配線専用じゃなくて、マグネットワイヤーといってモーターやトランスの巻線用に作られたもの。
最初の頃、適当なビニール線を使ってつないでいた。でも、太いからかさばってじゃまになる。
次にスズメッキ線を使ったが、裸線なので交差するような場所にはそのままでは使えない。出番は、電源の引き回しぐらい。
それからラッピング線を使い始めて、これはまあまあ良かった。
学生の頃にマイコン自作の本を買ってみたら、「ワイヤリングペン」というものが紹介されていた。
それに使われている細い線がUEWというものでポリウレタン銅線でした。
小学生の頃、電磁石の実験でおなじみだったエナメル線とは似て非なるものらしい。
エナメル線は紙やすりやマイナスドライバー(あるいはカッターナイフの背)でゴシゴシやって塗装を落とし、銅をむきだしにしてから接続していた。
一方、UEWは削っても良いが、ハンダゴテで加熱すると塗装が融けてくるので便利という。
マイコンにはバス配線が多い。たとえばデータバス。CPU、ROM、RAM、8255といった具合にデータバスを並列につなぐ必要がある。
同じ場所にビニール線を2本つけようとしても、はんだごてで加熱した時に片方のハンダが融けて浮いてしまったりする。(そこで、長めにむいてから巻き付けたりした)
UEW線の場合、接続したいピンに細い線を巻き付けていけば良い。途中で切らない。クルッと巻いて、次へ。
それからはんだごてで加熱してハンダを流すと、塗装が融けてハンダがなじんで接続される。
これがラッピング線だったら、被覆を剥いてピンにひっかけてはんだ付けして、余分を切って、次の接続箇所へ、また被覆を剥いてピンにひっかけてはんだ付け。
ワイヤーストリッパーを持ったり置いたりニッパーに持ち替えたりハンダゴテを持ち替えたりして忙しい。
本を読み、こりゃー画期的なものじゃないか、と思ってパーツ屋に行ったら売られていたわけ。それで買ってきて試した。学生時代ね。
ところが、言われているように簡単には融けない。おかしいなあ。相当加熱したら融けたけど、これじゃソケットが融けたりしないか、基板を傷めたりしないか、という感じ。
当時使っていたハンダゴテがだめだったのかもしれないけど・・・
これで接続不良が起きてトラブったらたまらんと思って、使うのをやめた。
なーんだこりゃーと放り投げて、結局その後も捨てずに持っていた(今でも有る)。

いま改めてハンダゴテを当ててみたら、いとも簡単に塗装が融けた!
やっぱり当時のハンダゴテがショボかったか。
こて先はC面(斜めカット)が良い。熱が伝わりやすい。
先日の話、たまたま手に入れたワイヤーがUEWだったのでした。
また削るのか面倒だな~と思ってハンダゴテを当ててみたら、あれっ、容易に塗装が融けるぞ!
なんだ、これくらいだったらどんどん使ったのになあと思えるぐらい。
(だけど、塗装を焼く臭いがくさい。身体に悪そうな臭いがする。部屋に染み込む臭い。換気を良くして使おう)
でも、これくらい容易に塗装が融けるなら実用性がある。だけど今さらという感じ。めったにユニバーサル基板で回路を組むことは少なくなった。残念。
なおUEWなどは本来ユニバーサル基板の配線専用じゃなくて、マグネットワイヤーといってモーターやトランスの巻線用に作られたもの。