めあて
2025.12.12
めあて
小・中学校を卒業した後は全く使わなくなった言葉。
「今日のめあて」とか黒板に書いたりして、目標という意味で使っていたと思うけれど。
方言ではないけど、学校という世界の方言かもしれない。
一般には、身代金目当ての犯行とか良い意味で使われない印象。
小・中学校を卒業した後は全く使わなくなった言葉。
「今日のめあて」とか黒板に書いたりして、目標という意味で使っていたと思うけれど。
方言ではないけど、学校という世界の方言かもしれない。
一般には、身代金目当ての犯行とか良い意味で使われない印象。
3Dプリンタは万能ではない
2025.12.12
万能、夢の機械と思われていたりする。
でも結論から言うと万能ではない。
あんな物、こんな物が作れないかと相談を受けることがあるけど、
ドラえもんの道具のように機械に向かって、
「これと同じ物を作って」と言えば、あとは勝手に自動的に作ってくれる、というものではない。
残念ながら。
見本の形状をスキャンして同じ(ような)物を作るのは有るようだが、
基本は、CAD入力してデータを作る。
見本があるならその寸法をはかって入力する。
造形の自由度は有るけど、どんな形でもできるわけではない。
図面に描けても現実に作れない物、作るには工夫が必要な物も結構ある。
工夫が必要な物は、たとえばサポート材が必要な形状
これはスライサーで設定すればできるけど、3D出力にその分の時間がかかるし、後でサポートを取り外す手間もかかる。
接地面が少ないものは(そのままでは)作れない。
たとえば人形が立った姿勢で出力したい。接地しているのは足だけ。
これは出力中に外れて失敗する。
そこで接地面を広くして、あとで不要なパーツを切り離すとか。
立った姿勢で出力すべきか、横倒しのほうが良くないかといった検討も必要。
あまり小さい物や細かい物は作れない。
小さい物はさっきも書いたように接地面の問題。
0.2mmのソーメンを並べているので、それより細かい物は無理。このことを頭に置いておく。
細かい部品を作る時の接地面の対策としては、思いつきを書くと、
プラモの部品のようにランナーっていうんですか、あんなふうにつないで支えてやって、最後にニッパーで切り離すようなやり方ならどうかなと思います。
側面の出っ張りや穴
これらは結構頑張って作ってくれるけど、なかなか厳しいところがある。
穴の下半分までは良いけど、上半分を積み上げていくときに垂れないだろうかと気になって仕方がない。
出っ張りなんかどうやって作るんだろうと、これも気になって仕方がなかった。
見ていると、最初に何やら旗みたいなものをとにかく出力した。この上に積んでいく。危なっかしい感じもするし、仕上がりはキレイな形ではなく歪ではあったが、とりあえずできる。
立体物の中身は樹脂で埋めることもできるが、そのために時間がかかる。そこで実際には空洞というか、ハニカム構造のようなやり方になっている。
中身を樹脂で埋めたものに比べて重量は軽くなるし、実用的な強度もありそう。(目的によって求められる強度は違うけど)
最後それにフタをしていくことになるが、どうやって空中に橋をかけるのかと、これもまた気になって仕方がなかった。
蜘蛛の糸のようなものをかけて、それを足がかりにして樹脂を積んでいく。なんとも危うい感じのする基礎だが、とにかく物はできる。
中が空洞のサイコロを作ってみたけど、最終的にちゃんとフタができていた。どうなってるんだろうとカットして中をのぞいてみたけれど、よくわからない。
おそらく、フタを作り始めたところで空中に蜘蛛の糸を渡していると思うが、肝心なその瞬間を見逃してしまった。
その蜘蛛の糸にノウハウがあるものと思います。
樹脂を融かしながらひっぱっていくと細くなって切れるのではないか。
単純に融かしてひっぱると細くなっていって最後には切れる。
一定の太さを維持しながら絶妙に固まりつつ、うまい具合に引っ張って行けているのか?
細かいところはよくわからないが、現実にうまくやっているみたい。
原理的に、いきなり空中に何かを築くというのは無理。支えるものがないと何もできない。
Y字を立てて作ろうなんてのは厳しいだろう。一応できるけど、垂れそうだ。
そこで、立てて出力するよりも倒して出力したほうが良いといった検討も必要。
単純な形なら良いが、現実の物は色々複雑で、単純に倒して出力でも今度はこっちがダメだな、どうしようという場合もあるだろう。
原理的に、ひとつの面は平面にならないとテーブル上に出力できない。しかし実際は球体を作ろうとしている。どうしたものか。
こんな時は分割するしかないでしょう。
球体を分割して、その切った平らな面をテーブルに合わせて出力して、接着して完成。
ちくわのような形状を作ろうとした場合、寝かすのか立てるのか。
立てると接地面が少ないから出力中に剥がれるかもしれない。それに、高さ(長さ)によっては機械の制約にかかってくるかもしれない。
だけど寝かせた場合にはサポートが必要になるけど、立てる時はサポート不要。
ちくわの縦割りで2分割して寝かせて出力し、最後に接着するのが正解かもしれない。
しかし空洞部分はどうする。支えがない。サポートを入れる。
けっこう色々考えないと難しいのが現実。
でも、かなり自由に作れるようになったのは素晴らしい。
昔は材料を削ったり穴を開けたり接着したり熱で曲げたりするぐらいしかできなかった。
でも結論から言うと万能ではない。
あんな物、こんな物が作れないかと相談を受けることがあるけど、
ドラえもんの道具のように機械に向かって、
「これと同じ物を作って」と言えば、あとは勝手に自動的に作ってくれる、というものではない。
残念ながら。
見本の形状をスキャンして同じ(ような)物を作るのは有るようだが、
基本は、CAD入力してデータを作る。
見本があるならその寸法をはかって入力する。
造形の自由度は有るけど、どんな形でもできるわけではない。
図面に描けても現実に作れない物、作るには工夫が必要な物も結構ある。
工夫が必要な物は、たとえばサポート材が必要な形状
これはスライサーで設定すればできるけど、3D出力にその分の時間がかかるし、後でサポートを取り外す手間もかかる。
接地面が少ないものは(そのままでは)作れない。
たとえば人形が立った姿勢で出力したい。接地しているのは足だけ。
これは出力中に外れて失敗する。
そこで接地面を広くして、あとで不要なパーツを切り離すとか。
立った姿勢で出力すべきか、横倒しのほうが良くないかといった検討も必要。
あまり小さい物や細かい物は作れない。
小さい物はさっきも書いたように接地面の問題。
0.2mmのソーメンを並べているので、それより細かい物は無理。このことを頭に置いておく。
細かい部品を作る時の接地面の対策としては、思いつきを書くと、
プラモの部品のようにランナーっていうんですか、あんなふうにつないで支えてやって、最後にニッパーで切り離すようなやり方ならどうかなと思います。
側面の出っ張りや穴
これらは結構頑張って作ってくれるけど、なかなか厳しいところがある。
穴の下半分までは良いけど、上半分を積み上げていくときに垂れないだろうかと気になって仕方がない。
出っ張りなんかどうやって作るんだろうと、これも気になって仕方がなかった。
見ていると、最初に何やら旗みたいなものをとにかく出力した。この上に積んでいく。危なっかしい感じもするし、仕上がりはキレイな形ではなく歪ではあったが、とりあえずできる。
立体物の中身は樹脂で埋めることもできるが、そのために時間がかかる。そこで実際には空洞というか、ハニカム構造のようなやり方になっている。
中身を樹脂で埋めたものに比べて重量は軽くなるし、実用的な強度もありそう。(目的によって求められる強度は違うけど)
最後それにフタをしていくことになるが、どうやって空中に橋をかけるのかと、これもまた気になって仕方がなかった。
蜘蛛の糸のようなものをかけて、それを足がかりにして樹脂を積んでいく。なんとも危うい感じのする基礎だが、とにかく物はできる。
中が空洞のサイコロを作ってみたけど、最終的にちゃんとフタができていた。どうなってるんだろうとカットして中をのぞいてみたけれど、よくわからない。
おそらく、フタを作り始めたところで空中に蜘蛛の糸を渡していると思うが、肝心なその瞬間を見逃してしまった。
その蜘蛛の糸にノウハウがあるものと思います。
樹脂を融かしながらひっぱっていくと細くなって切れるのではないか。
単純に融かしてひっぱると細くなっていって最後には切れる。
一定の太さを維持しながら絶妙に固まりつつ、うまい具合に引っ張って行けているのか?
細かいところはよくわからないが、現実にうまくやっているみたい。
原理的に、いきなり空中に何かを築くというのは無理。支えるものがないと何もできない。
Y字を立てて作ろうなんてのは厳しいだろう。一応できるけど、垂れそうだ。
そこで、立てて出力するよりも倒して出力したほうが良いといった検討も必要。
単純な形なら良いが、現実の物は色々複雑で、単純に倒して出力でも今度はこっちがダメだな、どうしようという場合もあるだろう。
原理的に、ひとつの面は平面にならないとテーブル上に出力できない。しかし実際は球体を作ろうとしている。どうしたものか。
こんな時は分割するしかないでしょう。
球体を分割して、その切った平らな面をテーブルに合わせて出力して、接着して完成。
ちくわのような形状を作ろうとした場合、寝かすのか立てるのか。
立てると接地面が少ないから出力中に剥がれるかもしれない。それに、高さ(長さ)によっては機械の制約にかかってくるかもしれない。
だけど寝かせた場合にはサポートが必要になるけど、立てる時はサポート不要。
ちくわの縦割りで2分割して寝かせて出力し、最後に接着するのが正解かもしれない。
しかし空洞部分はどうする。支えがない。サポートを入れる。
けっこう色々考えないと難しいのが現実。
でも、かなり自由に作れるようになったのは素晴らしい。
昔は材料を削ったり穴を開けたり接着したり熱で曲げたりするぐらいしかできなかった。
2025.12.12 13:37
|
