技術家庭科で作ったインターホン
2025.02.12
我々が中学生の頃に組み立てたインターホンのキット。(自分は別の物を作った)

以前から、親機と子機間の配線がフラットケーブルなのが気に入らないとかブツブツ言っていたものです(笑)。



当時の資料が出てきました。(1986年)
よく保存してあるでしょう。なんでもかんでもファイルに綴じていたのです。

これはキットの説明書にあった図で、説明書自体は回路の実験なども詳しく書かれていて勉強になるものです。

フラットケーブルは5芯、これを1Fから2Fまで引き回すのは見た目など微妙かなと・・・それに、延長する時に専用のケーブルを買わないといけないでしょう。(いつまで売っていたかはわからないが、当時だと学校の教材業者からしか入手できなかったのではないか)

もし途中で切って普通の電線を継ぎ足すと、さらに見た目が悪くなるでしょう。それに長さ分の線を5本よ。

やっぱり2芯だよ!2芯!! 電話機と同じようにしないと。
ちなみに電話用の屋内配線も外観1本で2対(4芯)の物があるので、それでも見た目は許容範囲。

さすがに中学生の教材で難しい回路はどうかと思うが、単純に作るなら、トランスによるハイブリッド回路はどうだろうかと妄想。

この中学校のキットは親機だけ電池が入っていて、フラットケーブル経由で子機に電源供給している。電話回線のように音声と電源を2本だけで送れたら最高。

そういえば、いまの中学生はこんなキットを作ったりするのだろうか? キューブ型ラジオぐらいしか知らないけど、あれは実用性がある。

いまの時代にインターホンいるかね。一戸建てとは限らないし、アパートやマンションもあるだろう。なんでもかんでもスマホか。

そうだ無線LANインターホン・・・って、スマホアプリでできてしまうか。すでにあるかも。あまり夢がないね。
2線-4線変換回路(ハイブリッド回路)
2025.02.12
いきなり何か難しい話のようですが、これはアナログの電話回線では重要な技術



たとえば受話器に向かって話す。自分の声は相手に届く。自分の耳には少し聞こえる程度。
同時に相手の声は自分の耳に聞こえる。

電話線は2本だけ。
それで良く、自分と相手と同時に話せるね、なぜ? と思いませんか。

マイクとスピーカーでそれぞれ2本ずつ配線して4本(4線)
モデム(FAX)でも送信と受信で同様
これを回線の2本に変換する回路があるわけです。
同時に、2本から4本に変換します。

これをハイブリッド回路といって、いまは電話機のICに内蔵されていますが、昔はオペアンプで回路を組んだり、それよりも昔の時代にはトランスで実現していました。黒電話とか、それよりもずっと前からです。

当時勉強していた時の本をめくってみました。すると写真のようにメモが挟まっていました。次のページにも色んな書き込みがびっしり。

昔、仕事でこの回路を使う必要があり、実際に作ってみたのでした。
ところが、理解不十分なまま実験をしようとして分からなくなり、上司から「お前わかってないだろ」って言われて(ズボシーン!!)、ゴミ箱に(すぽーん!と)放り込まれたのでした。

そもそもアースの引き方や部品配置からなってない。やり直せ!!

大いに凹み、それからやり直して(作り直して)通信をお互いにテストするために2台準備してようやくまともな実験ができた次第。

この挟まっていたメモは、回路を変形して描き直してみると容易に理解できたというものです。なるほど、そういうことだったのか。
ばかなので、失敗して、おこられて、勉強し直して、わからんわからんと悶えて、遠回りをして、またやり直して、ようやく到達するような具合でした。

なんか、苦い思い出があります。

この回路を使えば、インターホンの線を2本にすることが可能になるわけです。
いや、いまの市販のインターホンは2本が当たり前だろうけど、しかもカメラ映像もうつるだろうけど・・・

中学校の技術家庭科で我々が作った(私は別の物を作った)キットは、なんと2台の間をフラットケーブルでつなぐというブサイクな(私の感想です)代物でした。

原理はわかりやすいけど、それじゃ配線が見苦しいだろうと。そんなのイラネーって思ったのでした。

ああ、2本にできたらどんなに素晴らしいだろうと。
ボツリヌス
2025.02.12
嫌気性菌というんですか、レトルトとか真空パックでも過信したらいけないのですね。

レトルト食品をたまに食べたりするけど、「袋が膨れていたら食べないで下さい」って書いてあるのはそういうことだったのか。

インドのカレーやビリヤニを時々食べたくなり、通販で買って食べたりするけど、向こうは日本と衛生の感覚が違うから、どうなのかな。少しは気になる。今まで色々食べたけど大丈夫。

一度だけ、「ほうれん草のカレー」だったか。もともとこういう味なのか、それとも腐っているのか、なんかカビっぽくもあるし、初めて食べたし判断が微妙だったので勢いで食ってしまった。その後、腹を下してしまった。

もしボツリヌスだったら、腹を下すぐらいでは済まない。

そもそもインドに行くと、インド腹という洗礼を受ける(笑)
2~3日寝込んだりトイレに通い続けたという話は、直接知り合いから聞いたり、動画などで知っている。
衛生的にアレなので食中毒になるが、そうでなくても油と香辛料が多いのでやられてしまう。
さっき書いたインドのレトルト食品はインド人が実際に食べている物と同じなので、現地の味の感覚で作られているわけ。

ベジタリアンが多いので肉が入っているものは少ない。有ってもチキンかマトンだと思う。
肉の代わりなのか、チーズや豆などが入っている。
聞いた話では、肉を料理したことのある厨房で作られたものは食べられないので、海外に行くときにレトルト食品を持参していくのだという。

香辛料の刺激は、物によるし人によっても感じ方は違うけど、私は辛いのは苦手。あとで胃が痛くなったりする。

なんか食中毒の話題から遠ざかってしまったが・・・

じつは昔、知人一家がサルモネラで全員入院したことがあった。野外で焼き肉をしたとき、生肉をつまんだ箸と食事用の箸を一緒くたにしたのだろう。
生肉に菌がついているので、必ず分けて使い、よく火を通してから食べる必要がある。
科学番組
2025.02.12
昭和の頃は科学番組が今より多かったように感じるけど、どうだろう。

みんなの科学、楽しい実験室
これは有名な番組ですね。

ウルトラアイ
NHKを擬人化したらこうなるという感じの山川アナウンサー。

その身体を張った実験は最高に面白かった。
面白かったわりに、さすがに昔なのでよく覚えていないが・・・
お酒を飲んでいると蚊にさされやすいか?という実験で、実際にビールを飲んで蚊にさされてみたり・・・
アメリカに出張して、現地で納豆が手作りできるかどうか試してみたり。発音が悪かったのか、納豆と言ったのに現地の人にはNATOと聞こえていたというシーンを覚えている。

当時、小学校の理科の先生から、ウルトラアイを見ろよって言われたもんだ。

その後番組は、試してガッテンだったっけ。
だんだん世俗化?してきて、単なる健康番組になったような印象だが。

子どもたちには科学に興味をもつきっかけに、大人たちには詐欺にだまされないような、そんな教育的な番組であってほしかった。
Pecker-30
2025.02.12
昔(昭和~平成)の組み込み系の会社は、PCー9801とコイツが有れば! という世界だったようです。



Peckerシリーズのうち、10,11,21,30,50は実際に扱ったりした事があります。

10は実際に持っていたけど、すでに手元にありません。
Z80で制御されていました。それだと大容量のROMを扱うのが難しくなった為、次の世代からはV40だったか、もう忘れたけどCPUを変えたのでした。

10のROMを逆アセして見ようとしたら、それに関わったプログラマが、スパゲティになってるからヤメレーとか言っていたような遠い記憶です。(笑)

10と11は良く似ています。外観は同じようなものです。

21はメモリカードを主なターゲットとしていたんじゃなかったかな。今のようなSDとかCFとかそれ以前のやつ。PCMCIAか、その前。

30は今も持っていて、これはジャンク屋から安く買ったのだけど自分で修理して、ついでに液晶をバックライト付きに取り替えて格好良くした。(写真)
バックライトの分だけ分厚いのでアクリルパネルは外側に付けるしかなかったけどね。

ROM各種に対応したアダプタと、PAL等に対応したアダプタも揃ってる。

それにしても、10,11,30に共通するのは液晶コントラストの可変抵抗の接触不良。なんかチラチラするのでイラッとくる。温度の影響を受けるから調整できるようになっていないと困るのだろうけど・・・

あと、10と11のキーボードの接触が悪い。安い電卓のゴムのキーボードみたいなやつで、押しても反応が悪いから分解して掃除したことがある。接点をアルコールで拭くと復活するけど、また調子が悪くなり、結局は交換になったと思う。

そしてファンがうるさい。文字で表現するのは難しいけど・・・。これは内部におさまるような物を選んで入れ替えてしまうと良い。(私も交換済み)ずいぶん静かになります。

そういえば、
ゴミ箱に3Mのゼロプレッシャーソケット(本物)がたくさん捨ててあり、これは買ったら高いのにと思って拾ってきたら、まるで接触が悪くて使えない。そりゃそうだ。使い古しで壊れてるから交換して捨てたんだろう。
洗浄剤などをゴミ箱の上で吹いたりしていたせいか、変な粘液が付着していたり一部融けていたりしてボロボロ。

50は、某社に勤務している頃に新製品としてトラ技の表紙を飾ったこともありました。今までの集大成という感じで、なんでも対応できますというやつ。(値段はベラボーに高かった)
液晶画面と、FDDが付いていて、LANにもつながる。

フロッピーにHEXファイルを入れて持ってくればそれで済む。

LANにつないでどうするんですか、転送の操作がかえって面倒くさい、RS-232Cで十分では、って当時の(下っ端だった)自分は(生意気にも)エライ人に聞いたのだが、
こういうこともできますってアピールにもなるだろうが、ほかの製品の応用にもつながるんだよ、って言われたような記憶。

当時はインターネット前夜で、LANなんか大学とか企業ぐらいしか使ってなかったんだよ。こんなの何の役に立つんだろうと思いながら色んなネットワーク機器を設計・製作していた。

まさか一般家庭にまで広がって、「家庭内乱」になるとはな・・・(うちの部屋か)

まあ当時の自室は電話線とRS-232Cケーブルの長いやつがぐちゃぐちゃだったけどな。それがLANケーブルになっただけか。

そうそう、冗談半分で上司に「今度のボーナスは現物支給(Pecker)でいいです」って言ってみたら、
マジで営業さんが私の席まで来られて、「オプションアダプタはどれにする」って聞かれた!!!!! (ごめんなさい冗談でしたとお詫び)
なんだー、在庫がはけて良いんだけどなーって言われて、結構まじめに検討して頂いたようで今でも申し訳ない。

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