ガチャガチャ、コスモス
2025.07.17
いまでもガチャという言葉があるけれど、その元はおそらくこれでしょう。我々は子どもの頃、それをガチャガチャと呼んでいました。
昭和の時代にはコスモスという会社、そして、そのカプセルおもちゃの販売機がありました。
10円を2枚重ねて入れて、ハンドルをグルッと回すと(硬貨を入れないと回らない)カプセルがコロッと出てきました。
たいていは、消しゴムと呼ばれながらも消しゴムにならない変な怪獣とかそんなものばかりでガッカリしていました。
それでも、懲りずにまた買ってしまっていました。(我ながらバカだった)
カプセルがたくさん入っている所には、魅力的な景品の紙が内側から仕込まれていて、内部のカプセルが良く見えないようになっていました。
実際にその魅力的な景品が入っていてもいなくても関係ないのでしょう。もし「入ってない」と言われても、先に売れたから無いのでしょうという逃げができたかも。
だけど純粋な心を持つ我々子どもは、いつか欲しいものが出てくると期待して貴重な資金を投入していたのです。
あれだけ投入したのにゴミしかでなかった。本当に泣いたときもありました。
世の中には悪い大人がいるものです。子どもたちを騙して小銭を巻き上げるなんて。
ガチャガチャは世の中の現実の厳しさを教えてくれたように思います。
家に帰って親に訴えても、お前がそんなのに手を出すから悪いんだ、二度とするなと言われて、誰も味方になってくれません。ひとり泣いていました。
ジュースの自販機のようなスタイルで、100円玉を入れるコスモスの自販機もありました。レバーを押し下げる仕組みだったと思います。そうすると小箱が下から出てきました。
面白いのは、その自販機は電源なしで動いていたことです。温めたり冷やす必要もないので当たり前でしょうけれど、純粋にメカだけで動く仕掛けに興味がありました。
あるとき、業者が来て自販機を開けたときに中を見ましたが、「防犯ブザー内蔵」とか書いてありながら・・・ブザーの部品は付いているけど、電池ホルダーに電池が入っていないのを確認しました。
妙なところでケチっているものだなと思いました
もし電池が入っていたとして、どういう仕掛けで防犯ブザーが鳴り出すのかは謎のままです。
そういえば、ソーラー付きのジュースの自販機を見たことがあります。それらしく電圧計がついているけど、あんな小さなパネルで蓄電したって大した電力にはなりません。内部で実際に電気を使っているかどうか疑わしいものです(と個人的に思っている)。
たぶん、3.11で節電が呼びかけられた時に、自販機なんか電気の無駄食いだと批判されるのを避けるために考案したのかもしれません。
小箱が出たところの話に戻りますが、妙に軽いので「スカ」だと思い込み、開けるまでもなくガッカリしました。
それでも一応あけてみると、「ヤッタゼおめでとう クリスマスカード」と書いてある紙切れが出てきました。
店の方に申し出てくださいと書いてあったような記憶
それで店の方に言ってみると、クリスマスカードを渡されました。
なんだ、ただのきれいなカードかと思ったら、メロディが鳴り出すではありませんか。ビックリしました。
当時そんなものは珍しいと言うか、それまで無かったのではないかと思います。
当然のように仕組みが気になり、紙を剥がして中身を見ると、小さな基板と圧電スピーカーがついていました。
なるほど、二つ折りのカードを開くと、ここがひっぱられて接点がくっついて・・・
いまでは接点ではなく光センサー式なのかもしれませんが、当時は接点でした。
これに電子ライターの火花を飛ばしたらどうなるかと、思いついてやってみたら意外と大丈夫で、何とも無いなあ、と思ったら壊れてしまい、以後は弱々しい音しか出なくなりました。
いまでも自分のことなのに理解できません。なんでそんなことをする。
なんとなく余計なことをして大失敗するというのは以後もあり、なんとなく何か触ってみるとか、いじったりしないように心がけてきました。
これに付いていたボタン電池(ウオッチセル)に何かの用でリード線をはんだ付けしたくなり、ハンダゴテで加熱したらいきなりプクッと膨れてはじけてしまいました。
もう、なんというか本当に我ながら馬鹿だなと思いました。
昭和の時代にはコスモスという会社、そして、そのカプセルおもちゃの販売機がありました。
10円を2枚重ねて入れて、ハンドルをグルッと回すと(硬貨を入れないと回らない)カプセルがコロッと出てきました。
たいていは、消しゴムと呼ばれながらも消しゴムにならない変な怪獣とかそんなものばかりでガッカリしていました。
それでも、懲りずにまた買ってしまっていました。(我ながらバカだった)
カプセルがたくさん入っている所には、魅力的な景品の紙が内側から仕込まれていて、内部のカプセルが良く見えないようになっていました。
実際にその魅力的な景品が入っていてもいなくても関係ないのでしょう。もし「入ってない」と言われても、先に売れたから無いのでしょうという逃げができたかも。
だけど純粋な心を持つ我々子どもは、いつか欲しいものが出てくると期待して貴重な資金を投入していたのです。
あれだけ投入したのにゴミしかでなかった。本当に泣いたときもありました。
世の中には悪い大人がいるものです。子どもたちを騙して小銭を巻き上げるなんて。
ガチャガチャは世の中の現実の厳しさを教えてくれたように思います。
家に帰って親に訴えても、お前がそんなのに手を出すから悪いんだ、二度とするなと言われて、誰も味方になってくれません。ひとり泣いていました。
ジュースの自販機のようなスタイルで、100円玉を入れるコスモスの自販機もありました。レバーを押し下げる仕組みだったと思います。そうすると小箱が下から出てきました。
面白いのは、その自販機は電源なしで動いていたことです。温めたり冷やす必要もないので当たり前でしょうけれど、純粋にメカだけで動く仕掛けに興味がありました。
あるとき、業者が来て自販機を開けたときに中を見ましたが、「防犯ブザー内蔵」とか書いてありながら・・・ブザーの部品は付いているけど、電池ホルダーに電池が入っていないのを確認しました。
妙なところでケチっているものだなと思いました
もし電池が入っていたとして、どういう仕掛けで防犯ブザーが鳴り出すのかは謎のままです。
そういえば、ソーラー付きのジュースの自販機を見たことがあります。それらしく電圧計がついているけど、あんな小さなパネルで蓄電したって大した電力にはなりません。内部で実際に電気を使っているかどうか疑わしいものです(と個人的に思っている)。
たぶん、3.11で節電が呼びかけられた時に、自販機なんか電気の無駄食いだと批判されるのを避けるために考案したのかもしれません。
小箱が出たところの話に戻りますが、妙に軽いので「スカ」だと思い込み、開けるまでもなくガッカリしました。
それでも一応あけてみると、「ヤッタゼおめでとう クリスマスカード」と書いてある紙切れが出てきました。
店の方に申し出てくださいと書いてあったような記憶
それで店の方に言ってみると、クリスマスカードを渡されました。
なんだ、ただのきれいなカードかと思ったら、メロディが鳴り出すではありませんか。ビックリしました。
当時そんなものは珍しいと言うか、それまで無かったのではないかと思います。
当然のように仕組みが気になり、紙を剥がして中身を見ると、小さな基板と圧電スピーカーがついていました。
なるほど、二つ折りのカードを開くと、ここがひっぱられて接点がくっついて・・・
いまでは接点ではなく光センサー式なのかもしれませんが、当時は接点でした。
これに電子ライターの火花を飛ばしたらどうなるかと、思いついてやってみたら意外と大丈夫で、何とも無いなあ、と思ったら壊れてしまい、以後は弱々しい音しか出なくなりました。
いまでも自分のことなのに理解できません。なんでそんなことをする。
なんとなく余計なことをして大失敗するというのは以後もあり、なんとなく何か触ってみるとか、いじったりしないように心がけてきました。
これに付いていたボタン電池(ウオッチセル)に何かの用でリード線をはんだ付けしたくなり、ハンダゴテで加熱したらいきなりプクッと膨れてはじけてしまいました。
もう、なんというか本当に我ながら馬鹿だなと思いました。