大人の言う事
2024.12.27
子ども時代は大人の言う事に振り回されていたと思う。
何も知らないし、素直だった(染まってない)から、言われた事をそのまま受け止めてしまう。
うそや間違いも多かったと後からわかった。
1.「カップ麺は毒!」説
カップ麺おいしいよなあ。なんでこんなにおいしいんだ。
親の作る料理より、とまでは言わないが、子どもの頃、毎週土曜日の昼はカップ麺か袋麺を食べるのが習慣だった。
おいしく頂いている時に、親が「なんでそんなものがおいしいのか。薬がたくさん入っているんだぞ、毒だぞ」
薬?だったら身体に良いじゃないか。薬って言ったり毒と言ったり?
「たまに食べるのはいいけど」
たまに、って具体的にどれくらいの期間だよ。そこを言わないし聞いても答えない。わけがわからない。(へりくつ言うなとか言われた)
近所の人がカップ麺の工場を見学に行った後、「工場は汚かったそうだ、そんな物を食べてはいかん」
不確かな情報源だし、それに、どのメーカーだよ。
禁止されると余計に気になって食べたくなる。スーパーで「ドラえもんのおかしメン」を買ってきて、こっそり食べたりした。
なんておいしいんだ、と当時は思った。背徳的な雰囲気も良い味付けになっていたと思う。
2.「(芸能人の)**、まだ生きていたのか」
母がテレビを見ながら、**、まだ生きていたのかと独り言を言うのを聞いた。引退したか休業していた方が久しぶりにテレビに出てきたので、そう言いたかったんだろう。
どういうわけか、その言葉が私にとっては何か面白くて、真似して言ってみたくてたまらなくなった。(なんでも試してみたいお年頃)
そこで後日、テレビを見ながら「まだ生きていたのか」と言ってみたら、「そんな失礼な事を言ってはいけません!!」と一喝。へ?なんだそりゃ。
3.「破れ障子」
もう随分前になくなられたが、担任の先生の名前は「しょうじ」(姓ではなく名)だった。
そしてその先生は自分の事を「やぶれしょうじ」だと(冗談半分に)最初に自己紹介した。
さらに自宅の連絡先として電話番号を、語呂合わせで<あまりよくない言葉>と言われた。
へえ面白いなと思った。
あとで思い出して、それを友達に話していた時、ちょうど近くに担任がいて、「おい、今なんて言った」
「やぶれしょうじ」「<あまりよくない言葉>」です、と答えたら、ブン殴られた。
なんだよー、先生が自分でそう言ったじゃないか。
大人っていうのは、なんというか・・・
4.「青島幸男は悪人」説
ちょうど「いじわるばあさん」がリアルタイムにテレビ放映されていた頃。
友達の家へ遊びに行っていた時、その話題で盛り上がっていた時だったか。友達のお母さんが「青島幸男はこれで金を儲けているから悪人だ」と主張。
今でも、何がどう悪かったのかわからないが、偏見だったのだろう。
資本主義なのだから、仕事をしてお金を稼ぐのは当然であるし、そのお宅も農業などで生計をたてていたのだから。
いじわるばあさん自体は面白かったけどな。そして今でも覚えているのは、いじわるばあさんが子どもたちに刃物の正しい使い方を教えている場面。竹とんぼやら作っていたような記憶。
何も知らないし、素直だった(染まってない)から、言われた事をそのまま受け止めてしまう。
うそや間違いも多かったと後からわかった。
1.「カップ麺は毒!」説
カップ麺おいしいよなあ。なんでこんなにおいしいんだ。
親の作る料理より、とまでは言わないが、子どもの頃、毎週土曜日の昼はカップ麺か袋麺を食べるのが習慣だった。
おいしく頂いている時に、親が「なんでそんなものがおいしいのか。薬がたくさん入っているんだぞ、毒だぞ」
薬?だったら身体に良いじゃないか。薬って言ったり毒と言ったり?
「たまに食べるのはいいけど」
たまに、って具体的にどれくらいの期間だよ。そこを言わないし聞いても答えない。わけがわからない。(へりくつ言うなとか言われた)
近所の人がカップ麺の工場を見学に行った後、「工場は汚かったそうだ、そんな物を食べてはいかん」
不確かな情報源だし、それに、どのメーカーだよ。
禁止されると余計に気になって食べたくなる。スーパーで「ドラえもんのおかしメン」を買ってきて、こっそり食べたりした。
なんておいしいんだ、と当時は思った。背徳的な雰囲気も良い味付けになっていたと思う。
2.「(芸能人の)**、まだ生きていたのか」
母がテレビを見ながら、**、まだ生きていたのかと独り言を言うのを聞いた。引退したか休業していた方が久しぶりにテレビに出てきたので、そう言いたかったんだろう。
どういうわけか、その言葉が私にとっては何か面白くて、真似して言ってみたくてたまらなくなった。(なんでも試してみたいお年頃)
そこで後日、テレビを見ながら「まだ生きていたのか」と言ってみたら、「そんな失礼な事を言ってはいけません!!」と一喝。へ?なんだそりゃ。
3.「破れ障子」
もう随分前になくなられたが、担任の先生の名前は「しょうじ」(姓ではなく名)だった。
そしてその先生は自分の事を「やぶれしょうじ」だと(冗談半分に)最初に自己紹介した。
さらに自宅の連絡先として電話番号を、語呂合わせで<あまりよくない言葉>と言われた。
へえ面白いなと思った。
あとで思い出して、それを友達に話していた時、ちょうど近くに担任がいて、「おい、今なんて言った」
「やぶれしょうじ」「<あまりよくない言葉>」です、と答えたら、ブン殴られた。
なんだよー、先生が自分でそう言ったじゃないか。
大人っていうのは、なんというか・・・
4.「青島幸男は悪人」説
ちょうど「いじわるばあさん」がリアルタイムにテレビ放映されていた頃。
友達の家へ遊びに行っていた時、その話題で盛り上がっていた時だったか。友達のお母さんが「青島幸男はこれで金を儲けているから悪人だ」と主張。
今でも、何がどう悪かったのかわからないが、偏見だったのだろう。
資本主義なのだから、仕事をしてお金を稼ぐのは当然であるし、そのお宅も農業などで生計をたてていたのだから。
いじわるばあさん自体は面白かったけどな。そして今でも覚えているのは、いじわるばあさんが子どもたちに刃物の正しい使い方を教えている場面。竹とんぼやら作っていたような記憶。
コーラでタヒぬと信じていた頃
2024.12.27
子どもの頃、コーラだけは絶対に飲まなかった。
みんな知っていると思うけど、特に当時、昭和のあの頃は「コーラは骨が溶ける」などと言われていた時代。
そのほか、夜に口笛を吹くな、泥棒が来るとか、夜に外出すると人さらいに連れて行かれるとか、根拠も何も無い噂ばかり。
サーカスに入ったら酢を飲まされて身体を柔らかくするんだとか、もうメチャメチャ。魚の缶詰の骨とは違うんだぞ。
自分は素直な子どもだったから、骨がとけるんだ、身体に悪いんだと思って、コーラだけは手を付けなかった。
しかし、なんで周囲の連中はコーラを飲んでるんだ。そして普通に売られているんだ。あれだけ身体に悪いだの何だの言われているのに(禁止されないのか)。
誰かが、10円玉や魚の骨を漬けておいたら溶けてなくなったって言っていたけど本当なのかな・・・と思っていた。
親が子どもの頃に読んでいた漫画雑誌が出てきて、そこに、コーラに対する批判記事に対する訂正記事が載っていたのを覚えている。前号で、コーラは身体に悪いとか書いたんだろうな。それに対しておそらくメーカーからクレームが来て、間違いだったと書いた、と。(書かされたんだろう)
ついに兄弟までコーラを飲みはじめたし、そりゃウマイのかなという誘惑。ビンのフタの裏側についていたのをちょっと舐めてみた。
学校で授業中に、友達が持ってきたコーラ消しゴムの匂いを嗅いでみたら、コーラを飲みたくて飲みたくてたまらなくなった。思わず、その消しゴムをかじりそうになった。
まるで、*物の禁断症状にも思えてきた(笑)
たしか6年生ぐらいになってから初めて自分もコーラを飲んでみたと思う。それまではサイダーかラムネぐらいしか飲ませてもらえなかった。ちょっと刺激が強すぎたかもしれない。
お好み焼きにソースとマヨネーズをドップリかけて、紅生姜も添えられているから、こういった味の濃いものに慣らされていった頃だった。
もともと自分は、チーズの味の濃さが受け入れがたく、ちょこっとだけかじってはパンをたくさんかじって、味を薄めないと食べられなかったのに。
そして・・・中学生になってからも、ある先生がコーラの害について説いていた。
コーラはマ薬から作られているだの何だの・・・確かに辞書にはコカの実から云々と書いてある。実際の物は違うだろう。本当にその成分を含むものなら禁止されているはず。
まあ、その先生は頭が硬いというか思想が偏っていたと思う。ほかの面からもそう思えた。
そういえば、コーラをコーラーと呼ぶ大人もいたなあ。確か。
いま振り返ってみると、コーラなんて別に飲まなくてもどうでも良いものだけど。ただの砂糖水に炭酸入れて、色と香りをつけただけ。
めったに飲まないけど、非常に疲れて眠すぎる時なんかは特別に飲んで良い事にしている。実際、効く。
みんな知っていると思うけど、特に当時、昭和のあの頃は「コーラは骨が溶ける」などと言われていた時代。
そのほか、夜に口笛を吹くな、泥棒が来るとか、夜に外出すると人さらいに連れて行かれるとか、根拠も何も無い噂ばかり。
サーカスに入ったら酢を飲まされて身体を柔らかくするんだとか、もうメチャメチャ。魚の缶詰の骨とは違うんだぞ。
自分は素直な子どもだったから、骨がとけるんだ、身体に悪いんだと思って、コーラだけは手を付けなかった。
しかし、なんで周囲の連中はコーラを飲んでるんだ。そして普通に売られているんだ。あれだけ身体に悪いだの何だの言われているのに(禁止されないのか)。
誰かが、10円玉や魚の骨を漬けておいたら溶けてなくなったって言っていたけど本当なのかな・・・と思っていた。
親が子どもの頃に読んでいた漫画雑誌が出てきて、そこに、コーラに対する批判記事に対する訂正記事が載っていたのを覚えている。前号で、コーラは身体に悪いとか書いたんだろうな。それに対しておそらくメーカーからクレームが来て、間違いだったと書いた、と。(書かされたんだろう)
ついに兄弟までコーラを飲みはじめたし、そりゃウマイのかなという誘惑。ビンのフタの裏側についていたのをちょっと舐めてみた。
学校で授業中に、友達が持ってきたコーラ消しゴムの匂いを嗅いでみたら、コーラを飲みたくて飲みたくてたまらなくなった。思わず、その消しゴムをかじりそうになった。
まるで、*物の禁断症状にも思えてきた(笑)
たしか6年生ぐらいになってから初めて自分もコーラを飲んでみたと思う。それまではサイダーかラムネぐらいしか飲ませてもらえなかった。ちょっと刺激が強すぎたかもしれない。
お好み焼きにソースとマヨネーズをドップリかけて、紅生姜も添えられているから、こういった味の濃いものに慣らされていった頃だった。
もともと自分は、チーズの味の濃さが受け入れがたく、ちょこっとだけかじってはパンをたくさんかじって、味を薄めないと食べられなかったのに。
そして・・・中学生になってからも、ある先生がコーラの害について説いていた。
コーラはマ薬から作られているだの何だの・・・確かに辞書にはコカの実から云々と書いてある。実際の物は違うだろう。本当にその成分を含むものなら禁止されているはず。
まあ、その先生は頭が硬いというか思想が偏っていたと思う。ほかの面からもそう思えた。
そういえば、コーラをコーラーと呼ぶ大人もいたなあ。確か。
いま振り返ってみると、コーラなんて別に飲まなくてもどうでも良いものだけど。ただの砂糖水に炭酸入れて、色と香りをつけただけ。
めったに飲まないけど、非常に疲れて眠すぎる時なんかは特別に飲んで良い事にしている。実際、効く。
X線検査装置
2024.12.25
約20年前、当時の勤務先でX線検査装置を導入して、基板の検査をしていました。
BGAなどハンダ付けの状態が直接見えない基板は、X線検査しかありません。
非破壊で透視して見たいという需要は各産業分野で共通に有るはず。
そこで、とある公共機関に導入を提案してみたら、維持費がかかるとかでダメらしい。

小型のX線検査装置は各社から発売されており、さすがに一般人が気軽に買えるものではないが、仮にお金が十分あったとして、高級車とX線検査装置とどっちを選ぶかと聞かれたら答えは決まっている。
その当時に300万で製品を売っていた業者があったけど、テストしてみたら画像が荒くて我々が目的としているレベルではなかったのでした。
さらに調べていくと、800万だったと思いますが、それなりの品物が見つかったので導入。
会社解散の前に売ってしまい、その売り先の会社もなくなってしまい、たぶんもう捨てられただろう。
最近のものはいくらぐらいで、どの程度の性能なのか調べてないけど、うちでも導入できないものか、という妄想を膨らませていました。
放射線を扱うだけに、放射線管理や労働安全衛生などのハードルは高そうです。
たしか設置場所についても申請が必要だったような気がします。
さすがに木造アパートじゃだめかなと・・・マンションだったらコンクリートで遮蔽されるから大丈夫とか、そんなわけ無いかな?
近所からクレームが来そうですね。X線装置があるなんて。まさかマンションに。(笑)
そういえば、ペンにしては太すぎるぐらいのペンタイプの線量計が付属していました。これで線量管理をしなさいという事なのでしょう。
実際には放射線が漏れることはなかったとは思いますが、担当者は講習会を受ける必要があったような記憶です。資格などについては詳しく知りません。
BGAなどハンダ付けの状態が直接見えない基板は、X線検査しかありません。
非破壊で透視して見たいという需要は各産業分野で共通に有るはず。
そこで、とある公共機関に導入を提案してみたら、維持費がかかるとかでダメらしい。

小型のX線検査装置は各社から発売されており、さすがに一般人が気軽に買えるものではないが、仮にお金が十分あったとして、高級車とX線検査装置とどっちを選ぶかと聞かれたら答えは決まっている。
その当時に300万で製品を売っていた業者があったけど、テストしてみたら画像が荒くて我々が目的としているレベルではなかったのでした。
さらに調べていくと、800万だったと思いますが、それなりの品物が見つかったので導入。
会社解散の前に売ってしまい、その売り先の会社もなくなってしまい、たぶんもう捨てられただろう。
最近のものはいくらぐらいで、どの程度の性能なのか調べてないけど、うちでも導入できないものか、という妄想を膨らませていました。
放射線を扱うだけに、放射線管理や労働安全衛生などのハードルは高そうです。
たしか設置場所についても申請が必要だったような気がします。
さすがに木造アパートじゃだめかなと・・・マンションだったらコンクリートで遮蔽されるから大丈夫とか、そんなわけ無いかな?
近所からクレームが来そうですね。X線装置があるなんて。まさかマンションに。(笑)
そういえば、ペンにしては太すぎるぐらいのペンタイプの線量計が付属していました。これで線量管理をしなさいという事なのでしょう。
実際には放射線が漏れることはなかったとは思いますが、担当者は講習会を受ける必要があったような記憶です。資格などについては詳しく知りません。