科学番組
2025.02.12
昭和の頃は科学番組が今より多かったように感じるけど、どうだろう。

みんなの科学、楽しい実験室
これは有名な番組ですね。

ウルトラアイ
NHKを擬人化したらこうなるという感じの山川アナウンサー。

その身体を張った実験は最高に面白かった。
面白かったわりに、さすがに昔なのでよく覚えていないが・・・
お酒を飲んでいると蚊にさされやすいか?という実験で、実際にビールを飲んで蚊にさされてみたり・・・
アメリカに出張して、現地で納豆が手作りできるかどうか試してみたり。発音が悪かったのか、納豆と言ったのに現地の人にはNATOと聞こえていたというシーンを覚えている。

当時、小学校の理科の先生から、ウルトラアイを見ろよって言われたもんだ。

その後番組は、試してガッテンだったっけ。
だんだん世俗化?してきて、単なる健康番組になったような印象だが。

子どもたちには科学に興味をもつきっかけに、大人たちには詐欺にだまされないような、そんな教育的な番組であってほしかった。
Pecker-30
2025.02.12
昔(昭和~平成)の組み込み系の会社は、PCー9801とコイツが有れば! という世界だったようです。



Peckerシリーズのうち、10,11,21,30,50は実際に扱ったりした事があります。

10は実際に持っていたけど、すでに手元にありません。
Z80で制御されていました。それだと大容量のROMを扱うのが難しくなった為、次の世代からはV40だったか、もう忘れたけどCPUを変えたのでした。

10のROMを逆アセして見ようとしたら、それに関わったプログラマが、スパゲティになってるからヤメレーとか言っていたような遠い記憶です。(笑)

10と11は良く似ています。外観は同じようなものです。

21はメモリカードを主なターゲットとしていたんじゃなかったかな。今のようなSDとかCFとかそれ以前のやつ。PCMCIAか、その前。

30は今も持っていて、これはジャンク屋から安く買ったのだけど自分で修理して、ついでに液晶をバックライト付きに取り替えて格好良くした。(写真)
バックライトの分だけ分厚いのでアクリルパネルは外側に付けるしかなかったけどね。

ROM各種に対応したアダプタと、PAL等に対応したアダプタも揃ってる。

それにしても、10,11,30に共通するのは液晶コントラストの可変抵抗の接触不良。なんかチラチラするのでイラッとくる。温度の影響を受けるから調整できるようになっていないと困るのだろうけど・・・

あと、10と11のキーボードの接触が悪い。安い電卓のゴムのキーボードみたいなやつで、押しても反応が悪いから分解して掃除したことがある。接点をアルコールで拭くと復活するけど、また調子が悪くなり、結局は交換になったと思う。

そしてファンがうるさい。文字で表現するのは難しいけど・・・。これは内部におさまるような物を選んで入れ替えてしまうと良い。(私も交換済み)ずいぶん静かになります。

そういえば、
ゴミ箱に3Mのゼロプレッシャーソケット(本物)がたくさん捨ててあり、これは買ったら高いのにと思って拾ってきたら、まるで接触が悪くて使えない。そりゃそうだ。使い古しで壊れてるから交換して捨てたんだろう。
洗浄剤などをゴミ箱の上で吹いたりしていたせいか、変な粘液が付着していたり一部融けていたりしてボロボロ。

50は、某社に勤務している頃に新製品としてトラ技の表紙を飾ったこともありました。今までの集大成という感じで、なんでも対応できますというやつ。(値段はベラボーに高かった)
液晶画面と、FDDが付いていて、LANにもつながる。

フロッピーにHEXファイルを入れて持ってくればそれで済む。

LANにつないでどうするんですか、転送の操作がかえって面倒くさい、RS-232Cで十分では、って当時の(下っ端だった)自分は(生意気にも)エライ人に聞いたのだが、
こういうこともできますってアピールにもなるだろうが、ほかの製品の応用にもつながるんだよ、って言われたような記憶。

当時はインターネット前夜で、LANなんか大学とか企業ぐらいしか使ってなかったんだよ。こんなの何の役に立つんだろうと思いながら色んなネットワーク機器を設計・製作していた。

まさか一般家庭にまで広がって、「家庭内乱」になるとはな・・・(うちの部屋か)

まあ当時の自室は電話線とRS-232Cケーブルの長いやつがぐちゃぐちゃだったけどな。それがLANケーブルになっただけか。

そうそう、冗談半分で上司に「今度のボーナスは現物支給(Pecker)でいいです」って言ってみたら、
マジで営業さんが私の席まで来られて、「オプションアダプタはどれにする」って聞かれた!!!!! (ごめんなさい冗談でしたとお詫び)
なんだー、在庫がはけて良いんだけどなーって言われて、結構まじめに検討して頂いたようで今でも申し訳ない。
丸い基板
2025.02.11
丸い基板は作れるかと言うと勿論作れるし、たくさん作りました。組込先の形状に合わせて丸くする必要があったわけです。

でも円形基板はそのまま(円形)だと実装機に流せません。そこで捨て板をつけて、Vカットやミシン目で切り離せるようにする必要があります。

以前の勤務先に入社した頃、すでに円形の基板がありました。中国で作っていたようです。
それは捨て板も何もなく、最初から円形で作られていました。
これをどうやって実装機に流していたかと言うと、なんと耐熱板を加工して、そのジグに載せて流していました。
1枚ずつそれを手作業でやっていたのですからたまりません。何も疑問に思わなかったのかな。

最初は確かに円形の基板を入れる筐体だったのでしょうけど、実際は四角い筐体に変わり、円形でなくても構わないことに誰も気づいていませんでした。
それで四角い基板を私が設計し直した次第です。LED基板でしたが、ついでにドライバー回路も組み込みました。

ほかの筐体では円形の基板でなければ組込ができないので、捨て板をつけて、実装後にうまく切り離せるようにしました。

LEDといえばアルミベース基板でしたけど、値段も納期もかかっていました。

そこで普通のガラスエポキシ基板で代用できないものかと検討して実際に作ったりしました。あまりにも発熱が多い機種だと難しいのですが、その発熱を検討・実験して、基板を金属筐体に取り付ければうまく熱を逃がせることがわかったのです。

そのうちに高熱伝導のCEM-3が出てきましたけど、結局自分では使わずじまいでした。

- CafeLog -