ミニファクスの謎
2025.11.30
高校生だった頃、ジャンク屋にはミニファクスが出回っていました。

主にアマチュア無線のFAX用として改造するために出回っていたようです。

いまのFAXとは違い、もっと幅の狭い感熱紙を使用する機種です。電電公社のマークが付いていたと思います。
知っている限りでは、送受信兼用の機種と、送信専用・受信専用の機種がありました。

私が持っていたのは送信専用・受信専用の機種1台ずつでした。
使えるかどうかの確信もなく、通販で比較的安かったから買ってみたというだけでしたが、いじっていたら送受信できるようになりました。

その回線につなぐ線は4心でした。どうして4心なのだろうというのが長年の謎です。説明書も何もないから知りようもありません。

これをどうやって電話回線につないでいたのか、それも謎のままです。FAX専用で4心の回線って有っただろうか?と。

とりあえず2台の同じ色の線同士をつないでみたか、試しながら、ひょっとして送受信のペアでお互いに違う色同士をつなぐのではないかと思ったか、試行錯誤してどうにか通信できるようにしました。

なお、ミニファクス自体にはダイヤル機能や自動着信の機能は確か付いておらず、併設電話でダイヤルを回し、あるいは受信は手動でまず電話に出てから開始ボタンを押していたのではないかと想像しています。

当時でも遅いと思いましたが、じりじりと感熱紙が出てきました。

これを私は複写機の代用として使っていました。欠点は、原稿が送信機に入るように1枚の紙にすること、サイズは勿論のことです。

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