ゲーム&ウオッチ
2024.12.27
小学生の頃に流行り始めたのは、おなじみのゲーム&ウオッチ

うちだけはどうしても買ってもらえなかった。まず理解がない。
そこで、友達からちょっとだけ借りて遊ぶしかなかった。

なんでみんな買ってもらえるんだ。しかも次々と新機種を。

もともと反射神経は鈍いほうだったし、ちょっと借りて遊ぶぐらいしかできないから、習熟度がどうしてもみんなより劣った。すぐ終わるし。

初めて触ったのは、「アメリカネズミー」が卵をこぼさないように拾うやつじゃなかったかな。
京都の花札屋は、確かトランプを作っていた関係で「出銭ー」の許可をもっていたと思う。

子どもたちが夢中になっていたゲーム&ウオッチ、これに当然PTAは反発した。

まず、夢中になって勉強しない。外で遊ばなくなった。(この前まではテレビに夢中だったのに今度はゲームか、という感じか。ドリフが批判されていたっけ)

次にボタン電池が危険だと。飲み込んだら胃に穴があくとか何とか。
それで、今も書いてあるのか知らないけど、誤飲の相談先の電話番号がボタン電池のパッケージに書かれるようになった。

自分の周辺では誤飲の話は聞いたことがなかったけど、電池のフタは良く無くす奴がいたね。厚紙を切ってセロハンテープで貼って押さえたりした。

そして・・・
遅ればせながら、うちにもゲーム&ウオッチじゃないけどLSIゲームがやってきた。親戚からのプレゼント。やったー。

ところが、兄弟で奪い合って遊んで、喧嘩しているのを見た親父がブチキレて、「こんなものがあるからいけないんだ!!」というわけで窓を開けて外に投げ捨てた。

庭の粗大ごみが置いてあるところにバーンと叩きつけられ、壊れたかと思った。

急いで走っていって、無事を確認したら懐に入れて大事に持ち帰ってきた。

幸いなんとか無事だったが、勝手に捨てられたら困るので、以後は目立たないように遊んでいた。

奪い合って遊ぶのわかるでしょう。それだけ「飢えて」いたのだから。
そして、いま自分がこの年齢になって思うのは、うまく譲り合って遊ぶことを教えるとか考えさせられなかったのかと。ブチキレて投げ捨てるなんて短絡的。


ゲームウオッチと呼んだり、それだと花札屋の商標なので他社も含めてLSIゲームとか電子ゲームというのが一般的だったか。

今この年齢になってみるとあんなの何が面白かったんだろうと思うけど、自分自身が老化したんだろうな。

そのほか、蛍光表示管のゲーム。
これは電池代がかかるけど、暗い所でも遊べるので良かった。布団に隠れて遊んでいた。

フリスキートム水道管。
これは水道管をつないでいくゲームで、せっかくつないだ水道管がはずれてしまったりするが、うまくつながって水が流れるとシャワーに水が供給され、入浴シーンがみられるというもの。

入浴シーンと言っても、まあ、あの画面ですからね。あとはあなたの想像力次第。
チャンポン
2024.12.27
某チェーン店のチャンポン

今ではオートメーション化された調理だけど、昔は鍋を振って材料を炒めるところから始めていたのでそれなりに時間がかかっていた。だけど美味しかった。

もうすっかり改装されてしまったが、昔のカウンター席は厨房を囲むようなレイアウトで、作っている様子を見ながら待つことができた店もあった。

調理する人の腕次第なので、おいしい店とそうでない店のばらつきもあった。

個人的には、キャベツが柔らかくなっているのが特に好きだったけど、今は固いもんなあ。
それは固いじゃなく、歯ごたえが良いって言われるかもしれない。

でもやっぱり固い。

チャンポンの始まりは、華僑が長崎ではじめたもので、中国からの留学生に栄養のある物を食べさせたいという事で色んな材料を入れて作ったという。

四海楼という大きな店があって、行ったのは一度だけ。いつも人が多い。当時の会社の用事だったから予約して行けただけ。

中華街にも色んな店があり、それぞれ特徴があるので試してみるヨロシ。
大人の言う事
2024.12.27
子ども時代は大人の言う事に振り回されていたと思う。

何も知らないし、素直だった(染まってない)から、言われた事をそのまま受け止めてしまう。
うそや間違いも多かったと後からわかった。

1.「カップ麺は毒!」説
カップ麺おいしいよなあ。なんでこんなにおいしいんだ。
親の作る料理より、とまでは言わないが、子どもの頃、毎週土曜日の昼はカップ麺か袋麺を食べるのが習慣だった。

おいしく頂いている時に、親が「なんでそんなものがおいしいのか。薬がたくさん入っているんだぞ、毒だぞ」

薬?だったら身体に良いじゃないか。薬って言ったり毒と言ったり?


「たまに食べるのはいいけど」
たまに、って具体的にどれくらいの期間だよ。そこを言わないし聞いても答えない。わけがわからない。(へりくつ言うなとか言われた)

近所の人がカップ麺の工場を見学に行った後、「工場は汚かったそうだ、そんな物を食べてはいかん」

不確かな情報源だし、それに、どのメーカーだよ。

禁止されると余計に気になって食べたくなる。スーパーで「ドラえもんのおかしメン」を買ってきて、こっそり食べたりした。
なんておいしいんだ、と当時は思った。背徳的な雰囲気も良い味付けになっていたと思う。


2.「(芸能人の)**、まだ生きていたのか」

母がテレビを見ながら、**、まだ生きていたのかと独り言を言うのを聞いた。引退したか休業していた方が久しぶりにテレビに出てきたので、そう言いたかったんだろう。

どういうわけか、その言葉が私にとっては何か面白くて、真似して言ってみたくてたまらなくなった。(なんでも試してみたいお年頃)

そこで後日、テレビを見ながら「まだ生きていたのか」と言ってみたら、「そんな失礼な事を言ってはいけません!!」と一喝。へ?なんだそりゃ。


3.「破れ障子」

もう随分前になくなられたが、担任の先生の名前は「しょうじ」(姓ではなく名)だった。
そしてその先生は自分の事を「やぶれしょうじ」だと(冗談半分に)最初に自己紹介した。
さらに自宅の連絡先として電話番号を、語呂合わせで<あまりよくない言葉>と言われた。
へえ面白いなと思った。

あとで思い出して、それを友達に話していた時、ちょうど近くに担任がいて、「おい、今なんて言った」
「やぶれしょうじ」「<あまりよくない言葉>」です、と答えたら、ブン殴られた。

なんだよー、先生が自分でそう言ったじゃないか。

大人っていうのは、なんというか・・・

4.「青島幸男は悪人」説

ちょうど「いじわるばあさん」がリアルタイムにテレビ放映されていた頃。

友達の家へ遊びに行っていた時、その話題で盛り上がっていた時だったか。友達のお母さんが「青島幸男はこれで金を儲けているから悪人だ」と主張。

今でも、何がどう悪かったのかわからないが、偏見だったのだろう。

資本主義なのだから、仕事をしてお金を稼ぐのは当然であるし、そのお宅も農業などで生計をたてていたのだから。

いじわるばあさん自体は面白かったけどな。そして今でも覚えているのは、いじわるばあさんが子どもたちに刃物の正しい使い方を教えている場面。竹とんぼやら作っていたような記憶。

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